「最近Xperiaの電池の減りが早いからバッテリーを交換したいけど、自分でできるの?」
「バッテリー交換はどこに依頼すればいい? 依頼した場合、費用はどれくらいかかる?」
Xperiaのバッテリー劣化を感じた時に、このような疑問を持つ人も多いでしょう。
バッテリーは消耗品であるため、いつかは交換しなくてはなりません。
そこでこの記事では、バッテリーはいつ交換すればいいのか、交換作業は自分でできるのか、依頼するとしたらどこにバッテリー交換を依頼すればいいのか、どれくらいお金がかかるのか、といったことについて解説していきます。
【この記事でわかること】
目次
Xperiaのバッテリーの寿命は約2年と言われています。
もちろんXperiaの使用方法や保管方法によってバッテリーの寿命は変わってきますが、500回充電すると最大容量が約80%まで劣化し、充電の減りも早くなってしまいます。
バッテリーが劣化すると、以下のような症状が発生するようになります。
バッテリーの減りが早くなってしまうと、しっかり充電してから家を出ても、外出中に電池残量がなくなってしまうということが頻発してしまいます。
こんな状態では、スマートフォンとしての役割を果たせているとは言えません。
一般的な範囲でXperiaを使用していた場合、大体2年ぐらい経った時にこういった症状が出始めますので、バッテリーの寿命だと割り切り、バッテリー交換を検討してみるべきでしょう。
ここでは、Xperiaのバッテリー交換を自分で行う事が可能なのかどうかや、自分で交換作業を行うメリットとデメリットについて紹介していきます。
結論から言いますと、Xperiaのバッテリー交換は、自分で行うことも可能ではあります。
しかし現在のスマホはほとんどが「バッテリー内蔵型」であり、個人で内蔵型のバッテリー交換を行うにはそれなりの知識とスキルが必要となります。
特別な知識を持たない普通の人が簡単に行える作業ではありません。
従って、自分でバッテリー交換を行うかどうかは、Xperia本体やハード修理について自分がどれだけの知識・スキルがあるのかを考慮しながら判断すべきでしょう。
自分でバッテリー交換を行う最大のメリットは、費用が安く済むということです。
業者へ修理を依頼すれば、当然修理代がかかります。
修理代には、バッテリー代に加えて、修理に当たる人の人件費や技術料などがかかるため、高額になりやすいものです。
しかし個人で済ませられるのならば、かかる費用は交換する新しいバッテリー代のみとなります。
前述の通り、Xperiaのバッテリー交換は高度な専門知識と技術が必要であるため、個人での対応が難しいです。
自分で交換した方が安く済むからと安易に交換作業を行うと、重大な故障に繋がってしまうかもしれません。
これが、自分でバッテリー交換を行う最大のデメリットと言えるでしょう。
費用を抑えようとした結果、Xperiaがよりひどい状態となってしまい、結局は修理業者に頼ることになってバッテリー交換以上の費用がかかってしまう、ということも充分にあり得ます。
自分でバッテリー交換を行うメリットとデメリットを考慮すると、よほど専門的な知識を持っている人以外は、多少費用はかかるものの素直に業者に依頼するのがベストでしょう。
安物買いの銭失いにならないよう、自分で対応しようとせず、メーカーや町の修理業者の中から費用の安いところを探すという方法をおすすめします。
Xperiaのバッテリー交換を依頼できる店(業者)は、主に以下の3つとなります。
それぞれの特徴や、バッテリー交換にかかる費用について解説します。
Xperiaを作っているのはSONYです。
製造元ですから、修理やバッテリー交換を依頼する業者としては最も信頼できます。
SONYに依頼する最大のメリットは、この信頼感でしょう。
しかしデメリットもあります。
これはSONYに限りませんが、保証期間を過ぎているスマホの場合、修理やバッテリー交換費用が高額になりやすいのです。
また、交換作業が完了してXperiaが手元に戻ってくるまでの期間も長くなりがちです。
多少費用・期間がかかっても、一番確かな方法でバッテリー交換を行いたいと考える場合は、SONYに依頼するのがよいでしょう。
なお費用についてですが、SONY関連の公式ページにはXperiaのバッテリー交換費用について掲載がありません。(2022年10月現在)
費用を知りたい場合は、以下のXperia公式サポートページから問い合わせてみてください。
Xperiaを購入したキャリア(docomo・au・SoftBank)にバッテリー交換を依頼するという方法もあります。
各キャリアが用意している補償サービスに加入している場合は、交換費用がかなり安くなるため、キャリアへ依頼するのがおすすめです。
docomoの補償サービスに入っていた場合のバッテリー交換費用は以下の通りです。
補償サービス名 | ・smartあんしん補償 ・ケータイ補償サービス |
補償サービスの月額 | ・smartあんしん補償 : 330円~990円(税込) ・ケータイ補償サービス : 363円~1,100円(税込) |
