Macのキーボード入力するうえで、入力モードが切り替わっているにも関わらず、正常に入力できないことがあります。
正しくキーボード入力ができないとストレスが溜まるうえ、作業にも支障が出ることから、早めに改善したいものです。
しかし、Macのキーボード入力ができないからといって、修理に出す必要はありません。
なぜなら、自分でできる対処法を試してみると直るケースがあるからです。
そこでこの記事では
について解説していきます。
Macのキーボードがおかしいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Macのキーボード入力がおかしい原因としては、下記の7つが挙げられます。
ここでは、それぞれの原因を見ていきましょう。
キーボード入力がおかしい原因として、US配列になっていることが挙げられます。
キーボードにはJIS配列とUS配列があり、それぞれ配列が異なります。
他にも下記の表の内容が異なり、キーボードといっても構造は同じではありません。
JIS配列 | US配列 |
・日本語変換キーがある・エンターキーが大きい | 日本語変換キーがないキーのサイズが違う |
JIS配列には「カタカナ/ひらがな」「変換」といった日本語変換キーがあるのに対し、US配列には日本語変換キーがありません。
そのため、US配列をJIS配列と同じように使っても、うまく変換されない事態が発生します。
US配列を使用している方は、右上の変換入力より日本語入力、英語入力に変更できます。
英字入力をした際に大文字しか入力されない場合、CapsLockをオンになっていないか確認してください。
CapsLockがオンになっていると、CapsLockキーが点灯します。
小文字を入力したい場合は、CapsLockをオフにしてください。
また、CapsLockを押しながら日本語入力をしても、英語入力になってしまうため、そちらも注意してください。
キーボード入力がおかしい原因の1つに、ライブ変換機能がONになっているケースがあります。
ライブ変換機能がONになっていると、スペースを押さなくとも文字を入力している最中に自動で変換されます。
都度、変換しなくてもいいメリットがある一方で、間違った変換をするデメリットもあるため、必要に応じてオフにしましょう。
ライブ変換機能は、右上のメニューバーより「ライブ変換」をクリックすることでオンオフにできます。
チェックが入っていればオン、チェックがないとオフになります。
Macのキーボードは水にとても弱い作りとなっています。そのため、水やコーヒー、ジュースなどの液体をこぼすのは、キーボードが故障する原因です。
とくにMacBookのようなキーボードと本体が一体になっているノートパソコンの場合は、水が溢れると本体が動かなくなる恐れもあります。
液体をこぼしてもすぐに拭くことで直るものの、もしも過去に水やジュースをこぼしてしまった場合は、それが原因で正しくキーボードが反応しない可能性があります。
キーボードは正常であるにも関わらず、正しく打てない場合はブラウザのエラーが原因の可能性があります。
とくにパソコンの再起動をしばらくしていない、長い時間ブラウザを使い続けていると、文字入力が正しくできないことがあります。
しかし、キーボード自体は壊れていないため、パソコンを修理に出す必要はありません。
キーボードにゴミが溜まっているのが原因で、正常に反応しないケースがあります。
特に普段、キーボードの掃除をしていない方は要注意です。
キーボードを押して違和感がある、少しでも感触が違うといった場合は、キーボードにゴミが溜まっていないか確認してみてください。
パソコンの動作が重いのも、キーボード入力がおかしい原因に繋がります。
パソコンの動作は複数のサイトを開いている、ずっと起動していることで重くなることがあります。
そうなるとキーボード入力がスムーズに行かなかったり、画面に反映されるまで時間がかかったりするため、パソコンが重くないか確認してみてください。
キーボード入力がおかしい場合は、下記の原因の対処法を試してみてください。
キーボード入力をしても反映するまでに時間がかかる場合は、パソコンが重いことが考えられます。
パソコンの重さを改善するには、パソコンの再起動が効果的です。
Macのパソコンの再起動方法は、以下のとおりです。
