Google Pixelのバッテリーは、使用頻度や環境によって劣化していきます。
バッテリーの劣化が進むと、充電の減りが早くなったり、電源が立ち上がりにくくなったりといった症状が現れます。
バッテリー交換をすることで、買い換えることなくGoogle Pixelを長く使うことが可能です。
この記事では
について解説していきます。
目次
Google Pixelに以下のような症状が現れた場合はバッテリーの交換を検討します。
満タンまで充電しても一日の終わりには数%しか残っていない、または一日バッテリーが保たない場合はバッテリーが劣化している可能性が高くなります。
電力消費の激しいゲームや動画視聴を一日中しているわけではないのにバッテリーがやたらと減る場合は最大容量がすでに減っていることを意味します。
Google Pixelのバッテリーはリチウムイオンバッテリーを使用しているため、充電を繰り返すことによる劣化が避けられません。
通常の使用でおおよそ2年程度経過すると劣化が始まるので、購入してから左記の期間以上に使っている場合は間違いなくバッテリーが劣化していると考えてよいでしょう。
Google Pixelの画面上でバッテリーが充電されていることが表示されているのに充電が進まない、あるいは充電されない場合はバッテリーの寿命です。
充電されないバッテリーに充電ケーブルを挿し続けることは安全面でも問題が生じることがあるので、充電を中止し、ただちに交換または修理を受けるようにしましょう。
電源が全く入らない場合もバッテリーの故障または寿命ということになります。
リチウムイオンバッテリーは放電しきってしまうと充電できなくなることがあり、その場合は劣化状況に関係なく二度と充電することができません。
充電しても電源が入らない場合はバッテリーが使い物にならなくなった可能性が高くなります。
Google Pixelを使っていて突然電源が落ちるような場合もバッテリーが劣化している可能性があります。
リチウムイオンバッテリーは劣化してくるとピーク時に放電できる電流が減り、Pixel本体が要求するだけの電力を供給できないこともあります。
リチウムイオンバッテリーは劣化すると電解液が分解してガスが発生し、バッテリーが膨張することがあります。
またバッテリーに強い衝撃や力などが加わると、バッテリーが損傷して膨張したり、高温や低温の環境下でバッテリーを使用すると、バッテリーが劣化しやすくなり、膨張するリスクが高まります。
具体的には以下の行為がバッテリーの劣化や膨張の原因となる可能性があります。
リチウムイオンバッテリーの膨張は火災や爆発の原因となる危険性があるので、すぐに使用を中止し、専門業者に修理を依頼しましょう。
Google Pixelのバッテリーを交換する方法は主に3つあります。
交換方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
Google Pixel正規修理店で交換する | ・純正バッテリーに交換してもらえる ・保証が付く | ・価格が高い ・近隣に店舗がない場合は郵送する必要がある |
民間の修理業者で交換する | ・正規修理店よりも安くなる ・修理時間が早い | ・社外品のバッテリーになるので、バッテリーの残量などに不具合が出る可能性がある ・店舗によっては保証期間がない |
自分で交換する | ・最も安く交換できる | ・本体を破損させるリスクがある |
Google Pixel正規修理店のiCrackedで交換するのがもっとも安心かつ純正パーツで交換してもらえる方法です。
純正パーツであるということはGoogleが設計したとおりの電圧、バッテリー容量で動作するので不具合を起こす可能性が低くなるメリットがあります。
またiCrackedは修理後3ヶ月間の保証を設けているので、バッテリー交換後に万が一不調が起きても無償で再度修理を受けることができます。
一方で純正パーツを利用するため交換費用が高くなる傾向にあり、
ほどかかります。
正規修理店のiCracked以外にも民間の修理業者でバッテリー交換を受けることができます。
民間の修理業者の場合は交換費用が安くなることと修理時間が早いことがメリットです。
交換費用は店舗やモデルによって異なりますが、
の範囲に収まることが多くなります。
一方でGoogle Pixel純正のバッテリーではないので、極低い可能性ではありますが、バッテリーの容量や残量表示に不具合が起こることもあります。
また修理の店舗によっては保証期間を設けていないところもあるので、バッテリー交換直後に不具合が起きた場合は再度修理を有償で受ける必要がある点がデメリットといえます。
Google Pixelはがんばれば自分でバッテリーを交換することもできます。
自分で交換する最大のメリットは交換費用が最も安くなることです。
必要な工具を揃えても店舗で交換するよりも数千円ほど安く交換が可能です。
交換の手順はIFIXITというサイトに詳細な手順が記載されているので、自分のモデルの交換方法がアップされているか確認しましょう。
ただし自分で交換する場合、慣れていない人は破損させるリスクが伴います。
パネルを剥がすときに割ってしまったり、防水用にシーリングを破いてしまったりする可能性があります。
また無事交換できても何かしらの不具合が生じて手に負えなくなった場合は結局修理に出さざるを得ないので余計にコストがかかります。
腕に自信がある人以外は自分で交換しないで、修理に出すことをおすすめします。
以上、Google Pixelのバッテリー交換方法について解説してきました。
バッテリーを交換する方法は大きく以下の3つです。
このうち自分で交換する方法は腕に自信がある人以外にはおすすめできないので、素直に修理に出すことをおすすめします。
バッテリーはどんなに丁寧に扱っても必ず劣化するものなので、Google Pixelを長く使いたい場合は交換するしかありません。
一方で機種自体が古く、新しいモデルに買い換えるという選択肢もあります。
古い機種を安心して処分したいときはパソコン廃棄.comのサービスが安心です。
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監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。