Surfaceを使っていて突然画面が真っ暗になった、または真っ暗なまま全く反応しないとどうしたものかと焦ってしまいますよね。
Surfaceの画面が真っ暗になってしまう原因は単にバッテリー切れというものからソフトウェアに問題がある場合まで多岐にわたります。
この記事では
について解説してきます。
目次
Surfaceの画面が真っ暗なときは以下の3つのパターンがあります。
まずは電源が入るか確認しましょう。
電源が入らない場合はバッテリー切れ、電源アダプターの断線、本体の故障などの可能性があります。
しばらく充電していないということであればまず充電または電源アダプターを接続して電源が入るか確認します。
また電源が入っても何も表示されない場合はディスプレイの不具合の可能性もあります。
Surfaceのロゴが点滅している場合は正常に終了されなかった、システムファイルに異常が発生し、正常な起動を妨げている可能性があります。
この場合は電源を長押しして強制終了し、再度電源入れることを試してみてください。
強制的に再起動しても起動しない場合は初期化が必要になることもあります。
起動時にロゴの下に表示されるクルクル回るような演出が長時間続く場合はシステムの更新が行われていることが多くなります。
インストールにかかる時間はアップデートの内容によっても変わりますが、長い場合だと20~30分かかってしまうこともあります。
クルクルしているときはしばらく放置して、再度電源が入るか確認してみましょう。
Surfaceの画面が真っ暗になってしまう原因と対処法は以下のものがあります。
原因 | 対処法 |
---|---|
バッテリー切れ | 充電する |
電源アダプター・ケーブルの故障 | 別のアダプターまたはケーブルを接続する |
バッテリーの故障 | 修理に出す |
スリープに入るまでが早すぎる | スリープに入る時間を調節する |
画面が暗すぎる | 画面の明るさを上げる |
システムファイルの破損 | 回復オプションの利用 |
ディスプレイの故障 | 修理に出す |
本体の故障 | 修理に出す |
意外と多いのがSurface本体のバッテリー切れです。
当然ですが、バッテリーが切れてしまっているとSurfaceは起動できません。
しばらく充電していない、あるいは使っていなかった場合はまず充電して電源が入るか試してみましょう。
電源アダプターやケーブルが断線、故障していると充電しているつもりで充電できていなかったり、電源が供給されないため起動できないということがあります。
電源アダプターを挿しても何も反応しない場合は別のアダプターやケーブルを試してみましょう。
何らかの理由でバッテリーが損傷している場合も電源が入らなくなります。
バッテリーは使用するにつれて徐々に劣化していきますが、その他にも水没や過放電などの影響で古書することもあります。
バッテリーが破損している場合は自分で直すことは困難です。
どうしても電源が入らない場合は修理に出すことを検討しましょう。
Surfaceはバッテリーで駆動しているときは節電のために頻繁にスリープに入ることがあります。
スリープに入るまでの時間は電源オプションで設定できますが、この時間があまりにも早く設定されていると気付いたら画面が消えているという事態を起こします。
すぐにスリープに入ってしまう場合はスリープに入るまでの時間を調整しましょう。
スリープに入る時間を調節するには以下の手順で行います。
画面の明るさ設定が何らかの理由で最小になると画面が付いているのに真っ暗に見えることがあります。
Surfaceの機種によっては周囲の明るさに合わせて自動で調光する機能が備わっており、これが原因で勝手に画面が暗くなってしまうこともあります。
明るさの調整は複数の方法があるので、以下のいずれかを試してみてください。
1.ファンクションキーを使用する
Surface Pro、Surface Laptop、Surface Book など、キーボードが付属している Surface モデルの場合、ファンクションキーを使用して画面の明るさを調整できます。
2. 設定を使用する
3. アクションセンターを使用する
4. タッチスクリーンを使用する
Surface Go や Surface Studio など、タッチスクリーン搭載の Surface モデルの場合、画面上で直接操作して明るさを調整できます。
5. Surface アプリを使用する
Surface アプリを使用して、画面の明るさを調整することもできます。
に入りやすくなります。
Surfaceが何らかの理由で正常に終了されなかった場合やアップデートに失敗したときなどはシステムファイルが破損して起動が妨げられることがあります。
システムファイルの破損が原因の場合は以下の手順でスタートアップ修復を行うことで起動できることがあります。
この方法を試しても起動しない場合はSurfaceを以下の手順で初期状態に戻すことも考えられます。
この方法はUSB回復ドライブが作成されていることが前提となります。
もしUSB回復ドライブが手元にない場合、機種によっては以下の方法でも初期化することができます。
注意点としてSurfaceを初期化するとクラウドなどに保存されていないデータや設定は全て失われます。
初期化は最終手段にしておきましょう。
ディスプレイが強い衝撃や飲み物をこぼしたなどの理由で破損すると画面には何も映らない場合があります。
ディスプレイが故障しているかを見分けるには
を確認してみましょう。
特に外部ディスプレイに接続して映るようであれば本体のディスプレイに不具合が生じている可能性が高くなります。
バッテリーにも電源にもディスプレイにも異常が見当たらないのに何も反応しないという場合は残念ながら本体が故障している可能性があります。
この場合は修理に出す以外の選択肢はありません。
スマートフォンなどでマイクロソフトに問い合わせるか、修理してくれる業者を探して相談してみましょう。
以上、Surfaceの画面が真っ暗なときの原因と対処法を解説してきました。
画面が真っ暗な場合はまず電源周りから調べてみましょう。
案外、バッテリーが切れているだけだったり、電源アダプターに問題があって充電されていなかったということがあります。
電源周りに問題がない場合はシステムやディスプレイの不具合を疑います。
システムに不具合がある場合はスタートアップ修復を試したり、最後の手段として初期化するという選択肢があります。
ディスプレイや本体に不具合がある場合は残念ながら修理に出す以外の選択肢はありません。
一つひとつ原因を探っていくことで再度Surfaceが使えるようになる可能性も高いので、この記事を参考に対処法を実施してみてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。