再起動をすることでキーボードの入力が改善されるだけではなく、パソコンの動作も快適になるケースがあります。
再起動は簡単にできるため、まずは試してみましょう。
キーボードのゴミが原因で正常に入力できないケースがあるため、困ったらキーボード掃除をしてみてください。
MacBookのキーボードも、外部キーボードも以下の手順で外すことができます。
余裕があれば、キートップの掃除もしましょう。キートップはアルコール入りのウェットティッシュで拭き取るだけで、とても綺麗になりますので、ぜひ試してみてください。
現在US配列のキーボードを使っている方は、JIS配列のキーボードを使ってみてください。
JIS配列のキーボードを使用して、以下の設定を行うことでズレを直せます。
上記でJIS配列で認識されるはずです。
既存のキーボードが壊れている場合は、外部キーボードを使ってみてください。
Macだけではなく、MacBookも外部のキーボードを利用できます。
ただし、既存のMacのコネクタはUSBがType‐Cのみになっているのに対し、キーボードのUSB規格はType‐Bとなっています。
そのままではキーボードとMacを接続できないため、USBハブを購入してください。
外部キーボードを使用しても正しく入力できない場合は、パソコン本体に原因がある可能性があります。
Macのキーボードは使用していくうちに入力履歴が溜まっていき、正常に入力できなくなることがあります。
そこでcom.apple.JapaneseAnalysisを消去することで、改善されるケースがあります。
以下の手順でcom.apple.JapaneseAnalysisを消去してください。
以上で入力履歴を削除できます。
Bluetoothでキーボード入力が正常にできない場合は、接続し直してみてください。
Bluetoothの接続方法は、以下のとおりです。
以上で完了です。
これまでの対処法を試してもキーボード入力がおかしい場合は、以下のいずれかを検討する必要があります。
キーボードのみ正常に入力できない場合は、ほとんどはこれまでに紹介した対処法で改善されます。それでも直らない場合は修理、買い替えを検討してみましょう。
最も安全なのがAppleに修理を依頼する方法です。
正規ルートで購入してから1年間は無料で修理が可能です。
AppleCare+ for Mac(1年間で9,400円〜26,800円)へ加入している方であれば、保証期間が3年間に延長されます。
保証期間内であれば、無料で修理するメーカーへの修理が最もおすすめです。
購入して1年間以内に不具合があれば、メーカーに修理を依頼してみてください。
すでに保証期間が過ぎている場合は、専門業者への依頼も一つの手段です。
メーカー修理の場合は保証期間が過ぎていると修理費用が高くなりやすく、修理が終わるまでの時間も長い傾向にあります。
しかし専門業者であれば、メーカーに比べて修理費用は安い傾向にあり、修理も短期間で終わるところが多くあります。
そのため、料金と期間を重視する方は専門業者がおすすめです。
ただし、業者によっては質があまり良くなく、十分な修理を受けられない可能性があります。
業者を利用する際は事前にしっかりと調べておくようにしてください。
パソコンの寿命は平均で5年〜7年程度が基本です。5年〜7年以上も経てば、大幅な性能アップがされており、ソフトが求めるスペックも自然と高くなっていきます。
そのため、5年〜7年以上使用している場合はパソコンの買い換えを検討してみてください。
長い年数が経ったパソコンは買い取ってもらえないケースが多いため、パソコン廃棄.comのような廃棄サービスを利用するのがおすすめです。
本記事では、Macのキーボード入力がおかしい原因から対処法をご紹介しました。
Macのキーボードが反応しないからといって、パソコンが故障したとは限りません。もしもパソコンがおかしいと思ったときは、以下の対処法を試してみてください。
それでも直らない場合は、パソコンの修理を検討してみてください。
なお、もしもパソコンを買い替える場合は、「パソコン廃棄.com」の利用がおすすめです。
「パソコン廃棄.com」であれば、費用は一切かからず、事前のやり取りは不要で利用できます。
パソコンのデータ消去も行うため、セキュリティ面でも安心です。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。