iPadの電源が入らない時はどうしたらいい？原因と対処法を詳しく解説！
「iPadの画面が真っ暗で使えない」
「電源が入らず正常に起動しない」
急にiPadが使えなくなると、仕事の連絡が出来なかったり、Web会議ができなかったりと困る方が多くいらっしゃると思います。
電源が入らないからといって、何度も再起動したり、長い時間充電し続けたりしてはいけません。原因の切り分けをして、適切に対処することが大切です。
この記事では、iPadの電源が入らないときの原因と、それぞれの対処方法について解説していきます。
【この記事でわかること】
- iPadの電源が入らないときの原因
- iPadの電源が入らないときの対処法
- iPadの修理依頼先
目次
iPadの電源が入らない原因
iPadの電源が入らないときに、考えられる原因について紹介します。
充電されていない
iPadの電源が入らないときは、そもそも本体の充電が切れている可能性があります。
しばらく使わないと、バッテリーが切れることがあるため、まず充電切れかどうかを確認しましょう。
バッテリーの不具合・劣化
本体のバッテリーが劣化すると、iPadの電源が入らないことがあります。
iPadを正しく使っていても、購入してから約2年たつと、バッテリー性能が低下するといわれており、劣化したバッテリーは、交換しないと元に戻りません。
ほかにも、使用中に突然電源が落ちたり、バッテリーの減りが早くなったりといった症状が出ているときは、バッテリー劣化の可能性があります。
バッテリーに不具合がある場合は、バッテリー交換や本体の買い替えを検討しましょう。
iOSアップデートの失敗
iOSのアップデートに失敗すると、iPadが正常に起動しないことがあります。iOSは、システムの起動や動作に関わる重要なソフトウェアなので、iPadの電源が入らないときは、内部の不具合が原因かもしれません。
アップデート処理時に、何らかのエラーが発生した場合は、リカバリーモードでのアップデートを試してみてください。
詳しい手順については「iPadの電源が入らない時の対処法」で紹介していますので、参考にしてください。
ボタンの不具合
iPadの電源ボタンを強く押し込むと、ボタンが破損することがあります。また、iPadを落としたことにより、ボタンが故障することもあります。
ボタンが反応しないと、iPadの操作ができず電源を入れられません。
この場合は、修理を検討してください。
画面の不具合
iPadに強い衝撃を与えると、画面が割れたり、真っ暗になったりすることがあります。画面が故障すると、電源が入っていても何も映らないので、電源が入っていないように見えます。
iPadをぶつけたり落としたりしてから電源が入らない場合は、修理や液晶画面の交換を検討してみてください。
落下、水没、湾曲などによる本体の故障
iPadを落とした衝撃で、本体内の基板が故障し、電源が入らなくなることがあります。落下による故障が疑われる場合は、修理を検討しましょう。
お風呂やプールに落として濡れた場合も、電源が入らないことがあります。しばらく自然乾燥させてみて、それでも使えないときは修理を検討してください。
また、iPadに強い力が加わると、フレームが変形して正常に動作しないことがあります。フレームがゆだんだiPadは、少しの衝撃でも壊れやすい状態です。なるべく早めに修理を検討しましょう。
熱暴走
iPadが熱暴走を起こすと、正常に動作せず電源が入らないことがあります。熱暴走とは、内部にこもった熱を、外に放出できなくなってしまう症状のことです。
熱暴走は、CPUやバッテリーに負荷がかかりすぎたときに発生します。
この場合、まずはiPadを冷ましましょう。ケースなどを外して、部屋の涼しい場所にしばらく置いて冷ましてください。
iPadの電源が入らない時の対処法
iPadの電源が入らないときの対処法を紹介します。
iPadを適切な方法で充電する
まずはiPadを十分に充電してみてください。その後、電源が入るかどうかを確認します。
適切に充電するには、純正品の充電ケーブルを使うのがおすすめです。安いケーブルだと断線したり、正常に充電できなかったりといったトラブルの原因になります。
本体の充電が切れている場合、iPadを充電ケーブルにつなげると、ロック画面にバッテリーアイコンが表示されます。アイコンが表示されないときは、通電されていません。
