VAIOのパソコンを使用中に、キーボードが反応しなくなり困ってしまった経験がある方は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、キーボードで不具合が反応しなくなる事例と、その対処法について詳しく解説しています。
VAIOのパソコンを利用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次
ここでは、VAIOパソコンでキーボードが反応しないときの原因と対処法を8個紹介しています。
キーボードで不具合が起きている方は、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
参考:[VAIO_PC] キーボードの一部のキーを押しても入力できない
VAIOパソコンでキーボードがまったく反応しない場合、さまざまな原因が考えられます。
反応しないのは一部のキーだけではないのか、特定のアプリだけの現象ではないのかを確認したうえで、適切な対処を行うことが必要です。
また、キーボードに水やジュースなどの液体をこぼしてしまった場合は、VAIOの修理相談窓口に相談してください。
キーボードの隙間に異物がはさまっていると、キーが押されたままの状態になり、うまく入力できなくなることがあります。
表面に付着したゴミやホコリは乾いた布で軽く拭き取るか、汚れがひどい場合は精製水などで湿らせてしっかり絞った布で拭いたあと、乾いた布で水気を拭き取ってください。
また、キーの側面は綿棒でお手入れすると効果的です。
フィルターキー機能とは誤入力を防ぐための機能で、有効にすると同じキーを連続して入力できない・キーを長押ししないと入力できないといった状態になります。
フィルターキーが有効になっていると意図したとおりに入力しづらいため、機能を使用しない場合は以下の手順を参考に設定を変更してください。
【フィルターキー機能を無効にする手順】
または、キーボード右側にある「Shift」キーを8秒間押し続けると、フィルターキー機能のオンオフを切り替えられます。
「Num Lock」キーを押してもテンキーで数字の入力ができない場合、マウスキー機能が有効になっている可能性があります。
マウスキー機能とは、マウスの代わりにキーボードのテンキーを使用してパソコンを操作できる機能です。
以下の手順を参考に、マウスキー機能の設定を変更してください。
【マウスキー機能を無効にする手順】
固定キー機能とは、2つ以上のキーを同時に押す操作に対して、1つずつキーを押すことで入力できるようにする機能です。
「Shift」キーや「Ctrl」キーを押した状態を保つことができますが、意図した入力がしづらいといったデメリットがあります。
固定キー機能を無効にする手順は以下のとおりです。
【固定キー機能を無効にする手順】
キーボード入力で文字が上書きされる場合、「上書きモード」が有効になっていることが考えられます。
上書きモードのオン・オフは、「Insert」キーで切り替えが可能です。
「Insert」キーは知らない間に触ってしまうことがあるため、注意してください。
「@」キーを長押ししないと「@」が入力できない場合、ホットキーにアクサングラーブ(`)が割り当てられている可能性があります。
以下の手順に従って、入力言語を切り替えるホットキーの設定を変更してください。
【言語バーのホットキーの設定を変更する手順】
「スタート」から「Windowsシステムツール」を選択し、「コントロールパネル」をクリックする。
「時計、言語、および地域」から「入力方法の変更」を選択する。
「言語の設定の変更」画面左側の「詳細設定」を選択する。
「入力方式の切り替え」の「言語バーのホット キーの変更」を選択する。
「キー シーケンスの変更」ボタンを選択する。
「アクサン グラーブ(`)]以外の項目にチェックをつける。
何もしていないのにアルファベットが大文字で入力される場合、CapsLock機能が有効になっていることが考えられます。
「Shift」キーを押しながら「CapsLock」キーを押して、CapsLock機能を無効化してください。
なお、CapsLock機能のオン・オフは、キーボードのランプまたは言語バーの表示で確認することが可能です。
上記の対処法を行ってもキーボードが反応しない場合、パソコンの設定以外に問題があることが考えられます。
ここでは、具体的な対処法を3つ紹介します。
キーボードが反応しない場合、まずはパソコンの再起動を試してみるとよいでしょう。
パソコンを再起動することで使用中のメモリがリセットされるため、一時的な不具合であれば改善できることがあります。
再起動を行っても症状が改善しない場合は別の方法を実施してください。
キーボードドライバーが古くなっていると、正常に入力できなくなる可能性があります。
以下の手順に従って、キーボードドライバーの更新を行ってください。
【キーボードドライバーを更新する手順】
参考:[Windows 10] キーボードドライバーを更新する方法
パソコンを一度セーフモードで起動し、キーボード操作ができるか確認してください。
セーフモードの起動手順は以下のとおりです。
【パソコンをセーフモードで起動する手順】
参考:[Windows 10] セーフモードで起動する方法 – VAIO サポート FAQ / よくあるご質問
セーフモードでキーボード入力ができる場合、ハードウェアではなくソフトウェア上に問題が生じている可能性があります。
ここまで紹介した方法を試してもキーボードが反応しない場合、物理的に故障していることが考えられます。
VAIOサポートセンター「修理相談窓口」に相談し、必要に応じて修理を行ってください。
公式の修理窓口以外でも、民間の修理業者でもキーボード修理を受け付けていることがあります。
できるだけ修理費用を抑えたい場合は、複数の業者から相見積もりをもらうとよいでしょう。
キーボードの故障度合いによっては、修理に出すよりも新しいキーボードに買い替えたほうが費用が安く済む場合があります。
不要になったキーボードは不法投棄せず、必ず正しい方法で処分を行ってください。
近くに自治体の回収ボックスや家電量販店の不用品回収ボックスが用意されている場合は、それぞれの場所に直接持ち込むとよいでしょう。
自宅にいながらキーボードを処分したいときは、パソコン廃棄.comを利用するのがおすすめです。
パソコン廃棄.comでは段ボールに不要な機器を入れて郵送するだけで手続きが完了するため、忙しい方でも手軽に利用できます。
VAIOのパソコンでキーボードが反応しない場合、パソコン側の設定によるものや物理的な故障など、さまざまな原因が考えられます。
状況を切り分けながら、原因に合わせて適切な対処を行いましょう。
また、デスクトップパソコンの外付けキーボードであれば、新しい機器に買い替えるのもおすすめです。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。