これまで問題なく使用できていた3DSが突然電源がつかなくなり、困ってしまったことがある方も多いのではないでしょうか。
3DSは販売されてから10年近く経過しており、故障するリスクも高くなっています。
この記事では、3DSの電源がつかない原因や対処法について解説しています。3DSを使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次
3DSの電源がつかない場合、いくつかの原因が考えられます。
3DSの状態によって起動しない理由がわかることがあるため、しっかり確認しておきましょう。
ここでは、代表的な原因を9つ紹介します。
3DSを起動しても電源ランプが点灯しない場合は、充電が空になっている可能性があります。
特に長期間3DSを使用しておらず、久々に起動しようとした時に起こりやすい現象です。
充電ケーブルを接続し、フル充電されるまで2時間ほど放置してから再度起動してみてください。
ちなみに、3DSの電源ランプの色は、通常時は青・充電中はオレンジです。
充電ケーブルを接続しても電源ランプがつかない場合、別の原因が考えられます。
3DSを充電ケーブルに接続しても起動しない場合、充電ケーブルが破損していることも考えられます。
充電ケーブルの保管状態が悪いと断線につながるため、コードを強く折り曲げたり、上に物を置いたりしないように注意してください。
充電ケーブルを交換しても3DSの電源がつかない時は、原因が本体にあると考えられます。
3DSの電源がつかない時は、充電している環境が暑すぎたり寒すぎたりしないか確認してみましょう。
バッテリーパックが正常に動作する気温は5〜35度です。この範囲外で充電や使用を行うと、バッテリーが動かず3DSが正常に起動しない場合があります。
特に高音で充電し続けると、バッテリーパックが膨張し、発火や爆発などが起こる場合があるため注意してください。
電源ランプがついていて、本体から音が出ているのに画面に何も映らない場合、液晶画面が壊れている可能性が高いでしょう。
液晶画面が映らなくなる原因として、暑い場所に長時間放置したり、強い衝撃を加えたりしたことが考えられます。
この場合、3DS内部の精密機器が物理的に破損しているため、自分で修理することは非常に困難です。
3DSの電源がつかない原因の1つとして、バッテリーパックの接触不良が挙げられます。
バッテリーパックが正しく接続されていないと、電源が入らなくなるだけでなく、プレイ中に突然電源が落ちることがあります。
3DSの下画面の裏側にあるネジを外し、バッテリーパックの状態を確認してみてください。
接続が不安定そうであれば、バッテリーパックをクッションなどで固定するのもおすすめです。
バッテリーパックに問題がない場合、フレキシブルケーブルが破損している可能性があります。
フレキシブルケーブルとは、3DSの上下の画面をつなげるためのケーブルです。3DSの画面を無理に開きすぎてしまうことによって断線することがあります。
自分で修理するのは困難であるため、修理業者に依頼するとよいでしょう。
青いランプが点灯しており、目に見えるような原因がないのに3DSの電源がつかない場合、内部のパーツが破損しているケースが考えられます。
3DSは各種センサーやスピーカーなどの機能がそれぞれ連携して動作しているため、1つのパーツが故障すると、すべての動作に影響が生じてしまいます。
この場合も修理業者に依頼するか、新しい機器に買い替えるとよいでしょう。
3DS本体に問題はなくても、SDカードに不具合があると3DSの電源がつかないことがあります。
また、SDカードが接触不良を起こしている場合も考えられます。
いきなりSDカードを抜いてしまうと故障につながるリスクがあるため、SDカードの確認を行う際は必ず電源を切ってから作業を行うようにしてください。
ここでは、3DSの電源がつかない時の対処法を解説します。
簡単に試せる方法もあるため、3DSが起動せず困っている方はぜひ実践してみてください。
3DSが正常に充電されていないことが原因で電源がつかない場合、充電ケーブルを交換することで改善される場合があります。
正規品以外の充電ケーブルを使用している場合は、3DS専用のもので充電を行うようにしましょう。
3DS用ACアダプターは任天堂公式サイトから購入が可能です。
別の充電ケーブルを使っても充電が開始されない場合、充電ケーブルそのものには問題がないことがわかります。
3DSが過度に暑い場所や寒い場所で長時間充電されていた場合は、適切な温度が設定されている場所で充電し直してみてください。
上述の通り、バッテリーパックの使用環境は5〜35度が適温です。
適切な環境でしばらく放置しても3DSの電源がつかない場合は、充電関連に問題がないことがわかります。
3DS本体に異常はなくても、バッテリーパックに過度な電気が溜まることで電源がつかなくなる場合があります。
バッテリーパックを取り外してしばらく放電させた後、再度3DSに接続して起動できるか試してみてください。
バッテリーを付け直す時は、接続不良を起こさないよう確実に取り付けるようにしましょう。
バッテリーパックの端子が汚れていると、接続不良を起こす場合があります。
綿棒などを使って、端子部のクリーニングを行いましょう。
【バッテリーパックの端子をクリーニングする方法】
参考:ニンテンドー3DSのバッテリーパックをクリーニングする.
3DSの電源を入れる前に、SDカードを抜いてみるのも1つの方法です。SDカードの読み込みを省略できるため、3DSの電源が入る可能性があります。
また、この状態で3DSが起動した場合はSDカードの故障が考えられるため、新しいものと交換するとよいでしょう。
注意点として、3DSの電源が入っている時にSDカードを抜いてしまうと、故障の原因につながってしまいます。SDカードの抜き差しを行う際は、必ず3DSの電源を切るようにしてください。
バッテリーパックが破損していたり、膨張していたりする場合は、新品と交換するとよいでしょう。
3DSのバッテリーパックは任天堂の公式オンラインショップで購入できます。プラスドライバーがあれば、自分でも簡単に交換が可能です。
バッテリーパックを交換しても3DSが正常に起動しない場合、バッテリーではなく本体の不具合や故障が考えられます。
ここまで紹介した対処法を試しても3DSの電源がつかない場合、本体が故障していることが考えられます。
今後も同じ端末を使用したい場合は、修理を依頼するのも1つの方法です。
ただし、任天堂による3DSの修理は2021年に終了しており、ゲーム機専門の修理業者を利用することになります。
業者によって料金が異なるため、事前に相見積もりを取っておくと安心です。
3DSの電源がつかない場合、以下のいずれかが原因であることがほとんとです。
3DSの不具合を解消するためには、原因の切り分けを行い、状況に応じて適切な対処を実施することが大切です。
今回紹介した方法を試しても3DSが起動しない場合、本体の故障が考えられます。
不要になった3DSを簡単に処分したい場合は、パソコン廃棄.comを利用するとよいでしょう。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。