Fireタブレットを使用していると、突然フリーズして動かなくなることがあります。Fireタブレットがフリーズする原因はさまざま。原因を知ることで、フリーズしないように対策を取ることもできます。
この記事では、Fireタブレットがフリーズする原因と対処法と再起動を繰り返す場合の対処法を解説します。フリーズなどの不具合が解消した後に、今後フリーズさせないように対策も紹介しています。
Fireタブレットがフリーズして困っている場合や、フリーズさせないように使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
目次
Fireタブレットがフリーズする場合、その原因はさまざまです。主な原因は、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
Fireタブレットが起動しない場合の対処法は、以下記事でも詳しく解説しています。
Fireタブレットが起動しない!原因とロゴが出たままの場合の対処法>>
Fireタブレットのメモリは限られています。そのため、同時に複数のアプリを起動していると、メモリが圧迫されてフリーズする可能性があります。未使用のアプリは終了し、必要最低限のアプリだけを起動しましょう。
Fireタブレットのメモリは2~4GBのものが多いです。簡単な動作をするには充分ですが、複数のアプリを同時に実行する、大量のメモリを消費するアプリを実行するなどすると容量が不足して、フリーズすることがあります。
Fireタブレットのキャッシュとは、前回利用したアプリのデータなどを保存しておき、次回以降の読み込みを速くするために利用される一時的なデータのことです。アプリを利用していない場合には、不要なデータのため削除しても問題ありません。
アプリの利用中に生成されたキャッシュが溜まると、タブレットの動作が遅くなり、フリーズすることがあります。定期的にキャッシュをクリアすることが重要です。
最新のソフトウェアには、バグ修正やパフォーマンスの改善が行われていることが多いです。Fireタブレットのソフトウェアのバージョンが最新でない場合、バグやウイルス感染によりフリーズすることがあります。ソフトウェアは、常に最新の状態を保つことが推奨されています。
バッテリーの残量が少ない場合、動作が不安定になりフリーズする可能性があります。充電残量が20%以下など少ない場合には、バッテリーセーバーや低電力モードがオンになり、端末の電力を節約するためにさまざまな機能がオフになります。そのため動作が重くなる、フリーズするなどの原因になることがあります。
Fireタブレットを長時間高負荷な状況で使用され続けると、熱暴走を起こしてフリーズすることがあります。長時間の使用は避けて、本体が熱くなったら風通しのよい涼しい場所で充分に温度を下げてから使用しましょう。Fireタブレットを使用する際には、適度に休憩してFireタブレットを休ませる時間を設けることも大切です。
インターネットの接続速度が遅いと、オンラインでのアプリの動作が遅くなり、Fireタブレット全体がフリーズする可能性があります。回線速度が遅い場合は、接続環境を改善する、またはオフラインで作業しましょう。
Fireタブレットを長期間使用していると性能が低下して、内部的な故障が発生する可能性があります。定期的なメンテナンスや適切な使用方法を続けることで、経年劣化を遅らせることも可能です。
ただし、fireタブレットの寿命は2~3年と言われているため、それ以上使用している場合は経年劣化や故障を疑いましょう。
Fireタブレットがウイルスに感染すると、正常に動作が妨げられ、フリーズする可能性があります。ウイルス感染のリスクを避けるためには、以下の注意が必要です。
Fireタブレットがフリーズする原因はさまざまですが、以下の方法で解決できる可能性があります。
Fireタブレットがフリーズした場合には、焦らずに以下の手順に従って対処してみてください。
まずは、ゆっくりとFireタブレットを充電してみましょう。バッテリーの残量が少ないと動作が不安定になることがあり、フリーズの原因になることもあります。以下の手順で、FireタブレットをUSBケーブルで充電します。
充電しても反応がない場合や、画面表示がおかしいときは、別の手段を試してみましょう。
充電しても問題が解決しない場合は、リカバリーモードで強制再起動してみてください。一般的な再起動を強制的に行う方法で、システムを安全に再起動させます。これにより、タブレットのメモリがクリアされ、フリーズが解消される可能性があります。
まずは、アプリの強制終了を試してみましょう。フリーズしたアプリを強制的に閉じることで、タブレット全体の動作が戻ることもあります。
上記の方法でうまくいかない場合、本体を強制終了しましょう。Fireタブレットは、電源ボタンを20~30秒程度、長押しすることで強制終了できます。
電源ボタンを10~20秒程度押していると、画面が暗くなります。数十秒経ってから、電源ボタンを2~3秒押すと電源がオンになり、Amazonのロゴが表示されます。その後、Fireの文字が表示され、システムが起動します。問題なく動作することを確認しましょう。
Fireタブレットに関連付けられたアカウントやデータが、不具合の原因である可能性もあります。その場合、タレットの登録解除と再登録を行うことで問題が解消することがあります。
以上の通り、登録が完了すれば設定は完了です。アプリやコンテンツが再ダウンロードされ、Fireタブレットが使える状態に戻ります。
ただし、登録を解除すると全てのデータを削除するため、大切なデータのバックアップを取ることを忘れないようにしましょう。
