「スマホの電池の減りが極端に早い」「スマホの通信量が急に多くなった」
などと、スマホの様子がおかしくなったと困っている方もいるのではないでしょうか?
スマホの様子がおかしくなると自分で直せるのか、修理店へ依頼するべきか迷う方もいるでしょう。
スマートフォンは日常で利用するものであるため、できれば直ぐに解決したいものです。
そこでこの記事では、スマホがウイルス感染した際の対処法から感染しているか調べる方法などを解説します。
目次
スマホがウイルスに感染すると、さまざまな症状が現れます。具体的な症状としては次の6つです。
ここでは、それぞれの症状について詳しくみてみましょう。
1つ目がバッテリーの減りが早くなることです。
スマホのバッテリーは使用していくうちに劣化していき、電池消耗が早くなります。そのため、使用頻度が高く数年間使用している場合、電池消耗が早くなるのは自然なことです。
しかし突然電池の消耗が早くなった場合は、知らぬ間に処理や通信が行われていることが原因、つまりウイルスの感染が考えられます。
2つ目が広告が多く出るようになることです。
使い始めの頃よりも広告が多く出たり、広告が出たりする場合は、ウイルス感染している可能性があります。
画面が大量の広告で埋まっていないか確認してみてください。
3つ目がアプリが頻繁に落ちるようになることです。
スペックやストレージに異常がないにも関わらず、アプリが頻繁に落ちるようならばウイルスに感染している恐れがあります。
アプリが頻繁に落ちる場合、まずはスペックが足りているか、ストレージ容量に余裕があるか確認してみてください。
4つ目がスマホの動作が鈍くなることです。
もしもスマホが不正な通信や処理を行っている場合、スマホの動作が鈍くなります。
そのため反応が遅くなったらウイルス感染している可能性もあると認識しておきましょう。
しかし、スマホの動作が遅くなるのには複数の原因があるため、すぐにウイルスだと判別するのは難しいものです。
5つ目がカメラが勝手に起動するようになることです。
スマホがランサムウェアに感染、もしくはマルウェアに感染すると勝手にカメラが起動することがあります。
撮影された写真は外部サーバーに転送することも可能であるため、カメラが勝手に起動する症状が現れたら、すぐに対処しましょう。
6つ目がデータ使用量が多くなることです。
ウイルスに感染すると自分で知らないうちにデータ通信が行われます。その結果、データ使用量が多くなってしまうのです。
スマホをそれほど使用していないにもかかわらず急激にデータ量が増えた場合は、ウイルス感染を疑いましょう。
自分のスマホのデータ使用量が急に多くなったり、電池の消耗が早くなったりして、もしかしてウイルスに感染しているのでは?と不安になった方もいるのではないでしょうか。
スマホがウイルスに感染しているか調べる方法としては次の2つがあります。
それぞれの調べる方法について詳しくみてみましょう。
1つ目がセキュリティソフトを使用する方法です。
ここまでスマホがウイルス感染した場合の対処方法について紹介したものの、やはり自分ではなかなか気づけないものです。
しかしセキュリティソフトを利用することで、ウイルス感染しているかを確認できます。
それだけではなく、ウイルス感染しないための対策としても有効的です。
もしもウイルス感染が疑われるような場合は、セキュリティソフトを利用してみてください。
2つ目が専門業者に調査してもらう方法です。
自分ではウイルスに感染しているのかわからない場合は、ウイルス感染の調査をしてくれる専門業者へ依頼しましょう。
専門業者への依頼はウイルスの感染経路や注意するべき点まで教えてくれるため、今後ウイルスに感染しないための知識も身につきます。
スマホがウイルスに感染している場合の対処方法は次の4つです。
もしも感染している場合は、これから紹介する対処方法を行ってみてください。
1つ目がインターネットから切断することです。
ウイルス感染の大半はインターネットを介して起こります。
そのため、まずはスマホをインターネットから切断する必要があります。
スマホの情報が知らずしらずのうちに外部のサーバーに送信されている可能性もあるため、まずはインターネットから切断しましょう。
2つ目がセキュリティソフトでウイルス駆除することです。
スマホをインターネットから切断した後は、セキュリティソフトでウイルス駆除をしましょう。
