スマホを長期間使っているとバッテリーの減りが早くなってきたと感じることはありませんか?
スマホのバッテリーは充電を繰り返すと劣化していくので、最大容量が徐々に減っていきます。
この記事では
について解説していきます。
目次
スマホのバッテリーが劣化する原因には以下のようなものがあります。
スマホのバッテリーはリチウムイオン電池を使用しているため、充電するたびに容量が低下します。
また過剰な充電もバッテリーを劣化させる原因となります。
スマホのバッテリーは充放電の方法によっても劣化します。
急速充電や一気に放電するような使い方はバッテリーの劣化を早めます。
。逆に充電を少しずつ行い、放電を適度に行うことでバッテリーの寿命を延ばすことができます。
スマホのバッテリーは高温または低温の環境下で使用すると劣化します。
高温の環境下ではバッテリー内部の化学反応が活性化され寿命が短くなります。
一方、低温の環境下ではバッテリーの容量が低下するため、使用時間が短くなります。
スマホのバッテリーは使用頻度によっても寿命が短くなります
長時間使用するとバッテリーの寿命が短くなることがあり、逆に使わなすぎても寿命が短くなる場合があります。
スマホのバッテリーを交換するタイミングは以下の通りです。
スマホのバッテリーが劣化すると充電したにもかかわらず、急激にバッテリー残量が減っていくことがあります。
また充電残量が数%になった時点で、スマホが突然シャットダウンすることがあるときもバッテリーの寿命が尽きている兆候です。
スマホのバッテリーが劣化すると充電が完了するまでに時間がかかることがあります。
充電時間が通常よりも長くかかる場合はバッテリーの寿命が尽きている可能性があります。
スマホのバッテリーが劣化するとバッテリー自体が発熱することがあります。
バッテリーが発熱するとスマホ本体も熱を持ちやすくなり、動作が不安定になることもあります。
スマホのバッテリーが劣化すると内部の化学反応によってバッテリーが膨張することがあります。
また膨張したまま使用し続けるとスマホ本体の破損にもつながるので、直ちに交換が必要です。
バッテリーの膨張については以下でも詳しく解説しています。
スマホのバッテリーが膨張する原因は?対処法や膨張しないための対策を解説
スマホのバッテリー交換費用は機種によっても異なるので一概には言えませんが、おおよそ以下を目安にするとよいでしょう。
iPhoneをAppleストアや正規サービスプロバイダでバッテリー交換する場合の料金は以下の通りです。
機種 | AppleCare+加入時 | 通常料金 |
---|---|---|
iPhone14シリーズ | 無料 | 14,900円 |
iPhone 13シリーズ iPhone 12シリーズ iPhone 11シリーズ iPhone Xsシリーズ iPhone XR iPhone X | 無料 | 9,800円 |
それ以外 | 無料 | 7,500円 |
キャリアショップに依頼する場合は補償サービスの有無などで料金が変わってきます。
民間業者の場合も機種によって料金は変わってきますが、キャリアショップやAppleストアよりは安くなる傾向にあります。
自分で交換するのが最も費用を抑えられる方法です。
スマホのバッテリー交換方法は機種によっても異なるので、自分で作業できない場合はキャリアショップか民間の業者に依頼することが最も確実に交換する方法です。
スマホのバッテリーは自分で交換することもできます。
メリット | デメリット |
・費用が安く済む ・道具さえあればいつでも交換できる ・内部の構造を知ることで今後のバッテリー交換は自分でできるようになる | ・保証対象外となる ・知識のない人の場合は破損するリスクがある |
ある程度の知識と道具があれば可能ですが、多くの場合は自分で分解すると保証対象外となってしまいます。
自分で交換する場合は保証期間が過ぎているまたは保証対象外となってもかまわないという場合に実行しましょう。
スマホのバッテリー交換方法は機種によって違うので、自分の機種の交換方法を調べて理解してから実施しましょう。
スマホのバッテリー交換時には以下のことに注意しましょう。
キャリアショップに依頼するにせよ民間業者に依頼するにせよ、バッテリー交換の際は初期化されて返ってくることがあります。
必ず初期化されるわけではありませんが、初期化されるということはスマホのデータは全て消去されることを意味しますので、写真や動画、音楽などのバックアップを必ず取っておきましょう。
自分で交換する場合は以下のことに注意しましょう。
スマホの電源を切らずに、バッテリーを交換するとショートして故障する可能性があります。
交換前に必ず電源を切ってから作業を行いましょう。
また静電気が発生すると、スマホの内部部品が壊れる可能性があるため、静電気対策を行うことが重要です。
静電気が起こりにくい場所で手袋や静電気防止マットを使用して作業するとよいでしょう。
バッテリーを取り外す際には、正しい方法で取り外すことが重要です。
適切な工具を使用し、部品を破損しないように注意しましょう。
また、接続部分に力を加えたりバッテリーを強く叩いたりしないようにすることが大切です。
交換するバッテリーの容量をスマホと一致させないと、正常に動作しない場合があります。取り付ける前に、バッテリー容量を確認してから交換しましょう。
以上、スマホのバッテリー交換について解説してきました。
バッテリーは使っていれば必ず劣化します。
バッテリーが持たなくなったり、充電にいつも以上に時間がかかる場合は交換の目安と言えるでしょう。
また長く使っていると機種が古くなり、新しいアプリなどに対応できなくなることもあるのである程度年数が経ったら買い換えることも選択肢の一つです。
買い換え時に不要になった古いスマホはパソコン廃棄.comで無料で処分することができます。
送料無料で送るだけなので、ぜひ検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。