NECのパソコンを使用していると、熱くなることがあります。パソコン内部には熱に弱いパーツが多く入っており、冷却機能によって温度が上がりすぎないように調節されています。
しかし、パソコンの温度上昇が続くと、急にシャットダウンしたり、動作が不安定になったりします。さらにそのまま放置すると、故障する可能性もあります。
この記事では、NECのパソコンが熱くなる原因と冷やす方法を紹介します。急な故障を避けるためにも、パソコンが熱い場合は早急に対処しましょう。
【この記事でわかること】
パソコンが熱くなる原因は、主に次の6つが挙げられます。
まずは、それぞれのパソコンが熱くなる原因を確認していきましょう。
パソコンは、起動するとすぐに様々なパーツから熱を発し始めます。パソコンには冷却ファンなどの排熱機能がありますが、長時間使用し続けていると排熱処理が追いつかなくなり、本体が熱くなります。
またパソコンに負荷がかかる作業を続けている場合も、パソコンが熱くなります。例えば、動画を視聴しながらオンラインゲームをする、4Kなど高解像度のオンラインゲームをプレイし続けるなどの作業では、本体やバッテリーに高い負荷がかかります。
長時間パソコンを使い続ける場合は、定期的に電源を切り、パソコンを休ませることも大切です。
パソコンを長時間使用すると、内部のパーツが発する熱によって、本体が熱くなります。特に、熱を発しやすいパーツがCPUです。CPUとは、パソコンの頭脳ともいえる重要なパーツで、負荷がかかると高熱になり100℃を超える場合もあります。
CPUが高温になりすぎると、パソコンの動作が不安定になり、突然シャットダウンしたり、再起動を繰り返したりといったトラブルが頻発します。そのためCPUを冷却するためのための、CPUクーラーやCPUグリスなどが必要なのです。
パソコンが熱くなる大きな原因は、機器類の摩擦熱です。パソコン動作中には、内部で多くの電子が動いており、ぶつかりあうことで摩擦熱が発生します。
特にノートパソコンは、狭い空間で部品同士が密接しているため、摩擦熱が起こりやすい構造です。そのため、デスクトップ型パソコンよりも、ノートパソコンの方が、熱くなりやすい傾向があります。
パソコンの熱暴走を防ぐために、高温になるパーツであるCPUには冷却するためのファンが取り付けられています。通常CPUの温度は、高温になりすぎないように80℃程度に抑えるように、冷却ファンによって調整しています。
しかし冷却ファンにホコリがびっしり詰まると、大きな負担がかかります。そのまま使用を続けると、ファンがエラーを起こし、OSが起動できなくなるのです。他にもファンの性能が低い場合に高負荷の作業を続けると、パソコン内部の熱を排熱しきれていないケースもあります。
パソコンの内部にはパーツ間のすき間があり、静電気の発生などによってホコリが溜まりやすいです。パソコン内部にホコリが溜まると冷却ファンの動きが悪くなり、通気孔をふさぐと内部に熱がこもりやすくなります。
パソコンは精密機械であり、室内温度にも影響されます。一般的にパソコンを使用するための適正温度は5~35℃と言われており、それ以上の高温になると動作が不安定になる可能性があります。高温の環境ではバッテリーにも負担がかかりやすく、寿命を縮める恐れがあります。
室温が高くなりがちな夏場は、特に注意が必要です。パソコンは、エアコンの効いた部屋で、直射日光にあたらない場所に置くなど、本体が高温になりすぎないような工夫が必要です。
パソコンを熱いまま放置すると、以下のような症状が起こる可能性があります。
パソコンの故障や、火事の危険性もあるため、パソコンを熱いまま使い続けるのはやめましょう。これらの症状を、具体的に解説します。
NECのパソコンを熱いまま放置すると、音がうるさくなる事があります。パソコン内部の熱を排熱するために、冷却ファンが高速で回転するため、「ブーン」や「ジーン」といった大きな音が聞こえるようになります。さらにそのまま使い続けると、冷却ファンが故障する可能性もあります。
熱暴走とは、急にシャットダウンする、フリーズする、エラーが出るなどの不具合が起こることです。シャットダウンは、パソコンが高温になりすぎた場合に自動的に電源を切る機能があるため起こります。
フリーズやエラーは、高温になりすぎたために、CPUが機能を停止することが原因です。CPUが急に停止すると、作業中のデータを消失する可能性があります。そのため、パソコンが熱いと思ったら熱暴走が起こる前に使用を中止するのがおすすめです。
パソコン本体が高温になると、保護機能が働き電源が入らなくなります。パソコンを起動するためには、すぐにホコリを掃除したり、室温を下げたりして冷やす必要があります。
パソコンを熱いまま放置すると、パーツが高熱により溶けて故障する可能性もあります。パーツが故障すると、パソコンが使えなくなるため、修理が必要になる可能性があります。
NECのパソコンが起動しない場合の対処法は、下記記事でも詳しく解説しています。
NECのパソコンが起動しない時はどうすればいい?原因や対処法を詳細解説>>
パソコンが熱い場合、そのまま放置するのは危険です。パソコン内部が発熱すると内部パーツを焦がし、発生した火花がホコリに引火して発火する危険があります。パソコンが突然発火すると、やけどや火災が起こる可能性も。万が一焦げ臭いにおいがしたら発火のリスクが高いため、すぐに使用を中止しましょう。