併せてウイルスをもたらしたアプリやファイルも削除するようにしてください。
さらにゴミ箱からも完全削除しましょう。
3つ目がサイトのパスワードを変更することです。
パスワードがウイルスに感染すると、重要な情報が外部サーバーに送信される可能性があります。
そのためクレジットカードサイトへのログインパスワードや、ネットバンキングなどのパスワードは変更しておきましょう。
4つ目がスマートフォンの初期化です。
ウイルスを除去しきれているか不安な場合は、最終手段としてスマートフォンの初期化が効果的です。
ただし、初期化をすると端末内のデータもすべて消去されてしまうため、注意しましょう。
仮にバックアップを取っていたとしても、バックアップにウイルスが潜んでいる可能性があるため要注意です。
スマホがウイルスに感染する経路としては次の4つです。
それぞれの感染経路についてみていきましょう。
1つ目の感染ルートがアプリからです。
とくにGoogle Playストアは注意が必要です。Google Playストアは過去に悪質なアプリが30万超ダウンロードされたことがあります。
Apple storeの場合は審査する必要があり、時間と手間がかかるためウイルスが仕込まれているアプリも少ないものです。
しかし、いずれにしてもアプリからの感染は珍しくないことなので、必要なアプリだけインストールすることをおすすめします。
参照:Google Play の悪意の Android アプリ 90種類:550 万以上もインストールされる
2つ目の感染ルートがメールからです。
メールに添付されているURLには、ウイルスが仕込まれている可能性があります。
そのため、見覚えのないメールのURLをクリックするのは避けましょう。
3つ目の感染ルートがWebサイトからの感染です。
Webサイトに記載されている広告には、ウイルスが仕込まれている可能性があります。
不必要に広告をクリックすることは避けましょう。
広告ブロックを行うツールを利用するのも効果的です。
4つ目の感染ルートがSNSサイトからの感染です。
ツイッターやFacebookなどのSNSを通して、URLが添付されたメッセージが送信されることがあります。
見に覚えのない方からのメッセージは開かないようにしましょう。
スマホをウイルス感染させないためには、次の4つを意識しましょう。
スマホがウイルス感染してしまうのでは?と不安な方は、これから紹介する方法を行ってみてください。
iOSでもAndroidでも、定期的にOSのバージョンアップが行われます。
OSを最新バージョンへアップデートすることで、不具合やセキュリティー問題の解消が可能になります。
アップデートは随時提供されているため、定期的にアップデートがないか確認しておきましょう。
アプリによっては提供源が不明なところがあります。
信頼できる提供元であればウイルス感染する可能性も低くなりますが、聞いたことのない会社は要注意です。
提供元がはっきりとしたアプリをインストールしましょう。
怪しいサイトやメールに添付されているURLは開かないようにしましょう。
最近はSNSやメールを通して、ウイルスが組み込まれているURLを送る手法があります。
登録した覚えのないところからのメール、利用しているサービスだとしても怪しいドメインであれば、要注意です。
怪しいと思ったらURLは開かないようにしましょう。
ウイルス感染はあらゆるところからします。
自分でも気付かぬうちにウイルス感染していることがあるため、それを防ぐためにもセキュリティソフトの導入をおすすめします。
無料で導入できるものもあるため、ぜひ導入を検討しましょう。
この記事では、スマホがウイルス感染した場合の対処法や感染ルートなどについて解説しました。
スマホがウイルス感染すると、普通の利用でも大きな支障がでるため、なるべく早く対処したいものです。
たとえいま感染していないとしても、これから感染する可能性は十分あります。
もしもすでにウイルス感染して携帯を変えたい場合、以前のスマホの処分はパソコン廃棄.comへ依頼してみてください。
パソコン廃棄.comならば、スマホを無料で廃棄できて、データの初期化も行ってくれるので、セキュリティ面でも安心です。
端末を廃棄したい方は、ぜひ依頼を検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。