気をつけていたのにiPhoneの画面にヒビが入ってしまうとがっかりしますよね。
画面が割れた状態で使い続けると破片で怪我をしたり、故障の範囲が広がる可能性もあります。
この記事では
について解説していきます。
目次
iPhoneの画面が割れてしまった場合の対処法は修理に出すか、応急処置をするかの2つがあります。
iPhoneの画面が割れてしまった場合は自力での修理は不可能なので、修理に出すことになります。
修理してくれるのは
の3つが選択肢となります。
それぞれの修理料金とメリットデメリットは以下の通りになります。
修理業者 | おおよその料金 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
Apple Store | 15,950~50,800円 ※AppleCareに加入してる場合は全モデル3700円 | ・修理を受けても保証が継続される ・純正部品による交換が受けられる | ・AppleCareに加入していなかった場合は非常に高額となる |
Appleサービスプロバイダー | 15,950~50,800円 ※AppleCareに加入してる場合は全モデル3700円 | 同上 | 同上 |
非正規店 | 5000円~ | ・格安で修理を受けることができる | ・Apple Storeでの保証が受けられなくなる ・純正部品ではないので若干色味が違って見えることがある |
Apple StoreとApple正規サービスプロバイダでの修理は正規の作業となるので、保証期間に影響を与えることはありません。
また部品も純正品であるためこれまでと何ら変わりなくiPhoneを使えます。
一方、非正規店は費用を抑えられるメリットがあります。
ただし、Appleの保証サービスであるAppleCareは非正規店での修理を受けると残存期間に関係なく、保証サービスを受けられなくなります。
また純正パーツではないので、店舗やパーツによっては色味が若干異なって見えてしまうこともあります。
すぐに修理に出せない場合は応急処置をしましょう。
セロハンテープはどこでも入手しやすく、安価なので応急処置の素材としては優秀です。
貼るときは割れてしまった部分より広めに貼ることで、振動や衝撃などの被害を軽減させることができます。
キッチンにあるラップを巻くことでも被害の軽減が期待できます。
ガラスの飛散を防ぐためにも割れてしまったら早めに巻いておきましょう。
最近では画面が割れたときに貼るための応急処置用のフィルムも販売されています。
割れたときに絆創膏のように画面に貼るタイプのもので被害の拡大を防ぎ、操作性を維持する役割があります。
ただし、応急処置用のフィルムを貼ったからといって修理しないのは好ましくありません。
またセロハンテープやラップに比べてお金がかかってしまう(1000円以上する)のもデメリットといえます。
画面が割れたiPhoneはいつ操作を受け付けなくなっても不思議ではありません。
パスコードの入力を求められる場面で割れた部分が反応しないとロックを解除することができなくなります。
画面が割れてしまったときは一旦ロックがかからない設定に変更しましょう。
また画面が突然つかなくなって何も映らなくなることも十分考えられます。
動いているうちにデータのバックアップを取ることも忘れないようにしましょう。
iPhoneの画面が割れてしまった場合は以下の理由によりそのまま使うのはおすすめできません。
iPhoneの画面はガラスでできているので、割れると破片が発生します。
細かい破片は鋭くなっていることもあるので、そのまま操作を続けると指に刺さり怪我の恐れがあります。
また小さいお子さんがいる家庭では赤ちゃんがうっかりさわってしまったり、口に入れてしまったりすると非常に危険です。
iPhoneの画面の損傷は時間が経つと範囲が広がることがあります。
ヒビが入った状態で日常の振動や衝撃などが加わることで、割れている部分が広がり悪化します。
また割れた部分に防水性能は期待できないので、水分が入ってしまうと別の故障の原因となります。
水だけではなくホコリや粉塵などが入り込むことも考えられるので、早めに修理に出すに越したことはありません。
iPhoneの画面が割れてしまうと操作に支障をきたすこともあります。
割れた場所によってはタッチしていないのに反応するタッチ暴走と呼ばれる現象が起きることがあるので注意が必要です。
タッチ暴走によって間違ったパスコードが連続で入力されるとシステムにロックがかかります。
さらにTouchIDとパスコードの設定で「データを消去」がオンになっている場合は10回連続で間違うとiPhoneが初期化され、データが全て消去されてしまいます。
iPhoneの画面を割らないためにできることを紹介します。
iPhoneの画面割れから守るためにケースを付けましょう。
iPhoneはそのままのデザインがいいんだという気持ちはよくわかりますが、割れてしまうリスクが上がります。
もちろん最新機種に近づくほど強固なガラスと筐体に守られていますが、より安心して使うならばケースを付けることは有効です。
デザインを崩さない透明なケースも販売されているので、好みに応じて選べます。
保護フィルムをつけることも画面割れのリスクを軽減するに有効です。
保護フィルムは画面を割れにくくする以外にも、万が一割れてしまった場合の被害の拡大を防いでくれます。
保護フィルムによって破片の飛散を防止するとともに、割れたあとの一定の操作性も確保できます。
iPhoneにストラップや落下防止のリングを付けることも有効です。
そもそも落としたり、衝撃を与えたりしなければiPhoneが割れることはありません。
iPhoneそのものにはストラップホールはないので、ケースを付けることが前提となりますが、iPhone落下のリスクを最小限にしてくれるでしょう。
リングを背面に貼り付けることも落下リスクの軽減には非常に有効です。
以上、iPhoneの画面が割れてしまった場合の対処法を解説してきました。
iPhoneの画面が割れてしまった場合のポイントは以下の通りになります。
割れてしまったiPhoneを治す方法は修理に出す以外にはありません。
割れたまま使用を続けることによって他の部分への悪影響や浸水などの二次被害もリスクとなります。
また破片で怪我をする可能性もあるので、早めに修理に出すに越したことはありません。
もし買い替え時期が近く、修理ではなく廃棄する場合はパソコン廃棄.comの無料処分サービスが便利です。
パソコン廃棄.comではパソコンだけではなくスマートフォンも受け付けています。
送料などの費用やデータ処分も無料で行っているので、iPhoneの買い替え時にぜひ検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。