windows98を廃棄する方法

更新日: 2024年11月28日 著者: 前田 知伸

Windows 98搭載のパソコンを廃棄する方法は「パソコン廃棄.comに廃棄を依頼する」「メーカーに廃棄を依頼する」「自治体で廃棄する（小型家電リサイクル法）」の3種類です。

データ消去の方法は、データ消去ソフトを利用するか、データの入った記憶装置（ハードディスク）を壊すかのどちらかです。1998年前後に発売したパソコンには、一般的にデータ消去ソフトは付属していませんので、インターネットでソフトを入手して下さい。

ハードディスクを壊す場合は、パソコン本体を大破させないようにしてください。大破してしまうとメーカーやパソコン廃棄.comで廃棄が出来なくなります。

NEC：ValueStar NX、Lavie NX 、mobio NX 、CEREB NX
富士通：FMV-DESKPOWER、FMV-BIBLO、FMV-DESKPOWER プリシェ
東芝：DynaBook、Libretto
IBM：ThinkPad、Aptiva
松下電器産業：PRONOTE、Let's note
SHARP：Mebius
SONY：VAIO PCG、VAIO PCV
COMPAQ：PRESARIO
DELL：Dimension XPS、Insprion
EPSON：Endeavor

Windows 98とは、マイクロソフトが1998年に発売したパソコン用オペレーティングシステム（OS）のことです。一般的にはWindows 98がインストールされたパソコン全体のことを指します。デスクトップパソコンは主にCRTディスプレイと一緒に販売されていて、フロッピードライブや上位機種には2倍速書き込み程度のCD-Rドライブが搭載されています。ノートパソコンは液晶がDSTNで12～14インチ、画面の比率が4:3、でした。iMacが発売されたのも1998年です。インターネットも普及は進んでおらず、アナログ電話回線とモデムを使い、通信料金は従量制、文字のやり取りをする程度がやっとでした。（現在は、高速光通信で月額定額制）

Windows 98搭載のメーカーパソコンは簡単に初期化する方法がありません。初期化の手順は主にWindows98のOS（CDやフロッピー）と各種周辺機器を動かすドライバーソフトを使用します。

大まかな手順

1. 設定をバックアップする（インターネットの設定や、ID・パスワード）
2. ドライバーをバックアップする（グラフィック、サウンド、マザーボードや種周辺機器）
3. Windows 98の起動ディスクを利用して「Windows 98 セットアップ」を起動
4. Windows 98セットアップウィザードが始まるので、設定を行う。
5. ドライバーのインストール
6. マイクロソフト社のホームページよりWindows98の「Windows (System) Update」を行う。
7. データ・設定を復元する

注意点

マイクロソフトや各メーカーではWindows 98のサポートを終了しています。初期化に必要なドライバーやソフトウェアの提供が無くなっており、完全に初期化できない場合がありますので、なるべく初期化せず、そのまま利用を継続することをお勧めします。

初期化すると、一見データが全て無くなって購入時の状態に戻ったかのように見えますが、実は見た目だけで、初期化前の写真や動画をデータ復元ソフトで復元できます。これはデータ消去＝初期化ではないからです。

初期化のメリット

ウイルス・スパイウェアを削除できる、パソコンの動作が軽くなる（不要なソフトやたまった設定情報の削除）

Windows 98搭載のパソコンは廃棄できます。あれだけ高価だったパソコンも残念ながらPCとして再利用する価値はありません。どの廃棄方法もパソコンとしてではなく、鉄やアルミ、微量の貴金属をパソコンから取り出すリサイクルを行っています。正しく捨てることで環境の負荷を下げ、循環型社会の役に立ちます。