通電されていない場合は、以下の2つをチェックしてみてください。
- 別の充電ケーブルで試してみる
- 別のコンセントに差してみる
iPad本体側の充電ケーブル差し込み口に、不具合がないかも合わせて確認しましょう。充電元のコンセントをチェックすることも忘れないでください。
参考：iPadが充電されない場合 – Apple サポート (日本)
iPadを冷ます
iPad本体が熱くなると、正常に起動しないことがあります。CPUやバッテリーに負荷がかかり、内部の部品が熱くなって熱暴走を起こしてしまうためです。
この場合、iPad本体を冷やさなければなりません。ケースがついている場合は、本体から外してから、iPadをそのまましばらく置いて放熱します。
早く冷ましたいからといって、冷蔵庫や冷凍庫に入れないでください。急激に冷えると、内部が結露して故障の原因になります。
本体を涼しい場所に置いて、自然に冷えるのを待ちましょう。
それでもiPadの電源が入らない場合
何をやっても改善しない場合は、iPadの修理を検討してください。修理費用が高額になる場合は、機種変更も視野に入れるとよいでしょう。
修理に出す
iPadを修理に出す方法は3つあります。
それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
Appleに依頼する
iPadが故障したときは、Apple Sotreへ持ち込めば修理を依頼できます。メーカーによる直接対応と、純正の交換部品が使われることがメリットといえます。
近くにApple Storeがない場合は、配送修理サービスが利用できます。自宅から配送できるので便利ですが、修理に時間がかかるところがデメリットでしょう。
Apple Storeに修理を依頼すると、データが初期化されるため、あらかじめバックアップをとっておくことを忘れないでください。
Apple Storeでの修理には、AppleCare+が適用されます。修理前に加入の有無を確認しておくとスムーズです。
参考：iPadの修理サービス – Apple サポート (日本)
Apple正規サービスプロバイダに依頼する
近くにApple Storeがない場合は、全国にある「Apple正規サービスプロバイダ」を利用しましょう。Apple正規サービスプロバイダとは、Apple社が認定している正規の修理店のことです。
主なApple正規サービスプロバイダは以下です。
Appleの認定資格をもつ技術者が対応し、交換部品にも純正品が使われるので、安心して修理サービスを受けられるのがメリットといえます。
AppleCare+などの保証も適用されますが、修理費用がApple Storeよりもやや高めです。
修理に出す前に、バックアップをとっておくのを忘れないでください。
街の修理業者に依頼する
街の修理業者に依頼するメリットは、修理代金が比較的安く済むところです。とにかく急いで直したいときには便利といえます。
ただし、担当スタッフの技術力にばらつきがあったり、交換パーツに非純正品を使ったりといったデメリットもあります。
また、非純正品を使ったiPadは、Appleの保証対象外になってしまう可能性があります。
街の修理業者に依頼する場合は、デメリットもふまえて、よく考えてから依頼することをおすすめします。
まとめ：iPadの電源が入らない原因を突き止めて適切に対処しよう！
以上、iPadの電源が入らないときの原因や、対処法について解説しました。
適切な対応をすれば、iPadが元通りに使えることもあります。しかし、物理的な故障や、内部のパーツが壊れている場合、簡単には直せません。Apple公式サポートか修理業者に依頼するようにしてください。
修理費用が高額になる場合は、買い替えも視野に入れるとよいでしょう。
なお買い替える際は、現在使っているiPadが不要になるかと思われます。
そんな時は、「パソコン廃棄.com」の利用が便利です。
「パソコン廃棄.com」ならば、費用は一切かからず、事前のやり取りも不要。
ただ壊れたiPadを梱包して送付するだけで、無料廃棄が完了します。
送られてきたiPadのデータ消去も、責任を持って行わせていただきますので、セキュリティ的にも安心です。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
