パソコンは多くの個人情報を含んでいるため、売却前には「初期化」をする必要があります。
本記事で紹介するMicrosoft社製のパソコン「surface」も初期化をしなければなりません。
surfaceを初期化したいものの、「Windows」、「Mac」のどちらかの初期化方法しか見つからないという方も多いでしょう。
そこでこの記事では、surfaceの初期化方法と初期化する際の注意点を紹介します。
【この記事でわかること】
目次
surfaceを初期化すると、購入時と同じ状態になります。
具体的には個人用のファイルは全て削除され、更に設定がリセットされます。
インストールしたアプリも全て削除され、もともとPCにインストールされていたアプリのみが再インストールされるという仕様です。
Windows10を初期化した状態と同じ状態になります。
surfaceの初期化が必要な場面は以下の2つです。
上記の2つの場面に該当している方は、初期化することをおすすめします。
それぞれ詳しく見てみましょう。
冒頭でも述べたように、surface(パソコン)には多くの個人情報や重要情報が含まれており、そのまま売却すると個人情報が流出する恐れがあります。
個人情報が流出・悪用されるのを防ぐためには、売却する前に初期化をしてパソコン内のデータを消去するのが一般的です。
パソコンの初期化は手間がかかりますが、トラブルにつながる可能性をなくすためにも、初期化がとても大事です。
surfaceを初期化することで、全てのデータが削除されると同時にウィルスファイルも駆除されます。
そのため、ウイルス感染の疑いがある場合に有効的です。
以下のような症状が出ている方はウイルス感染が疑われるため、初期化を行ってみると良いでしょう。
ウイルス対策ソフトは豊富にあるものの、感染してしまった場合は最終的にコンピューターを初期化する必要があります。
ウイルス感染のリスク、ウイルス感染による初期化を避けるためにもしっかりウイルス対策を行いましょう。
surfaceはログインパスワードを設定しますが、そのログインパスワードを忘れてしまった方にも初期化が有効的です。
初期化をすればsurface内のデータは消えてしまうものの、工場出荷時の状態になるためパスワードがすべてリセットされます。
ログインパスワードを忘れないためにも、メモをしておくのがおすすめです。
surfaceは先程挙げた場面に有効なものの、初期化前に行うべきことがあります。
具体的には、以下の3つです。
上記の3つを行わずにsurfaceを初期化した方は、「Officeが消えてしまって再インストール用プロダクトキーがわからない」、「過去のデータに重要なものがあった」となる場合があります。
そのため、初期化前にはこれから紹介する3つのことをしっかりと行いましょう。
初期化する前に万が一の事態に備えてデータのバックアップをしておきましょう。
OSやアプリは再インストールすれば復元はできますが、個人用フォルダーなどの貴重なデータは一度失うと復元できません。
重要なデータをなくさないためにも、しっかりとバックアップをするようにしておきましょう。
SDカードやSIMカードがパソコンにささっていないか必ず確認をしてください。
もしこれらのカードがささっている場合は必ず外してください。
なぜなら、カードに大切な情報が入っている場合、大切な情報が漏れてしまう可能性があるからです。
SDカードも初期化可能ですが、SDカード自体が寿命を迎えていると初期化できないことがあります。
更に注意点として、初期化されたSDカードの初期化は難しいものです。
もし、SDカードの初期化ができなかった場合は取り外すようにしましょう。
surfaceを初期化するとインストールされていたOfficeはアンインストールされます。
通常ならばOfficeを再インストールする場合、プロダクトキーは必要ありません。
しかしsurfaceに付属しているOfficeは「Office Premium」というプレインストール版の製品になるため、予め再インストール用プロダクトキーを確認する必要があります。
次のユーザーがOfficeをセットアップできるように、あらかじめ再インストール用のプロダクトキーを次の方法で確認しておきましょう。
なお、ウイルス感染が疑われて初期化した方でOffice Premiumと自分のMicrosoftアカウントに関連付けてインストールしている場合、プロダクトキーは不要です。
参考:NEC LAVIE公式サイト > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 018668
surfaceを初期化する上での注意点は以下の3つです。
「Officeの再インストール用プロダクトキーを確認する」の項目でも述べましたが、初期化するとOfficeはアンインストールされます。
再インストール用のプロダクトキーを控えておけば、次のパソコンでも使えると思うかもしれませんが、再び利用することはできません。
購入したパソコンにのみライセンスが付与されるため、確認したプロダクトキーは次のパソコンの利用者のものになります。
しかしウイルス除去の目的で初期化した方は、変わらずOfficeの利用ができます。
参考:office premium 搭載PCの譲渡とマイクロソフトアカウントについて – Microsoft コミュニティ
初期化はログインして行うため、ユーザーのパスワードを使用してログインする必要があります。
もしパスワード不明、パスワードリセットもできない状態となればUSB回復ドライブを作成しての初期化となります。
スムーズに初期化するためにもユーザーのパスワードは忘れないようにしておきましょう。
参考:パスワード忘れで、最悪な状態です。使い物にならないパソコンです。 – Microsoft コミュニティ
当然ですが、初期化するとパソコン内のデータが消えます。
アプリや個人用フォルダーなどすべてが消え、工場出荷時状態となります。
アプリは再インストールすれば良いのですが、個人用フォルダーの復元は困難です。
そのため、初期化前にバックアップを取っておくようにしましょう。
surfaceの初期化方法は以下のとおりです。
以上で完了です。
参考:Surface for Windows を復元またはリセットする
surfaceのパスワードを忘れた方は初期化するためには以下の2つの方法があります。
パスワードを忘れた方はサインイン画面から初期化が可能です。
手順は以下の通りです。
参考:パスワードなしでSurface Pro 7/6/5/4/3/2を初期化する方法
USBフラッシュドライブを使用して初期化する方法は以下のとおりです。
以上で完了です。
参考:パスワードなしでSurface Pro 7/6/5/4/3/2を初期化する方法
Surfaceを初期化できない場合の対処法は以下の2つです。
それぞれの方法を見てみましょう。
キーボードとUSBが反応しない場合、物理的にポートが破損されている可能性があります。
USBのドライバーを再インストールしても初期化できない場合は、Bluetoothキーボードを使用しましょう。
キーボードを使用して、先ほど紹介した「再起動から初期化する方法」を行ってみてください。
参考:初期化できないです。 – Microsoft コミュニティ
Surfaceが起動せず、初期化できない場合は回復ドライブをダウンロードしましょう。
先ほど「USBフラッシュドライブを使用して初期化する方法」で紹介した方法で初期化しましょう。
参考:Surfaceを初期化する方法とは?基本の手順と、できない場合の対処法
この記事ではsurfaceを売却する方法を紹介しました。
初期化はウイルス除去やパソコンを軽くしたいとき、売却するときに有効かつ必要な手段です。
ただし、初期前に注意点などを踏まえておかないとスムーズに行きません。
そのため、この記事で紹介した注意点や初期前にするべきことを行いましょう。
もしsurfaceを売却したいものの、「データ消去ができない」、「個人情報流出が心配」といった方は「パソコン廃棄.com」を利用しましょう。
パソコン廃棄.comならば、パソコンのデータ消去はもちろん、費用は一切かからず処分可能です。
処分したいパソコンを梱包して送付するだけで無料廃棄が出来るため、これから処分しようと考えている方はぜひ利用してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。