パソコンが突然真っ黒な画面になった経験をした方も多いのではないでしょうか。
画面が真っ暗になる原因はさまざまですが、間違った対処をすると、パソコンが故障してしまいます。
この記事では、パソコンが真っ暗な画面になった時の対処法を紹介します。
パソコンが真っ暗になったら確認することやパソコンの処分方法まで解説するので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次
パソコンの画面が真っ暗になる原因はさまざまですが、主に以下の3つが原因となる場合が多いです。
画面が真っ暗のときは、パソコン本体が故障している可能性があります。
後ほど解説する対処法を試しても改善されない場合は、修理に出しましょう。
パソコンがウイルスに感染すると、パソコンが正常に起動しません。
再起動をして、画面が動くならウイルスソフトで感染確認を行いましょう。
それでも改善しない場合は、初期状態に戻すのが有効です。
OSの不具合でパソコンがうまく起動・動作しない可能性があります。
システムの復元を行い、ファイルやシステムの状態を以前のものに戻すと回復することがあります。
参照:Windows 10でシステムの復元を使用してパソコンを以前の状態に戻す方法
パソコンの画面が真っ暗な時は、慌てずに以下のことを確認しましょう。
簡単に行える確認項目を6つ紹介します。
まずは、そのまま数分待ってみましょう。
無理な強制終了やパソコンに刺激を与える行為は、かえって故障の原因になります。
キーボードやマウスにも触らず、そのままにすると画面が切り替わって正常な状態に回復するケースも多いものです。
外付けHDDやCD-ROMが挿入されっぱなしだと、真っ黒い画面でフリーズすることがあります。
一度、全ての周辺機器を外して再起動を行いましょう。
再起動後、問題が解決したら周辺機器を接続しなおして正常に動作するか確認してください。
どうしても解決しない場合は、最終手段としてシャットダウンを行います。
電源ボタンを長押しすることで、強制的に終了できますが作業中のデータや写真・動画が消えてしまうリスクは避けられません。
突然のシャットダウンに備えて、定期的にバックアップを取っておきましょう。
電源ケーブルの接続不良やバッテリー切れが考えられます。
ケーブルがきちんと差し込まれているか、緩んでいないかを確認しましょう。
外部モニターに接続している場合は、HDMIケーブルが外れていたというケースもあります。
接続の緩みの原因となるため、一度ケーブルを抜いて再度差し直しを行いましょう。
Win+Ctrl+ Shift+Bの4つのキーを同時に押してリセットしてみましょう。
Windowsをサインアウトせず再起動可能なショートカットキーです。
再起動は、開いているブラウザをすべて閉じてから行ってください。
突然パソコン画面が真っ暗になった時に備えて、対処法を覚えておきましょう。
修理に出す前に、自分で行える対処法を紹介します。
パソコン画面が真っ暗になった時、何も表示されない場合は以下の対処法を試してみましょう。
キーボードが反応しない場合は、強制再起動を行いましょう。
電源ボタンを長押しして無理やり電源を落とします。
強制的にシャットアウトしたら、再度電源を入れて正常に起動するか確認してださい。
パソコン内部に溜まった汚れを取り除くと、正常に起動することがあります。
内部にあるマザーボードやファンは繊細な部品なので、知識がない方はひとりで作業するのは不安でしょう。
内部清掃に抵抗がある方は、専門業者に依頼するのもひとつの方法です。
パソコンに何も表示されない場合は、内部部品の故障の可能性があります。
知識がなく、やみくもに触ってもパソコンの状況を悪化させるだけです。
ハードディスクなど交換対応で症状が改善されることもあるので、まずは修理相談をして見ましょう。
パソコンの画面は黒いまま、白い文字がでメッセージエラーが出ることがあります。
この場合の対処法を2つお伝えします。
パソコンの帯電はトラブルにつながります。
起動や動作に異常が発生した場合は、放電が効果的です。
手順は、電源ボタンを押して強制終了をさせて、電源を抜きます。
数分放置した後に、電源をつけて起動時に異常がないか確認してください。
パソコン内部の故障が原因だった場合は、速やかに修理に出しましょう。
経年劣化したハードディスクは交換や修理をすると、症状が改善されることが多いです。
エラー内容によっては自分で対処できるものもありますが、専門業者に依頼した方が早く修復されます。
黒い画面にカーソルだけ表示されている時は、グラフィックドライバーの更新失敗の可能性があります。
マウス・キーボードが無効の場合、強制再起動を行います。
電源ボタンを長押しして、再度立ち上げた時に異常が回復していないか確認してください。
マウスが動く場合は、セーフモードで起動しましょう。
もしセーフモードで復旧するなら、インストールしたアプリが原因です。
問題が改善されない場合は、OSやハードウェアに問題があります。
セーフモードで起動しても復旧しない場合は、OSやハードウェアが原因です。
内部機器の不具合は、速やかに専門業者に修理依頼をしましょう。
メーカーのロゴから進まない場合は、パソコン本体の不具合である可能性が高いです。
ロゴのみ表示されている方は、次の対処法を試してください。
スタートアップ修復は、正常に起動しないトラブルを解決します。
セーフモードは修復できない問題が改善されることがあるので、一度試して見てください。
更新プログラムを削除すると、解決する場合があります。
コントロールパネルから更新プログラムが削除できるので、再起動後に起動や動作の確認を行いましょう。
ここまで解説した方法でも改善が見込めない場合は、自宅で行う対処法では対応できません。
信頼できる専門業者に修理依頼をしましょう。
その際は大切なデータのバックアップを取っておきましょう。
パソコンの画面が真っ暗になった時は、解説した対処法を試しましょう。
その際に、注意すべき2つのポイントを紹介します。
再起動や電源コードを抜く際は、データのバックアップを取っておきましょう。
特に大事なデーターはUSBなどに移行すると、安心です。
対処法で強制終了を紹介してきました。
しかし、強制終了はパソコンに大きなダメージを与えます。
そのため、何をしても改善されない時の手段です。
強制終了を行う際は、データの破損や内部故障の可能性があることを覚えておきましょう。
ここまで紹介してきた対処法でも問題が解決しない場合もあります。
どうしても起動しないときは、以下の方法で対応しましょう。
問題が解決しない・原因が分からない場合は、メーカーや専門業者に修理依頼しましょう。
知識があるところに頼むのが、一番の近道です。
また、専門業者なら起動ができなくても内部のデータを取り出せる可能性があります。
OSの不具合が原因の場合は20,000〜25,000円、ハードディスクの故障・交換は40,000〜50,000円です。
どちらも費用相場なので参考にしてください。
依頼をする業者によって料金が異なるため、事前に見積もりをもらいましょう。
パソコンの画面が真っ暗になったら、数分時間を置いてみましょう。
あわせて、電源やモニターの接続確認を行いましょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。