surfaceは画面タッチに対応していたり、シンプルでスタイリッシュなデザインを採用していたりすることから持っている方も多いのではないでしょうか?
性能面でも高性能なsurfaceですが、使い続けているとなぜか動作が遅くなったと困っている方が多くいます。
そこでこの記事では、surfaceの動作が遅い原因から行うべき対処法をご紹介します。
【この記事で分かること】
目次
surfaceの動作が遅いと考えられる原因は次の4つです。
基本的には他のパソコンが重いのと同じ原因が考えられます。
それぞれの原因を細かく見ていきましょう。
1つ目の原因はパソコンの空き容量が少ないことです。
パソコンが快適に動くかどうかを左右するのはメモリです。
メモリの容量が少なくなれば動作は重くなりますが、容量の空きが多くあれば快適に動きます。
ハードディスクの容量も重要視されますが、実はメモリの容量も重要なのです。
ハードディスク自体の容量はたくさんあるものの、メモリの使用量が100%になっていればパソコンは重くなってしまいます。
パソコンを快適に動かすためには常にメモリに余裕をもたせましょう。
2つ目の原因は開いているソフトが重いことです。
ソフトによっては重いものがあります。
特定のソフトを起動した場合、動作が鈍くなるときはソフトの重さが原因だと考えられるでしょう。
パソコンのスペックとソフトのスペックが釣り合っていなければ、解決しないため新しいパソコンに買い換えることをおすすめします。
デスクトップパソコンであれば特定のパーツを買い換えることもできますが、surfaceであれば新しいモデルへ買い換えなければならないため注意してください。
3つ目の原因はOSが最新バージョンになっていないことです。
使っているソフト・ブラウザが古いOSのバージョンに対応していなければ、処理速度が落ちてしまうことがあります。そのためOSを最新バージョンにしていない方は、アップデートするようにしましょう。なおOSのアップデートには時間がかかります。時間に余裕があるときに実行することをおすすすめします。
4つ目の原因がバックグラウンドでソフトが起動していることです。
バックグラウンドとは画面上に表示されず画面の裏側で動作しているものです。
バックグラウンドで起動しているアプリが多ければ多いほど、パソコンは重くなり動作も鈍くなります。
設定でパソコンを立ち上げると同時に自動的にソフトが起動するようになっていれば、自分がソフトを起動しなくとも勝手に動くようになり、その分メモリが使われてパソコンの動作も鈍くなります。
なぜかパソコンが重いと思ったらまずは裏でソフトが起動していないか確認をしてみましょう。
5つ目がハードディスク・メモリの故障です。
パソコンが快適に動くにはハードディスク・メモリが重要です。
どちらか壊れているとデータやフォルダを保存する場所は少なくなり、正常に動きません。
壊れているハードディスクとメモリは容量をあけても動作が快適にはならないため、新しいものに交換をしましょう。
surfaceの動作が遅い場合に行うべき対処法は次の8つです。
それぞれの対処法を詳しく見ていきましょう。
電源モードは調整ができ、この設定によりバッテリー残量とパフォーマンスの最適なバランスを保てます。
次の方法で電源モード設定を変更してください。
なお設定を変更する場合は、変更する電源状態に応じてデバイスが接続されているか、または取り外されているかを確認してください。
Surface Diagnostic Toolkitを使用することにより問題を見つけて解決してくれます。
主に次のテストが行われます。
診断ツールキットの実行方法は次のとおりです。
診断と修復にかかる時間はおよそ15分以下となっています。
しかしインターネット接続の速度、デバイスのアップデートの必要性などにより1時間程度かかる場合もあるため、余裕があるときに行うことをおすすめします。
参照:Surface 診断ツールキットを使用して Surface に関する一般的な問題を解決する
多くのアプリを起動している場合はパソコンの動作が重くなります。
多数のブラウザータブを開いている場合も同様です。
もし多数のアプリやブラウザを起動している場合は、必要のないものは閉じるようにしましょう。
それでも問題が解決しない場合はPCを再起動して、必要なアプリ・ブラウザのみを開いてください。
PCの再起動の仕方は次のとおりです。
またOSのバージョンによってはアプリとの相性が悪いものがあり、PCの速度を遅くすることがあります。
その場合は次の手順で「プログラム互換性のトラブルシューティングツール」を実行してください。
以上で完了です。
参照:Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント
PCのディスクの空き容量が不足しているとパフォーマンスが低下するため、空き容量を増やしましょう。
ディスク容量が不足していないか確認するには次の手順で行ってください。
「ストレージ」を選択するとドライブの一覧が表示され、各ドライブの空き容量と合計サイズを確認できます。
ここで使用していないソフトなどを消すようにしましょう。
消す作業を手間だと感じる方はストレージセンサーをオンにすることで、ディスクの空き容量が不足している場合や設定した間隔で自動的に削除して容量を空けてくれます。
ストレージセンサーをオンにする方法は次のとおりです。
以上で完了です。
参照:Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント
surfaceの温度が上昇しすぎていると、動作が遅くなることがあります。
もし熱くなっている場合はsurfaceを涼しい場所に移動させて5分待ってみましょう。
ビデオのストリーミング、容量の大きいアプリを開いている場合は閉じてください。
surfaceをコンセントに差し込んで、温度が下がるかどうか確認してみましょう。
OSが最新バージョンになっていない場合、動作が重くなることがあるため最新にしましょう。
最新にすることで動作が高速化し、不具合が改善される場合があります。
次の方法でOSを最新にしてください。
上記が終了したらパソコンを再起動して動作が快適になったか確認してみてください。
ディスククリーンアップを行うことで、アプリで作成される一時ファイルやインターネット一時ファイルなどの不要なファイルを削除して、ハードディスクの空き容量を増やしてくれます。
次の方法で一時ファイルの削除を行ってください。
システムファイルの削除方法は次のとおりです。
ディスククリーンアップは定期的に行うようにしましょう。
今まで紹介した方法を行ってもパソコンの動作が重い場合は、パソコンのスペックが限界を迎えている可能性があります。
その場合はスペックの高い新しいsurfaceに買い換えることをおすすめします。
なお、ただスペックが高いものを選ぶのではなく自分の使用用途に合わせてスペックを選ぶことで、上手に買い物ができるでしょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。