2023年にサポートが終了するWindows8.1ですが、その前に初期化してパソコンを処分したいとお考えの人もいることでしょう。
またパソコンの動作が不安定になったり、重くなったりしたときも初期化が必要となることもあります。
この記事では
について解説していきます。
目次
Windows8/8.1に限らず、パソコンの初期化が必要なシーンは主に以下のときです。
売却あるいは処分する場合は個人情報の漏洩を防ぐために初期化しておくことが望ましいといえます。
また度重なるアップデートやシステムの変更により、パソコンの動作が不安定になった場合も初期化することで症状が改善されることがあります。
Windows8/8.1を初期化する前にデータをバックアップしておきましょう。
Windows8/8.1の初期化にはユーザー情報やファイルなどをデータを残す【PCをリフレッシュ】と完全に初期化する【再インストール】の2種類があります。
再インストールの場合は全てのデータが削除されるので、後者を実行する場合はデータのバックアップを取っておきましょう。
またリフレッシュの場合でも万が一ということもあるので、同様にバックアップを作っておくことをおすすめします。
Windows8/8.1を完全に初期化する場合はマイクロソフトのアカウントなどを控えておきましょう。
OneDriveなどに保存してあるファイルは初期化をしても削除されることはありませんが、再度起動させてログインするにはアカウントのIDやパスワードを入力する必要があります。
忘れてしまったりするとOneDrive上のデータにアクセスできなくなってしまうので、メモするかスマホで撮影するなどして保存しておくことをおすすめします。
Windows8/8.1にはユーザーアカウントやファイルなどを削除せずにOSを再インストールする【リフレッシュ】と完全に削除する【再インストール】があります。
それぞれの手順を解説していきます。
PCのリフレッシュのときは以下のものは削除されません。
パソコンの動作が不安定で改善したいという場合はまずこちらを試してみましょう。
PCをリフレッシュする方法は以下の通りです。
※Windows7からWindows8にアップグレードしていた場合は再セットアップ用のディスクが必要となることがあります。
※Windows8.1を使っていた場合は稀にWindows8が復元されることがあります。
PCを処分や売却する場合はすべてのデータを削除したい場合はこちらの方法を使います。
文字通り全てが削除されますので、必要なデータやアカウントなどはバックアップやメモをしておきましょう。
Windows8/8.1の再インストール方法は以下の通りです。
ドライブを完全にクリーンアップするという作業は場合によって半日以上かかることもあります。
またメーカーによっては独自仕様のインストールディスクが付属する場合もあるので、再度セットアップする際は説明書を参考にしてください。
Windows8/8.1が正常に初期化できない場合の対処法を解説していきます。
USBなどにフラッシュメモリなどの機器が接続されていたり、SDカードスロットに挿入されていたりするとそれらの影響によって初期化が妨げられることがあります。
初期化するときは周辺機器を全て外しておきましょう。
「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」と繰り返し表示される場合はトラブルシューティングを使ってみましょう。
トラブルシューティングの使い方は以下の通りです。
上記の方法を試しても初期化できない場合はパソコンの部品やHDDなどに致命的な損傷が起きていることが考えられます。
破損してしまっている場合は自宅でできることはほとんどなくなるので、パソコンの修理業者に相談してみましょう。
以上Windows8/8.1を初期化する方法を解説してきました。
動作が不安定だから初期化したいという場合はユーザー情報やファイルを削除しない【リフレッシュ】がおすすめです。
処分や売却の場合は【すべてを削除してWindowsを再インストールする】を選択しましょう。
どちらの作業を行う場合もデータやアカウントなどのバックアップを取っておくことが重要です。
万が一初期化が上手くいかない場合は周辺機器を外したり、トラブルシューティングを試してみましょう。
またWindows8はOSのサポートが終了しており、Windows8.1も2023年1月10日にサポート終了が予告されています。
サポート切れのOSはセキュリティ面でもリスクが高いので、この際に買い替えることを検討してもよいでしょう。
パソコンの処分、買い換えのときはパソコン廃業.comの無料回収サービスが便利です。
パソコン廃業.comは段ボールに詰めて送るだけで処分とデータ消去を同時にしてもらえます。
データ消去には物理消去と磁気消去など確実な方法を採用しており、専門のスタッフが責任を持って行います。
不要となったパソコンを処分する際はぜひパソコン廃業.comを検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。