Xperiaを操作している時に、突然タッチパネルが反応しなくなった経験のある方は多いのではないでしょうか。
画面に思うように触れなくなるため、困ってしまいますよね。
この記事では、Xperiaのタッチパネルが反応しなくなる原因と対処法について解説しています。
Xperiaを使用している方はぜひ参考にしてください。
目次
ここでは、Xperiaのタッチパネルが反応しない原因を5つご紹介します。
自分のスマホに当てはまるものがないか、以下の項目をチェックしてみてください。
タッチパネルが反応しなくなる原因として、皮膚の油分や手垢によるタッチパネルの汚れが挙げられます。
スマホのタッチパネルには静電容量方式が採用されていますが、汚れが付着することで、指とスマホの間に静電気が流れなくなってしまうことが原因です。
油分や手垢は避けられないため、専用のクリーニングクロスで定期的に画面を拭き掃除するとよいでしょう。
タッチパネルに傷がついていると、タッチパネルが反応しなくなることがあります。
Xperiaをはじめとしたスマホは衝撃に弱く、ぶつけたり落としたりするだけで画面にヒビが入ってしまうことも少なくありません。
一見映りに問題ないように見えても、内部的に故障しているケースも考えられます。
特に画面に無数のヒビが入っていたり、大きく割れていたりする場合は修理に出すことがおすすめです。
タッチパネルに問題がなくても、指の乾燥が原因になることがあります。
この現象も、指とタッチパネルの間に静電気が通らなくなってしまうことが原因です。
特に、冬になると発生しやすくなるため注意してください。
乾燥が気になる場合は、一度手を洗ってみるとよいでしょう。
Xperiaに装着している保護フィルムが、タッチパネルの操作を妨げている場合があります。
特に、純正品ではなく市販の保護フィルムを使用している場合に多く見られやすい現象です。
クリーニングクロスで画面の汚れを拭き取っても症状が変わらない場合や、保護フィルムを剥がすと問題なく操作できる場合は、今使っているフィルムが原因と考えられます。
Xperia純正の保護フィルムと張り替えてから画面操作を試してみましょう。
Xperiaでは、タッチパネルの一部または全部が操作できなくなる「タッチ切れ」といった症状が起こる場合があります。
特に、Xperia Z・XZ・Z3・Z4・Z5などの機種で多く見られる現象です。
タッチ切れが起こる原因として、「容量の大きいデータのダウンロードやアプリのインストール」「センサーに何らかの負荷をかけた」「Xperiaの経年劣化」などが挙げられます。
タッチ切れの解消方法は以下の項目で解説しています。
ここでは、Xperiaのタッチパネルが反応しない時の対処法を解説します。
すぐにできる方法もご紹介するので、ぜひ試してみてください。
Xperiaのタッチパネルが反応しない場合、まずは本体の再起動を試してみましょう。
立ち上がっているすべてのアプリやシステムが終了し、一時的にキャッシュがクリアになるため、起きていた不具合が解消されることがあります。
画面を一切操作できない場合は、以下の手順で強制終了を行ってください。
【Xperiaを強制終了する方法】
再度Xperiaを起動して、正常に操作できるようになったか確認してみてください。
Xperiaのタッチパネルが反応しない時は、手袋モードに設定されていないか確認してみましょう。
手袋モードとは、手袋をはめたままタッチパネルが反応するようにセンサーの感度を上げる機能です。
しかし、手袋をつけていない状態で操作すると、かえって反応が悪くなってしまうことがあります。
本体設定の「画面設定」から手袋モードのON・OFFをチェックし、ONになっていれば解除してみてください。
Xperiaがタッチ切れしていると思われる場合は、テストモードを試してみましょう。
テストモードでタッチパネルを操作することで、画面のどの部分に不具合が生じているかわかるようになります。
テストモードの操作手順は以下の通りです。
【Xperiaでテストモードを操作する手順】
テストモードで画面をなぞった際、タッチパネルが正常に反応している場所には跡が残ります。
触っているのに何も跡が残っていない部分は何らかの不具合が生じている可能性が高いでしょう。
タッチパネルが反応しない場合は、マウスに接続してみるとよいでしょう。
充電口からスマホ専用のマウスを接続すると、画面にカーソルが現れて操作できるようになります。
ただし、持ち運ぶ機会が多いスマホを常にマウスで使用するのは不便です。
この方法は、タッチ以外の方法で他の対処法を試したり、必要なデータのバックアップを取るときなどに活用するのをおすすめします。
タッチパネルが反応しない原因がはっきりしない時は、Xperiaをセーフモードで起動させてみるのもおすすめです。
セーフモードとは、スマホをアプリやウィジェットなどの影響を受けない環境で起動させるモードを指します。
セーフモードで問題なくタッチパネル操作ができた場合、何らかのアプリやウィジェットが不具合の原因と考えられます。
セーフモードの起動方法は以下の通りです。
【Xperiaでセーフモードを起動する方法】
参考:タッチパネルが正常に反応しない/勝手に動く | Sony JP
タッチパネルが反応しない時は、OSをアップデートすることで改善されることがあります。
アップデートによってXperiaのシステムが最新状態に更新されるため、不具合の解消が期待できます。
ただし、データが消えてしまうリスクがあるため、事前にバックアップを取っておくとよいでしょう。
ここまでご紹介した方法でも改善されなかった場合は、Xperiaを一度初期化するのも1つの方法です。
ただし、データもすべて削除されてしまうため、必要なものがあればバックアップを取っておきましょう。
Xperiaを初期化する手順は以下の通りです。
設定画面を開き、「システム」-「詳細設定」-「リセットオプション」を選択する。
「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」-「すべてのデータを消去」をタップする。
画面の指示に従って、パスワードやPINコードを入力する。
「すべてのデータを消去」をタップする。
参考:タッチパネルが正常に反応しない/勝手に動く | Sony JP
Xperiaを初期化してもタッチパネルの不具合が改善されない場合は、スマホ本体を修理に出すことになります。
メーカーであるSONYの他に各キャリアでも修理を受け付けているため、事前に申し込んだ上で持ち込みや郵送を行うとよいでしょう。
また、修理費用を抑えたい場合は民間の修理業者へ依頼するのもおすすめです。
低料金かつ短時間で修理できる業者が多いですが、なかには悪徳業者も存在するため十分に気をつけましょう。
Xperiaのタッチパネルが反応しなくなった場合、タッチ切れが起こっている可能性があります。
再起動やOSのアップデートで改善されることもあるため、ぜひ試してみてください。
また、スマホの画面を傷つけてしまうことでタッチパネルに不具合が生じるケースも少なくありません。
破損状態がひどい場合は、本体の修理や新しい機種への買い替えをおすすめします。
不要になったスマホは、パソコン廃棄.comなどを利用して適切に処分しましょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。