「ブルースクリーン」とは、パソコンの画面が青くなって動かなくなる状態を指します。ブルースクリーンは予期せぬタイミングで起こるため、驚いたり焦ったりする方が多いと思います。
そこで今回はMacが突然ブルースクリーンになったときの原因や対処法について、詳しく解説します。Macのブルースクリーンに困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【この記事で分かること】
目次
Macがブルースクリーンになる原因は以下の通りです。
ブルースクリーンが起こる原因は多岐にわたり、複雑な要因が絡み合っている可能性もあります。さまざまな視点から原因を探っていくことをおすすめします。
ディスプレイ部分の故障がブルースクリーンを引き起こすケースがあります。ディスプレイに衝撃が加わって故障したり、単純に経年劣化していたり、さまざまな原因が考えられます。
ディスプレイに問題があるかどうかは外部モニターでの出力を試すことで判明します。外部モニターで出力する方法は後ほどご紹介します。
ハードウェアの故障がブルースクリーンを引き起こす可能性もあります。
ハードウェアの異常を自分で調べるのは非常に難しいです。ハードウェア内部のチェックはプロに任せることをおすすめします。
HDDやハードディスクの異常もブルースクリーンの原因になることがあります。
BluetoothやUSBなどの周辺機器が影響して、ブルースクリーンを引き起こしている場合もあります。
この場合、周辺機器を一度取り外してみることで原因を突き止めることができます。イヤホンやマウスなどを接続している場合は、解除して確認してみましょう。
Macがブルースクリーンになってしまったときの対処法は以下の通りです。
自分でできる対処法を試してみても改善しなかった場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
特にパソコンに詳しくないという方はあまり自分でいじりすぎず、修理や処分を検討するのが無難です。
それでは、対処法について詳しく見ていきましょう。
まずはMacの再起動を試してみましょう。
再起動するときのポイントは、外部機器の接続を全て解除することです。再起動後、正常に動作した場合は外部機器が故障している可能性が高いです。
ただ、再起動した直後は正常に動作しても、しばらく経つとまたブルースクリーンになるケースもあります。その場合は他の対処法も試してみてください。
セーフモードとは、Macに搭載されている機能です。発生している問題の原因がMacの起動時に読み込まれるソフトウェアなのかを特定できます。
セーフモードで起動することでシステムチェックを自動的に行ってくれるため、ブルースクリーンの原因を突き止めたり解消したりすることができます。
セーフモードからの起動方法は以下の通りです。
外部モニターでの出力が可能か試すことで、ディスプレイが原因かどうか確かめることができます。
ディスプレイを電源に接続してからMacに接続します。アダプターが必要な場合はThunderboltアダプターやUSB-Cを準備しましょう。
ただし、アダプターはDisplayPort Alt ModeかThunderbolt/USB4に対応している必要があります。
外部出力モニターとの接続に成功した場合、Macのディスプレイ部分に異常がある可能性が高いです。この場合は修理業者に修理を依頼することをおすすめします。
ディスクに異常がある場合は、修復することでブルースクリーンを改善することができます。
Macを再起動したのち、ディスクユーティリティでディスク修復作業を行います。手順は以下の通りです。
修復作業が完了したらMacを再起動して、ブルースクリーンが改善したか確かめましょう。なお、ディスク修復には時間がかかる場合があります。
上記の対処法でどうしても解決できない場合は、メーカーや業者に修理を依頼しましょう。Macが古い場合は思い切って処分を検討してもいいでしょう。
パソコンに詳しくない方が無理に部品や設定をいじったりしてしまうと、さらに状態が悪化するリスクがあります。被害を最小限にするためにも、プロに依頼することをおすすめします。
ブルースクリーンに対処するときに注意すべきポイントがあります。
ブルースクリーンによる被害を最小限にするためにも、自分での対処は慎重に行いましょう。
ブルースクリーンが発生したときは、データやファイルが失われるリスクがあります。バックアップを取っていない場合、二度と戻ってくることはありません。
ブルースクリーンが起きてしまったときはデータやファイルの復旧を最優先に考えましょう。
再起動やディスク修復でブルースクリーンが改善しても、また再発する可能性は高いです。万が一ブルースクリーンが解消された場合、すぐにデータをバックアップするなどして避難させましょう。
パソコンに精通していない方が自分で対処するのはリスクが高いです。
今回ご紹介した対処法は自分でできるものが多いですが、ハードウェア内部をいじったり、設定をむやみに変えたりするのはおすすめしません。
自分で対処してMacの状態が悪化したというケースもあるため、少しでも不安な場合はプロに依頼しましょう。
今回はMacのブルースクリーンの原因や対処法について解説しました。
ブルースクリーンの原因はディスプレイの異常やハードウェアの故障など多岐にわたり、複雑な要因が絡み合っている可能性もあります。さまざまな視点から原因を探っていくことをおすすめします。
ブルースクリーンの対処法は以下の通りです。
ブルースクリーンが起きてしまったときはデータの紛失に注意して、できるだけプロに対応を依頼することをおすすめします。
可能な限り対処法を試してみても改善されないMacは、買い替えのタイミングかもしれません。
パソコン廃棄.comは、故障したMacを梱包してパソコン廃棄.comに送るだけで、データ消去無料で廃棄が完了します。
Macを処分しやすい環境が整っているため、処分を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。