Macの画面が真っ暗になってお困りではありませんか?
昨日まで普通に動いていたのに突然何も映らなくなってしまうと故障かと焦ることもありますが、まずは落ち着いて対処しましょう。
この記事では
について解説していきます。
目次
Macの画面が真っ暗になったといっても原因は一つではありません。
モニターが何らかの理由で破損していると電源は入っても画面には何も映らなくなり、真っ暗のままです。
電源は入っているけど、画面に何も映らないという場合はモニターの不具合の可能性が高くなります。
もし他のモニターに繋ぐことができる環境があれば繋いで映るか試してみましょう。
そもそも電源が入っていない、入らない場合も何も映りません。
電源が入らない理由は様々考えられますが、バッテリー切れ、電源が外れているなど単純なものからシステム障害やSSDの破損などもありえます。
Macが起動しないときの解決方法はこちらにも詳しく記載があるので、参考にしてみてください。
Macの画面が真っ暗になってしまったときの対処法を解説していきます。
単純な方法ではありますが、再起動をしてみることで解決することがあります。
再起動させるには電源ボタンを10秒以上長押ししてシャットダウンしてから、再度電源を入れます。
再起動で解決しない場合は下記に記載する方法を試してみましょう。
まずはMacに原因があるのか、周辺機器にあるのかを確かめましょう。
周辺機器を外す際はいきなり外さずに以下の手順で行います。
Mac本体内に帯電している電気を開放できれば正常に起動する可能性があります。
デスクトップのみで実行可能な手順ですが、
以上の手順で放電ができます。
PRAM (パラメータRAM)やNVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)はMacの基本的な情報を保存しているパーツのことを指します。
ここに保存されている情報に不具合があった場合は正常に作動しないことがあります。
PRAM/NVRAMリセットは以下の手順で行います。
Macの種類によって
とPRAM/NVRAMリセットの反応が違うことを覚えておいてください。
作業が完了したらMacが正常に作動しているか確認しましょう。
SCM(System Management Contoroller)は名前の通り、Macのシステムをコントロールしているチップのことです。
SCMも誤作動するとMacが正常に作動しなくなります。
PRAMをリセットしても正常に動かないという場合はSCMのリセットを試してみましょう。
SCMのリセット手順は機種によって異なります。
T2チップを搭載したMacはシャットダウンしてから電源ボタンを10秒以上長押しするとリセットできます。
搭載機種は以下の通りです。
セーフモードは最低限の構成でMacを立ち上げる方法です。
不具合の原因が何らかのアプリであった場合、セーフモードであればそれらを立ち上げることなく起動することができます。
セーフモードで無事に起動すればインストールされているアプリや機能拡張のキャッシュが破損していた可能性があります。
Macのシステムに問題がなければ起動と修復が行われます。
セーフモードは以下の手順で実行しますが、Intel搭載機とAppleシリコン搭載機で若干方法が異なります。
Intel搭載機
Appleシリコン搭載機
セーフモードでも解決しなかった場合はOSの復元を試してみましょう。
「ディスクユーティリティ」を使えば問題のあるHDDの修復ができます。
ディスクユーティリティの起動方法もIntelとAppleシリコン搭載機で違いますので、注意しましょう。
Intel搭載機
Appleシリコン搭載機
他にモニターを持っている場合は接続して映るか確認してみましょう。
もし映っていればMacの画面にトラブルが発生しているということになり、修理に出す以外直す方法はありません。
一時的な対処となりますので、Appleストアや修理業者に依頼しましょう。
画面が真っ暗になったときにやってはいけないことを解説します。
昔のブラウン管のテレビではないので、叩いても絶対に直りません。
余計壊すリスクが上がるだけなので、上記の解決方法を一つ一つ試していきましょう。
電源ケーブルをいきなり抜いて終了させることは避けましょう。
強制終了は手順を踏んでシステムに影響が出ないように処理されますが、電源ケーブルを抜くとその手順がないので、本体やHDDにダメージを与えることがあります。
以上Macの画面が真っ暗になったときの対処法を解説してきました。
画面が映らないといってもモニターが故障しているのか、本体に問題があるのかで対処法が違ってきます。
簡単なものから順次試して解決を試みましょう。
どうしても解決できない場合はAppleストアや修理業者に修理を依頼することをおすすめします。
修理料金が高くて買い替えたいという場合はパソコンを廃棄しなければなりません。
そのときはパソコン廃業.comの無料回収サービスが便利です。
費用もかからず、確実にデータを消去してくれるので、Macを買い替えや廃棄するときは検討してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。