「スマホの画面をタッチしても反応しない」「スマホの画面をタッチしても違う箇所が反応する」
などと、スマホの画面をタッチしているのものの、正常に反応しないトラブルに見舞われた方も多いのではないでしょうか?
スマホの画面が正常に反応しないと使用にとても大きな影響がでるため、すぐにでも改善したいものです。
しかし原因が分からず、対処できないと困る方もいるでしょう。
そこでこの記事では、スマホのタッチパネルが反応しないときの原因から対処法について解説します。
【この記事でわかること】
目次
スマホのタッチパネルが反応しない原因は次の7つです。
スマホのタッチパネルが正常に反応しない場合は、まずは原因を把握する必要があります。
ここでは、それぞれの原因について詳しくみてみましょう。
1つ目がスマホに不具合があるためです。
Android端末のみならず、iOS端末を含めて端末に不具合があると、タッチパネルが正常に反応しないことがあるのです。
とはいってもソフトウェアが問題で正常に反応しない場合は、再起動をすれば改善する可能性があります。
次に紹介する画面の故障が該当しない場合は、ハードウェアが故障している可能性が高いといえます。
2つ目が画面が故障しているためです。
画面にヒビが入っていたり、画面が欠けていたりすると、画面が正常に反応しない場合があります。
画面が故障している場合は修理に出すまでの期間、ガラスフィルムを貼って異物の侵入を防ぎましょう。
画面が割れている場合は手を怪我する可能性があるほか、水が侵入してしまう可能性もあるため、できるだけ早めに修理することをおすすめします。
3つ目が画面保護シートを上手に貼れていないためです。
スマホの画面が割れるのを防ぐために、画面保護シートを貼る方もいるでしょう。しかし、画面保護シートの品質によっては、タッチパネルの精度が悪くなることがあります。
さらに画面保護シートの間に空気やゴミが入っている状態も、精度を悪くする原因です。
画面保護シートを貼る場合はタッチパネルの精度に影響が出ないものにし、貼る際は汚れや空気をしっかりと除いてから貼るようにしましょう。
4つ目がスマホのストレージに余裕がないためです。
スマホ内に画像や動画などのファイルが大量に保存されていると、ストレージ内の容量を多く占める原因となり、動作が重くなることがあります。
タッチが重い場合は、後ほど紹介するファイルや写真の削除を行う必要があります。
5つ目が画面に水が付着しているためです。
画面に水が付着していると、操作が正常にできないことがあります。
特にお風呂場でスマホを使用したり、少しでも水滴がついていたりすると、正常に反応しないため画面の水滴はしっかりと拭き取るようにしましょう。
6つ目が指が乾燥しているためです。
スマホのタッチパネルはセンサーが指の静電気に反応して動作しているのですが、乾燥していると静電気が起きにくくなります。
画面が壊れていないのに反応しない、汚れがないのに反応しない場合は、指が乾燥している可能性があります。
特に冬は指が乾燥しやすいため、常に潤しておくことが重要です。
7つ目が手袋をつけて画面を操作しているためです。
基本的に多くのスマホは、スマホ対応の手袋を除いて手袋の操作では正常に動作しません。
Androidの端末によっては「手袋モード」といわれるものがあり、そちらの機能を利用すれば操作をしやすくなる可能性はあります。
しかし、手袋をつけていると素手の状態より反応しにくくなると覚えておきましょう。
スマホのタッチパネルが反応しない場合の対処法は次の5つです。
もしもスマホのタッチパネルが正常に反応しない場合は、これから紹介する対処法を行ってみてください。
1つ目がスマホの再起動を行うことです。
スマホを再起動するとソフトウェアが正常になり、タッチパネルが正常に作動するようになる可能性があります。
スマホの再起動はAndroidとiOSで異なるため、自身の端末の再起動方法を調べて行いましょう。
Androidの再起動方法は機種によって異なります。
代表的な機種の再起動方法は次のとおりです。
iOSの再起動方法は次のとおりです。
なおiOSに対応していない端末では再起動する手順が異なるため、注意してください。
参照:iPhoneを強制的に再起動する – Apple サポート (日本)
2つ目が保護シートを貼り直すことです。
原因でも述べたように、保護シートが原因でスマホのタッチパネルが正常に反応しないことがあります。
そのため、次のことを意識して保護シートを貼り直しましょう。
これらを工夫することで保護シートを綺麗に貼れます。
3つ目がストレージ容量を増やすことです。
画像や動画が多いと、動作が重くなり反応が鈍くなることがあります。
自身の使用している端末に合わせてストレージ容量を空けましょう。
Androidでストレージ容量を増やす方法は、次のとおりです。
なお、この手順で何がストレージを占めているかがわかるようになります。
iOSでストレージ容量を増やす方法は、次のとおりです。
どのアプリがストレージを圧迫しているのか確認して、削除していきましょう。
4つ目が画面を拭き直すことです。
原因でも述べたとおり、画面に汚れや水滴がついていると、タッチパネルが正常に反応しません。
画面をしっかりと拭いて、タッチパネルが正常に反応するか確認しましょう。
5つ目がキャッシュを削除することです。
キャッシュが溜まっているのも、動作を重くする原因の1つです。
キャッシュは日々蓄積されているため、こまめに削除するようにしましょう。
Androidでキャッシュを削除する方法は、次のとおりです。
多くの容量を占めているものから、キャッシュを削除するようにしましょう。
iOSでキャッシュを削除する方法は、次のとおりです。
Google Chromeをブラウザに使用している場合は、次の手順で行います。
以上で完了です。
ここまでは、スマホのタッチパネルが反応しない場合の対処法について解説しました。
もしも対処法を行ったものの改善されない場合は、修理に出す必要があります。
修理方法には次の2つがあります。
自分で行う方法もありますが、そちらは故障するリスクが非常に高いためおすすめしません。
それぞれの修理方法をみていきましょう。
1つ目が専門店への修理依頼です。
専門店へ修理を依頼するメリットは、公式への依頼に比べて対応が早く、料金が安いことです。
そのため、すぐに修理をしてもらいたい人や、予算を安く抑えたい人には最適といえます。
しかし、専門店へ依頼した後に公式サポートへ依頼しても、保証対象外となる可能性があります。
公式サポートへ依頼する予定がある場合は、専門店への修理依頼は避けたほうがよいでしょう。
2つ目が公式サポートへの修理依頼です。
公式サポートへ依頼するメリットは、なんといっても安心感があり、確実に修理できることです。
専門店への修理といっても、なかには悪質な業者がいます。一方、公式であれば確実に修理ができます。
専門店への修理依頼に比べて時間はかかるものの、費用をかけても確実に修理したい人におすすめです。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。