セーフモードは、Fireタブレットが安定した状態で起動するモードです。セーフモードでは、起動時に購入後にダウンロードしたアプリが動作しないため、それらのアプリがフリーズの原因である場合、影響を受けずにタブレットを使用できます。
「セーフモード」の文字が、画面に表示されていれば成功です。セーフモードでフリーズが改善する場合、購入後にダウンロードしたアプリが原因である可能性が高いです。原因のアプリを、以下の手順でアンインストールしましょう。
Fireタブレットのフリーズが解消したら、次からはフリーズさせないように注意したいものです。Fireタブレットをフリーズさせないためには、以下の点に注意して使用しましょう。
それぞれ解説します。
複数のアプリを起動している場合には、Fireタブレットのメモリが消費されてフリーズする可能性があります。また、バックグラウンドで動作しているアプリが多い場合にも、タブレットがフリーズする原因になります。
アプリは開いた状態で放置しておくと、バックグラウンドで稼働し続けてメモリを占領します。以下の手順で、不要なアプリをこまめに終了してメモリを解放しましょう。
FireタブレットのOSやアプリのアップデートには、不具合の修正や新機能の追加だけでなく、セキュリティの強化も含まれています。
ソフトウェアを最新の状態に保つことで、予期せぬフリーズを防ぐことができます。以下の手順で、ソフトウェアのバージョンを確認し、最新でない場合は更新しましょう。
Fireタブレットはパソコンと同じで、長時間使用すると一時的なデータが溜まり、処理速度が低下したり、フリーズしたりすることがあります。定期的に再起動することで、一時的なデータをクリアしてシステムの安定性を保つため、Fireタブレットのパフォーマンスを維持できます。
Fireタブレットを使用していると、常に電源を入れっぱなしの場合も少なくないかもしれません。しかし定期的に電源をオフにすることで、メモリが解放されてフリーズを予防できます。
また、電源を長時間つけっぱなしにしていると、Fireタブレットの電子部品が過度に熱を持つことがあります。熱暴走を防ぐためにも、定期的に電源をオフにして端末を休ませることも大切です。Fireタブレットを使用していない時には電源を切る、またはスリープモードにしましょう。
Fireタブレットをフリーズさせないためには、バッテリーが極端に少ない状態での使用を避けることも大切です。バッテリーが低下すると、タブレットの動作が不安定になり、フリーズする原因となることもあります。バッテリーの状態も、常に注意しましょう。
Fireタブレットは落下などの衝撃には弱く、フリーズなどの不具合の原因になることもあります。
そのため、タブレットケースを使用して、物理的なダメージからタブレットを守ることも重要です。予期せぬ落下や衝撃などから、Fireタブレットを守れば、フリーズや故障などのトラブルを避けられます。
Fireタブレットはフリーズだけでなく、再起動を繰り返す不具合が起こる場合もあります。再起動を繰り返して動作が不安定な場合には、以下3つの手順を試してみてください。
Fireタブレットを初期化すると、タブレット内部のソフトウェアの問題を解消できる可能性があります。初期化するとすべてのデータが消去されるため、事前にバックアップを取っておきましょう。また。Fireタブレットを初期化する前には、以下の点に注意しましょう。
バックアップ:初期化を行うと、Fireタブレット上のデータすべてが消去されます。大切な写真やドキュメントなどは、クラウドやPCなどにバックアップを取っておきましょう。
アカウント情報:初期化後は、Fireタブレットを再度使用する際にAmazonアカウントの情報が必要になります。アカウント名やパスワードを忘れないように注意しましょう。
初期化の完了:初期化には数分から数十分の時間がかかることがあります。充分に充電するか、アダプターを繋ぎっぱなしにして行うことをおすすめします。
Fireタブレットがフリーズしている場合や、設定を開けない場合はリカバリーモードを起動して初期化します。
Fireタブレットの初期化については、下記記事でも詳しく解説しています。
Fireタブレットを譲渡するなら初期化しよう!できない場合はどうする?>>
Fireタブレットを初期化しても問題が解決しない場合は、故障している可能性もあります。Amazonカスタマーサービスに相談しましょう。保証期間内の場合は、無料で修理できる可能性もあります。
Fireタブレットが古い場合、買い替えることを検討するのも良いでしょう。スペックの高いFireタブレットに買い替えれば、より多くのメモリを搭載しており処理能力も高いため、フリーズしにくくなるでしょう。
作業内容がFireタブレットのスペックに見合っていない場合は、新しいタブレットに買い替えることで快適に作業できるようになります。
Fireタブレットがフリーズした場合には、複数のアプリを起動している、キャッシュが溜まっているなどさまざまな原因があります。
Fireタブレットがフリーズした場合は、まず充電して強制再起動を試してみてください。それでも解決しない場合は強制終了する、セーフモードでの起動も試してみましょう。
フリーズが解消しない場合や再起動を繰り返す場合は、端末が故障している可能性もあります。Amazonカスタマーサービスに相談する、新しいFireタブレットを購入することも検討するのも良い方法です。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。