デスクトップパソコン、ノートパソコンを使用する上でなくてはならないキーボード。
そんなキーボードですが、使い続けていると突然反応しない、入力できないキーがあるといったトラブルが発生することがあります。
実はそのトラブルはパソコン側の設定が原因だったり、キーボードが寿命を迎えているサインだったりするのです。
そこでこの記事ではキーボードが反応しない理由と原因について紹介します。
【この記事で分かること】
キーボードが反応しない原因は次の7つです。
それぞれの原因を見てみましょう。
参照:Windows 10でキーボードから何も入力できない場合の対処方法 – Lenovo Support US
キーボードのどのキーを押しても反応しない場合は、パソコン側でキーボードを認識できていない場合があります。
その場合はキーボードのケーブルを抜いて、再度差して反応するか試してみてください。
もし反応しない場合は、パソコンに接続されている機器をすべて外し、パソコンを再起動してください。
ワイヤレスキーボードを使用している場合は、キーボードの電源が入っているか、電池残量はあるかの確認をしてください。
キーボードの隙間に汚れやホコリが溜まっている場合、キーボードが反応しないことがあります。
もし汚れている場合は清掃をしましょう。
掃除の際はエアダスターやブラシなどで掃除をし、時々アルコール入りのウェットティッシュで表面を拭いてください。
しっかりと綺麗にしたい場合はキーを外すのがおすすめです。
キーボードを綺麗にしたあとは、汚れている手で触らずキーボード付近での飲食は避けるようにしましょう。
特定のアプリケーションでのみ文字の入力ができない場合は、アプリケーションの画面がアクティブウィンドウになっていないかもしれません。
画面がアクティブになっている場合は画面の枠が濃い色で表示されます。
アプリケーションの画面をクリックしても文字が入力できない場合は、そのアプリケーションに問題が生じていることが考えられます。
アプリケーションの再起動をし、それでも解決しない場合はアンインストールをしてアプリケーションの提供メーカーに問い合わせてみてください。
フィルターキー機能は意図せず同じ入力が繰り返されないようにするための機能ですが、有効になっていると同じ文字の連続入力ができなかったり、文字の入力がうまくいかなかったりします。
フィルター機能が有効になっている場合はOFFにしてください。
キーボードのドライバーのバージョンが古い、または故障している場合、正常に動作しないことがあります。
その場合は最新ドライバーになっているか、ドライバーが最新になっているものの反応しない場合は最インストールをしましょう。
パソコン本体に不要な電気が帯電していると正常な動作ができないことがあります。
この場合はパソコン本体に帯電している電気を放出しなければなりません。
パソコンの帯電はパソコンを長時間使用したり、電源ケーブルに繋ぎっぱなしにしたりすることで発生します。
電源をシャットダウンしても発生する症状であり、正常に起動しないトラブルも発生するため、定期的に放電を行いましょう。
キーボードを他のパソコンに接続しても正常に反応しないのであれば、キーボード自体が壊れている可能性があります。
その場合はキーボードを新しく交換しましょう。
なお、キーボードは小型家電リサイクル法の対象製品となっており、小型家電回収ボックスに入れる方法か自治体に引き取ってもらう方法があります。
キーボードが反応しない場合は次の対処法を行ってください。
それでもキーボードが反応しないようならば新しいキーボードへ交換しましょう。
キーボードのどのキーを押しても反応しない場合は、キーボードをいったん外してもう一度挿してみてください。
それでも反応しない場合は、パソコンのコネクタが壊れている可能性があります。
他のコネクタに接続しても反応しない場合はキーボードの端子が汚れていないかを確認し、再度差し込んでみてください。
大体のパソコンのトラブルはパソコンの再起動をすることで直る場合があります。
そのためキーボードの不具合が起きたときもパソコンの再起動をしてみてください。
マウスだけでパソコンを再起動する場合の手順は次のとおりです。
再起動後、改めてキーボードが反応するか試してみてください。
パソコンの放電方法は次のとおりです。
放電終了後は、バッテリーと電源の接続を行ってください。
キーボードドライバーが古い場合は次の方法でドライバーの更新を行ってください。
ドライバーを更新後、再度キーボードに異常がないか確認しましょう。
PC全体の調子が悪い場合はシステムの復元を行いましょう。
しかし注意点として復元が有効の状態になっていなければ、復元できるシステムはありません。
システムの復元方法は次のとおりです。
以上で完了です。
テンキーが反応しない場合はNumLockキーがオフになっている場合があります。
NumLockキーにはランプがついており、ランプが点灯していなければオフになっている状態です。
キーを押してオンに切り替えてください。
Windowsの場合は、テンキーでマウス操作できる機能があります。
オンになっているとテンキーが使えないため、マウスキー機能を解除してください。
手順は次のとおりです。
以上で完了です。
フィスターキー機能をOFFにする手順は次のとおりです。
以上で完了です。
再度キーボードが使えるか確かめてみてください。
今までの方法を試してもキーボードが反応しない場合は、キーボードが壊れている可能性があります。
キーボードを他のパソコンに接続してみて、キーボードが反応するか確かめてみてください。
これで反応しない場合はキーボードが壊れており、反応した場合はパソコン側の設定がおかしい、もしくはコネクタが壊れている可能性があります。
新しいキーボードに変えてみてください。
今回はキーボードが反応しない原因から対処法について紹介しました。
設定を替えてもキーボードが反応しなければ、キーボード自体が壊れている可能性があるため新しいものに替えることをおすすめします。
壊れたキーボードの処分は、自治体の指示に従って適切に処分をしましょう。
料金はかかるところとかからないところと違いがあるため、下記のリンクより自分の自治体をチェックしてみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。