「パソコンが重い」「売却したいから初期化しなければならないけどやり方が分からない」
そんな悩みを抱えている方は多くいると思います。
パソコン関係には難しいイメージを抱いている方が多く、初期化に関しても同様だと思います。
しかし、初期化はそれほど難しいものではありません。
手順に沿って行うだけで、簡単にできるものです。
そこでこの記事では、パソコンの初期化方法が分からない方に向けて、Windows7の初期化方法についてご紹介します。
初期化をする予定がない方でも、初期化をする場面は意外と多いため知っておいて損はないでしょう。
【この記事でわかること】
目次
Windows7を工場出荷時の状態にしなければならないのは次のようなときです。
以上のときに初期化を行えば、パソコンに保存されている情報や設定を全て消すことができます。
それにより重かったパソコンが軽くなったり、トラブルを解決できたりします。
またもし初期化をせずにパソコンを売却すると、個人情報が盗まれる必要があるため要注意です。
売却したり譲ったりする際は、必ず初期化をしましょう。
参照:Windows 7を工場出荷時の状態にリセットする3つの方法
ここでは、Windows7を初期化する方法を3種類ご紹介します。
メーカーごとに方法が指定されている場合もありますので、事前に取扱説明書を確認しておくとよいでしょう。
メーカー製のパソコンの場合、購入時にWindows7の初期化ディスクが付属していることがあります。
ディスクをパソコンに挿入するだけで自動的に初期化が開始されるため、機械の操作にあまり自信がない方でも簡単に作業できる点がメリットです。
詳しい手順や注意点については、メーカーのホームページや取扱説明書を確認してください。
パソコンに初期化ディスクが付属していない場合は、自作のリカバリーディスクを使用して初期化することも可能です。
特に、ノートパソコンの場合は専用のディスクが付いていないケースが多く存在しています。
CD-RやDVD-Rを使用してリカバリーディスクを作成する手順は以下の通りです。
【リカバリーディスクを作成する方法】
作成したリカバリーディスクをパソコンに挿入したあとは、画面の指示に従って操作してください。
パソコンによっては、ハードディスク内にリカバリー領域が用意されている場合があります。
リカバリー領域を利用すれば、専用ディスクがなくてもWindows7の初期化を行えます。
具体的な初期化手順は以下の通りです。
【リカバリー領域からWindows7を初期化する方法】
参照:Windows 7でWindows(OS)が起動しない状態からハードディスク領域を使用してパソコンの再セットアップを行う方法
Windows7を初期化する前には、いくつかのことを行わなければなりません。
具体的には次の3つです。
何もせずに初期化してしまうと、「OSを再インストールした際にドライバが見つからない」「消してはいけないデータが合ったけど取り返しがつかない」といったことになりかねません。
初期化前はこれから紹介することを行っておきましょう。
データのバックアップをしておくことで、パソコンが故障してデータが破損するという事態を防げます。ここではパソコンの初期化の際にデータのバックアップをしておこうといっていますが、日頃から行っておきましょう。
データのバックアップの手順は次のとおりです。
以上で完了です。
参照:Windows 7を外付けHDDにバックアップする方法。10での復元方法まで丸わかり【Windows Tips】 | できるネット
初期化をすると、インストールされてた各種ドライバが全て削除されます。LANドライバも削除されて、ネット接続ができなくなることがあります。そのため、初期前には最低LANドライバやマザーボードなどのドライバを用意しておきましょう。メーカー製の場合はドライバCD、もしくはメーカーページからダウンロードできます。
ドライバをインストールしないと、本来の性能を発揮できないため必須のものです。
Windows7を初期化する際、「かんたんリカバリー」というものが搭載されているモデルがあります。
もしそれが搭載されている場合はは次のことを必ず守るようにしてください。
これらのことを行うと正常に初期化ができなくなります。
ハードディスク用のリカバリー用データは誤って削除することを防ぐために、通常の方法では表示されません。
しかし、誤って削除したり変更したりすると初期化ができなくなるため、必ずいじらないようにしましょう。
参照:Windows 7 をリカバリー ( 初期化 ) する手順 _ ドスパラ サポートFAQ よくあるご質問|お客様の「困った」や「知りたい」にお応えします。
ここでは実際にWindows7の初期化方法について見ていきましょう。
なお、初期化手順はメーカーによって異なるため、一例として参考にしてください。
OSの再インストール時にOSのビット数の選択を聞かれることがあるため、事前に確認しておきましょう。
次の手順で確認できます。
システム画面が開き「システムの種類」にて確認可能。
今回の例はHDDからリカバリを行うため、BIOSの画面に入ります。
次の手順でBIOS画面の起動が可能です。
もし起動してしまった場合は、もう一度パソコンの電源を起動するときにF2を押しましょう。
F9キーを押すとデフォルト設定が面が表示されます。
デフォルト値をロードしますか?に対して「はい」を選択してください。
設定をリセットし再起動されますので、再びF2キーを連打してBIOS画面を起動しましょう。
コンピューターの修復をしていきます。
BIOS画面の上のタブの「終了」を選択し、「コンピューターの修復」をクリックしてください。
その後は次の手順に沿ってOSの再インストールをしましょう。
後は画面に沿って行けば完了です。
【Windows10】Dellパソコンの初期化方法や初期化できない場合の対処法>>
Windows10レッツノートの初期化方法!注意点やバックアップ方法も解説>>
【Windows10】Lenovoの初期化方法5つ!できない場合の対処法は? >>
【富士通のパソコンを初期化する方法】事前準備についても詳細解説>>
OSを再インストールするとバージョンが戻ってしまうことがあります。そのため、初期化が終了したら一度Windows7をアップデートしておきましょう。
アップデートは次の手順でできます。
手順通りに行っても何らかの不具合により初期化ができない場合があります。
その場合は次の2つの対処法を行ってください。
それぞれの対処法を見ていきましょう。
セキュリティソフトによっては初期化を邪魔している可能性があります。
初期化を行う前は、アンインストールをしておきましょう。
OSを再インストールした後は、再びセキュリティソフトをインストールしてウィルス対策を行ってください。
必要以上に周辺機器をつなぐことも、初期化がうまく行かない原因の1つです。
外付けHDDドライブやプリンターなど、マウス、キーボードなどのパソコンの操作に必要なもの以外は外しておきましょう。
上記の方法を試しても初期化に失敗する場合、ドライブの容量が足りていないことがあります。
初期化を行う前に、十分な空き容量があるか確認してください。
容量が圧迫されている時は、不要なファイルの削除や使っていないソフトのアンインストールを実施するのもおすすめです。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。