リーズナブルな価格で、デザイン性の高いのが特徴であるASUSのノートパソコン。
手の届きやすい価格となっているため、ASUSのパソコンを愛用している方も多いでしょう。
しかし、ノートパソコンはバッテリー寿命を迎えるのが早く、壊れた場合は交換が必要です。
バッテリー寿命を迎えると、充電しながらではないと使えなかったり、すぐにバッテリーが切れてしまったりします。
そこでこの記事では、ASUSのバッテリーが壊れる原因から交換方法、長持ちさせる方法などを詳しく紹介します。ASUSのノートパソコンを使っている方は、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
目次
ASUSノートパソコンのバッテリーが壊れるのには原因があります。
よくある原因は、以下の4つです。
すでにノートパソコンのバッテリーが壊れてしまった方も、いずれかの原因に当てはまっている可能性があります。
ここでは、それぞれの原因を解説します。
1つ目の原因が、充電回数が多いことです。ノートパソコンのバッテリーは、充電すればするほどバッテリーに負担がかかります。
バッテリーの性質で寿命も変わってきますが、300回〜500回ほど充電すると劣化するといわれています。毎日充電すると1年半程度、使用頻度が低い場合でも2年〜5年程度です。
とはいっても、これあはあくまでバッテリー回数のみです。バッテリーが壊れる原因には充電回数だけではなく、他の原因もあります。他の原因も合わさると、さらに早く壊れる原因となります。
2つ目の原因が、衝撃を受けたケースです。ノートパソコンは衝撃に弱く、パソコンを落としたりぶつけたりすると、バッテリーが壊れる可能性があります。
ノートパソコンは持ち歩くのに適していますが、衝撃には弱いためぶつけないよう注意しましょう。持ち運ぶときは専用のパソコンケースに入れて、衝撃を和らげるバックなどに入れると安心です。
3つ目の原因が、満充電による劣化です。ノートパソコンの寿命を切らさないために、常に充電し続ける方もいると思いますが、バッテリーが高電圧状態となり劣化の原因となります。
最近のパソコンは満充電にならないよう設定ができます。したがって、80%の状態をキープするようにしましょう。
なお、バッテリーが0%になるまで使用するのも、充電するときに大きな負担となり、劣化の原因となるため注意してください。0%の状態で長期間放置しないよう、満充電にもならず、過充電にもならないようにするのがポイントです。
最後の原因が、システム面による故障です。パソコンの論理障害といわれる、ファイルシステムやデータの破損が発生すると、バッテリー機能に悪影響を及ぼします。
ただし、この場合はパソコン上の修復作業で直る可能性があります。とくに購入したてのパソコンの場合、バッテリーだけが壊れるのは考えにくいものです。
ノートパソコンのバッテリー寿命は、2年〜3年程度です。毎日充電して使用している方であれば、1年半程度となります。
そもそも、バッテリーは他のパソコンのパーツよりも寿命が短い傾向にあります。バッテリーが寿命を迎えると、充電の減りが早くなったり膨張したりして、快適な作業を行うのは困難です。
「バッテリー切れが早いかも」と思ったら、早めのバッテリー交換をおすすめします。
ASUSのノートパソコンは、「MyASUS」よりバッテリー状態を知ることができます。
バッテリー状態を知るための方法は、以下のとおりです。
テストが終了すると結果が表示されます。
「バッテリーの問題0」となっていれば、バッテリーは正常な状態です。
ASUSのバッテリー交換方法には、以下の2つの方法があります。
それぞれのメリットとデメリットが異なります。
それでは実際に、詳しくみていきましょう。
1つ目が自分でバッテリー交換をする方法です。手順としては、以下のとおりです。
自分でバッテリー交換をすれば、費用を抑えることが可能です。
しかし、反対にデメリットもありますので、そちらを踏まえて交換するか考えましょう。
自分で交換をすると、保証期間内であっても保証が使えなくなります。保証期間内であれば、自分で交換するのではなくメーカーに依頼することをおすすめします。
保証期間内であれば、無償で交換してくれます。
非正規のパーツは正規よりも安価であるものの、パソコンに不具合が出る恐れがあります。そうなった場合、バッテリーだけではなく、パソコン本体を買い替えなければならないこともあります。
パソコンへの知識がある方ならばまだしも、知識のない方は専門業者への依頼がおすすめです。
2つ目の方法が、ASUSにバッテリー交換を依頼する方法です。ASUSへのバッテリー交換は、自分で行うよりも遥かに安全で確実です。
保証期間内であれば、無償で交換してくれます。デメリットとして、保証期間外は修理費用が高くなること、時間がかかることです。
実際の費用はパソコンによって異なりますが、大まかな費用としては15,000円〜25,000円程度です。
ASUSのノートパソコンのバッテリーは、使い方次第で長持ちさせることが可能です。
具体的な方法は、以下の3つです。
ここでは、それぞれの方法を詳しく紹介します。
作業を一時中断するときは、スリープ状態にしておきましょう。都度シャットダウンをすると、パソコンを起動するときにシステムや常駐アプリケーションの立ち上げでバッテリーが消耗しやすくなります。
しかし、スリープ機能にすればシステムや常駐アプリケーションを最小限にでき、バッテリー消費を最小限にできます。作業を中断することが多い方は、スリープモードを活用しましょう。
常に充電して100%を保っていると、バッテリーに負担をかける原因となります。とくに、リチウムイオンバッテリーの場合は80%で保つようにしましょう。
設定側でバッテリーの過充電を防ぐこともできますので、そちらを活用してみるのもおすすめです。なお、ニッケル水素バッテリーであれば100%充電しても問題ありません。
むしろ、定期的に充電を使い切るようにするのがポイントです。パソコンによってバッテリーの種類は異なりますので、事前に確認しておきましょう。
気温の変化が激しい場所にノートパソコンを置いていると、バッテリーの寿命が短くなります。したがって、直射日光が当たる場所や室温が高い場所は避けるようにしましょう。
とくに夏場のように気温が高くなりやすい場所は、注意が必要です。風通しのいい涼しい場所に置くようにしましょう
ASUSノートパソコンのバッテリーが寿命を迎えると、電池切れになるのが早かったり、バッテリー部分が膨張して快適な操作がしにくくなったりします。
もしもASUSのバッテリー切れが早いと思ったら、早めに交換を検討しましょう。保証期間内であれば、無償でバッテリー交換をしてくれます。
なお、なかにはバッテリーが寿命を迎えたのと同時に、パソコンの買い換えを検討している方もいるでしょう。買い替えで不要になったパソコンは、「パソコン廃棄.com」で処分を依頼するのがおすすめです。
パソコン廃棄.comは、事前予約不要で、ダンボールにパソコンを詰めて送るだけで無料をします。不要になったパソコンがある方は、ぜひパソコン廃棄.comへ依頼してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。