補償サービスに入っていた場合の バッテリー交換費用 | 上限3,300円(税込) |
なお、補償サービスに加入していない場合のバッテリー交換費用の目安は11,110円(税込)となります。
auの補償サービスに入っていた場合のバッテリー交換費用は以下の通りです。
補償サービス名 | 故障紛失サポート |
補償サービスの月額 | 418円~726円(税込) |
補償サービスに入っていた場合の バッテリー交換費用 | 上限5,500円(税込) |
docomoに比べると上限となる費用が高いですが、その分補償サービスの月額が安くなっています。
なお、補償サービスに入っていない場合の交換費用は契約年数などによって異なりますので、店頭に行って質問するか、au公式サポートまで問い合わせてみてください。
参考:預かり修理 | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
SoftBankの補償サービスに入っていた場合のバッテリー交換費用は以下の通りです。
補償サービス名 | あんしん保証パック(プラス) |
補償サービスの月額 | 550円~715円(税込) |
補償サービスに入っていた場合の バッテリー交換費用 | 上限3,300円(税込) |
なお、補償サービスに入っていない場合の交換費用は8,250円(税込)です。
参考:[スマートフォン]電池(バッテリー)の減りが早くなってきました。交換費用を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
メーカーの保証期間が過ぎ、キャリアの補償サービスにも入っていない場合は、スマホ修理業者へ依頼すると費用を安く抑えられる可能性が高いです。
業者によって費用は大きく変わりますが、大体4,000円~8,000円ほどで交換可能な業者が多いです。
ただし、業者によって技術やサービスがピンキリであるため、ハズレの業者に当たってしまうとやたらと高い費用を請求されてしまったり、粗悪な交換作業によってXperia本体のパーツがダメージを受けてしまったりすることがあるので、業者選びは慎重に行いましょう。
バッテリーは、普段のスマホの使い方によって短命で終わることもあれば長く使えることもあります。
バッテリーを長持ちさせたいと考えているならば、普段から以下のようなことに気を配ってください。
Xperiaをはじめとするスマホには、基本的にリチウムイオン電池が使用されています。
リチウムイオン電池は、充電量が20%~80%の状態が最も負荷がかからず、高いパフォーマンスを発揮できます。
従って、充電する時にはなるべく100%にならないように意識しましょう。
特に、100%になっているのにそのまま充電しっぱなしという状態は、バッテリーにダメージを与え続けていることになってしまうので要注意です。
Xperiaが電力を消費しやすい状態にあると、当然充電回数も増えることになります。
リチウムイオン電池は500回の充電で寿命を迎えるとされているため、充電回数はできるだけ抑えた方が長持ちします。
従って、普段の電力消費量を下げるような設定・使用方法を意識すると、バッテリーが長持ちしやすくなります。
具体的には、以下のような方法です
どれも細かいことですが、この積み重ねが電力消費を抑え、結果的に充電回数を抑えることに繋がります。
スマホは熱に弱いです。
熱を持った状態が続くと、バッテリーの劣化を進めてしまいます。
普段から、なるべくXperiaが熱を持たないように気を付けることでバッテリーも長持ちしますので、以下のような熱を持ちやすい行動は避けるようにしてください。
以上、Xperiaのバッテリー交換についての解説記事でした。
バッテリー交換は個人でもできますが、前述の通り素人が下手に内蔵型バッテリーの交換をしようとすると故障に繋がってしまう事があるので、費用はかかるものの業者に依頼すべきでしょう。
業者に依頼する際は、費用を考慮すると以下の優先順位がよいと思います。
ただし、一般の修理業者に依頼してしまうと、以降は公式サポートを受けられなくなる可能性があるため、それが嫌な場合は多少費用が嵩んでもメーカーへバッテリー交換を依頼するのがよいでしょう。
なお、ある程度の年数に渡って使用しているスマホの場合、せっかくバッテリーを交換してもすぐに違う不具合が出てしまい、また修理に出さなければならないというケースもあります。
そういった心配がある場合は、買い替えも選択肢の一つとして検討してみてください。
なお買い替えた場合は、古いXperiaが不要になるでしょう。
そんな時は「パソコン廃棄.com」の利用が便利です。
「パソコン廃棄.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ不要になったXperiaを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたXperiaのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。