「Windows7が起動しない」いつものようにパソコンを起動しようと思ったものの、何故か起動しないというトラブルに合った方は多いのではないでしょうか?
パソコンが起動しないのはありがちなものの、いざ実際にトラブルに合うと対処方法がわからない方も多いでしょう。
そこで、この記事ではWindows7が起動しない場合の対処方法についてご紹介します。
どれも自分で簡単にできるものであるため、パソコンショップに相談する前に本記事で紹介する方法を試してみてください。
【この記事で分かること】
目次
パソコンが起動しないのには、複数の原因があります。
パソコンの状態を見ずに「これが原因」とは言えないため、まずは症状を確認する必要があります。
症状には次のようなものがあります。
もしも電源が入らない場合は、さらに電源自体が動作していないのか、動作しているものの画面が表示されていないのかなど、症状を詳しくチェックしましょう。
画面が真っ暗でメッセージが表示されている場合は、表示されているメッセージの内容で対処方法が変わるため、エラー内容を確認してください。
いずれにしてもむやみにいじったり削除したりはしないようにしましょう。
勝手にデータを削除すると、パソコンが起動しなくなる可能性があるためです。
これから紹介していく対処方法を実践する前に、次の2つを押さえておきましょう。
こちらを行っておかないと、トラブルの元になる可能性があります。
対処をして治ったとしても、時間が経過すればまた起動できなくなる可能性があります。
その際、パソコン内部にしかデータが保存されていない場合は、パソコンが起動できなくなればデータを取り出せません。
そのようなことを防ぐためにも起動できる際にデータを取っておきましょう。
パソコンはメーカーや機種によって操作手順が異なります。
取扱説明書には自身のメーカーの正しい手順で初期化できる方法が載っているため、しっかりと確認をしておきましょう。
説明書がなくとも、自身が使用しているパソコンのサイトを確認すれば記載されていることがあります。
電源ボタンを押しても反応しない場合には、パソコンが反応しない、もしくは電源が稼働しているものの画面が表示されない2つがあります。
それを確認するためにも、次の2つを行ってみてください。
それぞれの対処法を見ていきましょう。
ケーブルの状態と、電源コードがしっかりと挿し込まれているかを確認しましょう。
コンセントがしっかりと挿し込まれていなければ、出力されません。
他にもパソコン側のコードが挿し込まれているか、マザーボードのLEDランプが点灯しているかなど、しっかりと確認しましょう。
ノートパソコンの場合、バッテリーで動かなければ電源コードもつないで動作確認をしてみてください。
ケーブルやバッテリーに不具合が見られなければ、電源ユニットもしくはマザーボードが故障している可能性があります。
LEDランプが点灯しているか、電源スイッチに不具合がないかを確認しましょう。
電源ボタンを押しても反応しないときは、周辺機器を取り外して放電してみてください。起動しない原因の1つには帯電というものがあります。その場合は放電すると起動する可能性があるため、周辺機器を取り外して放電しましょう。
次の手順で放電が可能です。
他にもマザーボードのボタン電池を外すという方法もありますが、手順を間違えればパソコンが故障するためおすすめしません。
紹介した放電方法は時間と手間がかかるものではないため、パソコン初心者の方でも簡単にできるはずです。
黒い画面にメッセージが表示される場合は、表示されているメッセージ内容で原因が変わります。症状が出た場合は次の2つの対処法を行ってみましょう。
黒い画面にカーソルが点滅した状態で表示されていたり、エラーメッセージが表示されたりする場合は、起動時のシステムファイルが読み込めていない可能性があります。
エラーメッセージの内容は次のようなものです。
上記のエラーメッセージが表示される場合は、CDやDVDなどがドライブに入っていないかを確認してください。
これらの記憶媒体がドライブに入ってしまっていると、起動を妨げてしまうことがあります。
対処法としてCDやDVDがドライブに入ったままになっていないかを確認し、入っている場合は各メディアを取り外してください。その後は先ほど紹介した放電を行ってみましょう。
ブラックスクリーンに対して「FAN Error」と表示されている場合は、ファンにエラーが起こっている可能性があります。
この場合はファンを掃除することで直すことができる可能性があります。
次の手順で掃除をしましょう。
上記を行っても起動しない場合は、ファンの損傷が考えられます。
ファンはパソコンを冷やして安定させる重要なものです。
使い続けるうちに消耗するものですので、定期的にファンの掃除や交換をしましょう。
Windowsのロゴ画面で止まっている場合は、システムの復元やスタートアップ回復を行いましょう。
そのためには詳細ブートオプションを起動させなければなりません。ここでは詳細ブートオプションについてご紹介します。
詳細ブートオプションではWindowsの起動方法を設定できます。
通常では起動しないものですが、詳細ブートオプションを起動させることでエラーに対処することができます。
次の手順で詳細ブートオプションを起動させましょう。
次の項目からは各オプションについて説明します。
最初にファイルシステムエラーの修復を行ってみてください。
内容としてはパソコンをセーフモードで起動させて、ファイルシステムエラーの自動修復を行います。
セーフモードとは、Windowsを実行させるのに必要な基本的なファイルとドライバーのみを起動させる方法です。
次の手順で可能です。
上記の手順でセーフモード状態での起動ができ、ファイルシステムエラーが自動で修復されます。これを行ってもWindowsのロゴ画面で止まる場合は、次の方法を行ってみてください。
システムの復元を行うことにより、セーフモードで起動後に前回正常に起動した状態に戻せます。次の手順で可能です。
上記の手順を行っても復元できない場合は、次に紹介する方法を試してみてください。
スタートアップ修復とは、パソコンを起動する際の不具合を発見して修復してくれるツールです。
Windows7にはスタートアップ修復が含まれています。
基本的には自動で起動しますが、自動で起動しない場合は次の手順で起動しましょう。
セーフモードでの起動にしないよう注意しましょう。
パソコンのHDDデータを消去し、購入時の状態へ戻しましょう。
次の手順で可能です。
以上で完了です。
その後は各インターネットの設定や必要なソフトのインストールを行ってください。
参照:NEC LAVIE公式サイト > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 012914
青い画面に英文が表示されるケースは、「STOPエラー」と呼ばれるものです。
通称ブルースクリーンと呼ばれるもので、この症状が出た場合はHDDやマザーボードなどのパーツが壊れている可能性があります。
他にもWindowsをアップデート後、システムとドライバーの相性の問題によりエラーが発生することがあります。
基本的には先ほど紹介した「再セットアップ」を行えば直るものです。
初期化は説明書を読むことで初心者でも簡単に行えます。
とはいえパソコン内のデータは消されてしまうため、事前にバックアップを行っておきましょう。
ここまでいくつかの再起動方法を紹介しましたが、それでも起動しない場合はパソコン自体が壊れている可能性が高いです。
その場合は、修理や買い替えを検討しましょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。