ハードディスクを物理的に破壊する方法
3.5インチタイプ
2.5インチタイプ
ハードディスクは精密機械なので、通常使用でも少しの振動や埃で故障してしまいます。同様にハンマーでハードディスクをたたく、穴をあけるなどを行うことによって物理的にデータを破壊することができます。ただしハードディスクを壊しても、データは目で見えませんので、本当にデータが破壊されているかはわかりません。
データを物理的に破壊する方法から、巷のうわさまでご紹介します。
なお、ハードディスクを取り出す方法については「パソコンを分解してハードディスクを取り出す方法」
SSDの物理的に破壊については「SSDを物理的に破壊する方法」をご参照ください。
目次
1. 隙間から内部を破損させる
ハードディスクは金属でできた硬いものですが、外部を壊さなくても、内部を少し破損させだけ、データの読み取りがとても困難になります。
- ハードディスク側面か裏面にある銀色のシールをはがす。
- 穴が見えるので、ドライバなど硬いものを差し込む。
- ドライバを左右に動かすと記録面(プラッター)が傷ついたり曲がります。
- 破壊完了です。ガラスや金属片が飛びますので十分に注意してください。
2. 手で分解する
メーカーによっては、ネジ穴の形がトルクスねじが利用されています。ネジの場所や、数、大きさはそれぞれ違います。
- HDD前面にネジを外す。
- 前面のラベルをはがすとネジが隠れている場合があるので外す。
- フタとケースの間にマイナスドライバーを挿して持ち上げるとフタが取れる。
- アームを外してパーキングゾーンにヘッドを移動させる
- プラッターの中心、回転軸のネジを外す。
- プラッターを外す。
ハードディスクは精密機器です。分解すると、再びふたをしても通常はデータが読めなくなります。ホコリやゴミが内部に入り記録面に付着するからです。
3. ハンマーでたたく
そのまま叩くとへこみます。多くのハードディスクは、裏側の外部に露出している基盤やチップが破損したことが原因で動かなくなります。記録面(プラッター)が破損しているかは不明です。
4. ドリルで穴をあける
ドリルでハードディスク内部にある記録面(プラッター)を破損させる方法です。ハードディスクの裏側を見るとプラッターの中心が分かるので、中心から少し離れたところに数か所に穴をあけて下さい。
- ハードディスクは硬いので、ドリルの刃が折れて怪我をする可能性があります。
- プラッターがない誤った場所を破壊していた場合はデータの復元が可能です。
- ドリルは貫通してください。プラッターはハンバーガーのように4枚程度重なっているので、壊れていないプラッターが存在することになります。
5. 水につける
ハードディスクは精密機器です。水につけたあとにそのままにしておくと通常はデータが読めなくなります。基盤やチップが錆びたり、ホコリやゴミが内部に入り記録面に付着するからです。
ただし、データが記憶されているプラッターが破損しているかは不明です。濡れてしまったハードディスクを復旧させた事例もあります。
6. 電子レンジでチンする
データは壊れません。巷のうわさですので止めましょう。裏側の外部に露出している基盤やチップが破損したことが原因で動かなる可能性はあります。
ハードディスクは磁性体を塗ったプラッター(磁気ディスク)に、磁気ヘッドを使って情報を記録・再生します。そのハードディスクの磁気(保磁力)を電子レンジの電磁波で破壊してしまおうという原理です。電子レンジ程度の電磁波では壊れません。
7. 破壊したHDDを廃棄する方法
破壊したHDDを廃棄する方法は、燃えないゴミで捨てる、パソコンリユース企業に依頼するなどあります。詳しくは「ハードディスク(HDD・SSD)の廃棄方法」を参照ください。
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