Xperiaを使用しているうちに、本体が熱くなってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
熱くなったスマホはさまざまな危険をはらんでいるため、適切な対処が必要です。
Xperiaが熱を持ってお困りの方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次
Xperiaが使用中に熱くなる場合、主に6つの原因が考えられます。
自分のスマホに当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
Xperiaの使用によってCPUに大きな負荷がかかると、本体の発熱につながりやすくなります。
CPUはスマホの頭脳部分にあたり、スマホの動作やデータ処理を管理する装置です。
以下のような操作を長時間行うと、CPUの負担が大きくなるため注意してください。
心当たりがある場合は、いったん操作を中止してスマホの様子を見てください。
Xperiaを充電しながら使用すると、バッテリーに負荷がかかりやすくなってしまいます。
その結果、Xperiaが発熱するリスクが高くなるため要注意です。
充電が満タンになるまで時間がかかる原因にもつながるため、充電中はできるだけスマホの操作を避けることをおすすめします。
Xperiaを高温下で使用すると、本体も熱を持ちやすくなってしまいます。
特に、炎天下や夏の車内などでスマホを操作する場合は注意が必要です。
また、直射日光が長時間当たる環境もできるだけ避けるようにしてください。
スマホが熱くなるだけでなく、故障の原因にもつながります。
急速充電の利用もXperiaが発熱しやすくなる原因の1つです。
急速充電では通常よりも高い電力を供給することで充電時間を短縮できますが、その分バッテリーに大きな負荷がかかってしまいます。
急速充電は非常に便利ですが、バッテリーを長持ちさせるためには本当に必要な時だけ利用することをおすすめします。
スマホのバッテリーが劣化すると、発熱するリスクが高くなってしまいます。
バッテリーの寿命は、長くても2年程度が一般的です。
バッテリーに使われているリチウムイオン電池は熱に弱いため、発熱によってさらに劣化が進むといったデメリットもあります。
同じスマホを長く使い続けている場合は劣化を疑いましょう。
バッテリーやスマホの使用環境に原因がない場合、Xperia自体に不具合が生じている可能性があります。
実際に、メーカーに対してXperiaの発熱に関する報告が複数寄せられました。
Xperiaのシステム障害が起きている場合、ファームウェアを最新バージョンにアップデートすることで改善されます。
詳細については公式サイトを確認してください。
熱くなったXperiaには、さまざまな危険が隠れています。
安全にスマホを使用するためにも、早めに対処しておきましょう。
Xperiaが熱を持つと、熱暴走を起こしやすくなってしまいます。
熱暴走とは、熱によってCPUの動作に不具合が起こる現象のことです。
熱暴走が発生すると、本体が突然フリーズしたり、予期せず再起動したりすることがあります。
保存していないデータが消えてしまうリスクがあるため、Xperiaが熱くなることが増えたら念のためバックアップを取っておくとよいでしょう。
熱くなったXperiaを使い続けると、本体の寿命が縮むリスクがあります。
Xperiaが熱くなると内部パーツやバッテリーに負荷を与えるため、劣化が進んでしまうことが原因です。
発熱によって、Xperia本体のパーツやバッテリーの劣化が進んでいきます。Xperiaなどのスマホには熱に弱いパーツが多く使われているため、発熱が続くとXperia本体の寿命が短くなってしまいます。
故障するリスクも高くなるため、発熱した状態でXperiaを使い続けるのは、できる限り避けましょう。
熱くなったXperiaを放置しつづけると、内部パーツが発火したり爆発したりすることがあります。
実際に、Xperiaの使用中に火花が発生し重度の怪我を負った事例も存在します。
最悪の場合、命に関わる恐れがあるため十分に注意してください。
熱を持った端末は長期間放置せず、すぐに対処しましょう。
Xperiaが熱くなった時は、すぐに適切な対処を行うことが大切です。
ここでは、症状が発生した際の対処法を5つご紹介します。
Xperiaが熱を持った際は、まずは起動中のアプリを終了させてください。
アプリが動いていると、CPUに負荷がかかりつづけてしまいます。
特に、バッテリー消費が激しいアプリから優先的に対処するとよいでしょう。
また、バックグラウンドで実行しているアプリにも要注意。
気づかないうちにCPUに大きな負担をかけているケースもあるため、起動中のアプリはすべてチェックしてください。
充電中にXperiaが熱を持ったら、いったん充電を中止してください。
充電もスマホのバッテリーに負荷がかかるため、発熱を加速させてしまうリスクがあります。
しばらく放置して、完全に熱が取れてから充電を再開するとよいでしょう。
Xperiaの熱をとるときは、本体をゆっくり冷ますことが大切です。
氷などで急激に冷やしてしまうと、スマホ内で結露が発生して本体が故障してしまう可能性があります。
冷却ファンや冷却シートを使い、少しずつ熱を取ることを心がけましょう。
Xperiaを高温下で使用していて本体が熱くなった場合は、スマホをすぐに涼しい環境へ移動させましょう。
熱を取りやすくするために、できるだけ風通しのよいところで保管するのがおすすめです。
また、スマホを使う環境についても見直しを心がけましょう。
適切な使い方をしているのにXperiaが頻繁に熱くなる場合、バッテリーが劣化している可能性があります。
その場合は、バッテリーを新しいものと交換するとよいでしょう。
なお、バッテリーの交換は自分では行えないため、キャリアショップやメーカーに依頼することになります。
保証サービスに加入していると交換代が安くなることがあるため、事前に確認しておくことがおすすめです。
Xperiaの使用中に本体が熱くなったら、できるだけすぐに対処するようにしてください。
そのまま放置しておくとスマホの故障につながるだけでなく、最悪の場合は発火・爆発といった事故につながるリスクがあります。
バッテリー交換を行っても症状が改善しない場合は、新しいスマホへの買い替えがおすすめです。
不要になったXperiaを処分する際は、パソコン廃棄.comなどを利用して正しい方法で処分しましょう。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。