iPhoneの画面が緑色になったらどうする？原因や修理について解説

iPhoneの使用中、画面が突然緑色になってしまうとびっくりしますよね。

緑色の液晶はなかなか見かけないため、どのように対処すればいいのか困ってしまう人も多いのではないでしょうか。

ここでは、iPhoneの画面が緑色になる原因や修理について解説しています。

iPhoneユーザーの方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

• iPhoneの画面が緑色になる原因
• iPhoneの画面が緑色になった時の対処法

iPhoneの画面が緑色になる原因は？

iPhoneの画面が緑色になるのは、ディスプレイや本体の内部パーツといったハードウェアに不具合が生じているからです。

液晶ディスプレイが使われているiPhone 8以前ではなく、有機ELディスプレイが採用されたiPhone X以降の機種で発生します。

iPhoneを落としたりぶつけたりした結果、本体に強い衝撃を与えたことが主な原因です。

また、画面全体が緑色になるだけでなく、一部に緑色の線が入ることもあります。

ソフトウェアに問題はないためiPhoneの操作はできるものの、症状を改善するには本体の修理が必要です。

iPhoneの画面が緑色になる仕組みは？

iPhone Xの本体に不具合が生じた際、画面が緑色になるのは有機ELディスプレイが使用されているからです。

従来の液晶ディスプレイと比べ、有機ELディスプレイには画面が鮮明に表示される・消費電力が抑えられるといったメリットがあります。

しかし、衝撃に弱く故障しやすい点には注意が必要です。

有機ELディスプレイは赤・青・緑の3種類のカラーピクセルで構成されており、緑色だけ縦方向に直線で配置されています。

そのため、有機ELディスプレイに強い衝撃が加わると、画面が緑色に変色する、緑色の線が表示されるといった現象が発生します。

iPhoneの画面が緑色になった時に気をつけるポイント

iPhoneが突然緑色になると焦ってしまいますが、冷静に対処しないとさらなるトラブルを引き起こします。

ここでは、iPhoneの画面が緑色になった時に気をつけるポイントを解説します。

データのバックアップを取る

iPhoneの画面が緑色になってしまうと、修理以外に対処法はありません。しかし、修理によって本体のデータがすべて消えてしまうこともあります。

画面の操作に問題がない場合、データのバックアップを忘れずに取るようにしてください。

iPhoneのバックアップは、パソコンにつないでiTunesを利用する方法と、iCloudとWi-Fiを利用する方法の2種類です。

画面全体が緑色になってしまった場合でも、iTunesならバックアップが取れることがあります。

安易に再起動しない

iPhoneの画面が緑色になった時、本体を安易に再起動しないように気をつけましょう。

パソコンにつないでデータのバックアップを取る場合、iPhoneのロック解除が求められます。

しかし、再起動してしまうとパスワード入力が必要になるため、画面を操作できない場合はバックアップに関する操作ができなくなってしまいます。

また、iPhoneの画面が緑色になる原因はソフトウェアの不具合ではないため、再起動によって画面が元に戻ることはありません。

画面が緑色になったiPhoneを修理する方法

iPhoneの画面が緑色になった場合、プロに画面の修理を依頼することになります。

ここでは、iPhoneの修理方法を3つご紹介します。

Apple Storeへ依頼する

Apple Storeや正規サービスプロバイダ店舗では、iPhoneの修理を行っています。

曜日や時間帯によっては混み合うことがあるため、公式サイトから来店予約をしておくとよいでしょう。

修理にかかる費用は、AppleCare+に加入しているかどうかで変動します。

iPhone Xで画面の修理を依頼する場合、通常は42,800円請求されますが、AppleCare+の保証サービスを利用すれば3,700円で受付可能です。

参考：iPhone の画面の修理 – Apple サポート (日本)

キャリアへ依頼する

au・docomo・SoftBankなどの大手キャリアでも、iPhoneの修理を受け付けています。

また、AppleCare+に加入している場合でも対応してもらえることがあります。

通常よりも費用を抑えられるのがメリットですが、修理を実施している店舗が限られている点に注意してください。

キャリアによって修理に関する詳細は異なるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

民間の修理業者へ依頼する

AppleCare+や大手キャリアを利用していない場合は、民間の修理業者へ依頼するのもおすすめです。

他の方法に比べて、修理にかかる費用を大幅に抑えられます。

また、即日修理に対応している店舗も多く、最短30分で修理できるケースもあります。できるだけ早くiPhoneを復活させたい人にもぴったりです。

ただし、悪質な業者が紛れ込んでいることがあるため、口コミなどを確認して慎重に選びましょう。

iPhoneの画面が緑色になるのを防ぐには？

上述の通り、iPhone X以降の機種に使用されている有機ELディスプレイは、衝撃に弱いといった特徴があります。

画面が緑色になるのを防ぐためには、できるだけiPhoneにダメージを与えないことが大切です。

iPhoneを落としたりぶつけたりしないよう、慎重な取り扱いを心がけましょう。

画面が外に露出しないよう、手帳型のケースを使用するのもおすすめです。

まとめ：画面が緑色になったiPhoneは修理が必須

iPhoneの画面が緑色になるのは、iPhone X以降に使われている有機ELディスプレイの不具合が原因です。

自力で直すのは困難なため、Appleなどの修理業者に依頼することになります。

時間も費用もかかってしまうため、iPhoneにダメージを与えないよう慎重に取り扱うことが大切です。

修理する前に、iPhoneを新しい機種に買い換えるのもよいでしょう。

不要な機器を処分する際は、パソコン廃棄.comの利用もおすすめです。

今回の記事もぜひ参考にしてください。

監修者/前田 知伸

富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。