パソコンが熱い場合、そのまま放置するのは危険です。NECのパソコンが熱いと感じたら、すぐに以下の対処法を実行しましょう。
火災や故障のリスクを減らすためにも、パソコンが熱い場合はできるだけ早く実行するのがおすすめです。それでは、それぞれ順番に解説します。
パソコンが熱いと感じたら、すぐに電源を切りましょう。特に、手を触れられないほど熱い場合や、煙が発生する場合、異音がする場合は、すぐに電源を切り、電源コードのプラグをコンセントから抜きましょう。ノートパソコンの場合は、安全を確認したあとにバッテリーパックも取り外しましょう。
パソコンは長時間使用するほど負荷がかかり、熱を持ちやすくなります。そのため長時間の使用を避け、使用していない時間はパソコンの電源を切り休ませることが大切です。ノートパソコンは、過度の充電によって熱を持つ場合もあります。フル充電になったらコンセントを抜いて、バッテリーで稼働させましょう。
通気孔にホコリがたまると、内部にたまった熱をうまく排熱できなくなるため、パソコンが熱くなります。パソコンが熱くなる大きな原因が、パソコン内部のホコリです。
パソコン内部は定期的な清掃が必要。パソコンの知識がある場合は、分解して内部を清掃するのがおすすめです。しかし、知識がないまま分解すると、故障のリスクがあります。分解する自信がない場合は、綿棒や掃除機を使って外から内部のホコリを取り出しましょう。
エアーダスターを使うとホコリを吹き飛ばせますが、ホコリがパソコン内部のさらに奥まで入り込んでしまう可能性もあります。綿棒や掃除機を使って、ホコリを取り除くのがおすすめです。
パソコンは精密機械のため、高温多湿には弱いです。パソコンを直射日光に当てないことや、高温の部屋に置かないことが大切です。また湿気も、ショートやパーツの故障の原因になることがあります。梅雨の時期などで室内干しをしている場合には湿度にも注意しましょう。
パソコンがある部屋では、エアコンなどをうまく使い、温度や湿度を下げましょう。なお、NECのパソコンを使用するのに適した温湿度環境は、以下の通りです。
・VALUESTAR(NEC製 デスクトップパソコン)
温度10℃~35℃、湿度20%~80%(結露しないこと)
・LaVie(NEC製 ノートパソコン)
温度5℃~35℃、湿度20%~80%(結露しないこと)
参考:NEC LAVIE公式サイト 湿気・暑さ対策のポイント
パソコンが熱い場合は、パソコンの設置場所を見直し、周りにすき間を空けることが重要です。特に通気孔の周りには、物を置かないようにしましょう。パソコンを壁際ギリギリに置くと、本体内に熱がこもりやすくなります。できるだけパソコン周囲にはすき間を空けて、熱がこもらないように注意しましょう。
ノートパソコンの場合は、本体の底面や側面から排熱できる仕組みになっています。そのため、ノートパソコン本体を机に置いたまま作業を続けると、排熱処理がうまくできず本体が熱くなります。ノートパソコンを台の上に置くなどの工夫で、本体内の熱を逃がしやすくなるでしょう。
省電力モードに変更すれば、使用する電力を抑えられるため、パソコン内部の温度が上がりにくくなります。
省電力モードに設定することで、画面の明るさや電源の状態を抑え、使用する電力を節約できます。NECのパソコンでは省電力モードをECOモードとも言い、パソコン未使用時にはディスプレイの電源を切る、スリープ状態に移行する時間を設定するなど、任意で詳細を変更できます。
ここではNECのパソコンで、Windows11で省電力プラン(ECOモード)に設定する方法を紹介します。
デスクトップパソコンの場合
ノートパソコンの場合、手順6以降が異なります。
ノートパソコンの場合は、「バッテリ駆動」と「電源に接続」の2つの項目が表示されます。それぞれ設定時間を変更できるため、任意の時間に設定しましょう。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11で電源プランを省電力プラン(ECOモード)に設定する方法
パソコンに高負荷がかかりパソコンが熱い場合は、使用していないアプリやソフトを閉じましょう。
同時に複数のアプリやソフトを起動するとCPUに負荷がかかり、熱暴走を起こすことがあります。また、複数のアプリを使用していない場合でも、高負荷のアプリを使用している場合は、使用を中断しましょう。
アプリやソフトを閉じて、パソコンの負荷を抑えて休ませることで熱暴走のリスクを抑えられます。
パソコンは長時間使用していると、どうしても熱くなりがちです。そのため発生した熱を逃がすために、パソコン用の冷却グッズも販売されています。冷却グッズは、本体が熱くなってから使用するよりも、本体が熱くならないために使用するのが本来の使い方ですが、熱いパソコンを冷却するためにも使用できます。
パソコン用の冷却グッズには、冷却シートや冷却台、スタンドなどがあり、さまざまな冷却グッズを組み合わせれば、より効果が期待できます。
ノートパソコンの場合はスタンドを使用すると、本体を底上げして冷却ファンで冷却できます。冷却シートはクーラーシートとも呼ばれ、熱を吸収する効果があります。また、れ客パッドは、外から送風して本体を冷却します。いずれのグッズのサイズがあり、サイズを間違えるとパソコンが不安定になることもあります。選ぶ際には、サイズを確認しましょう。
パソコンが熱いと感じた場合、すぐに冷やそうとするのではないでしょうか。しかし、パソコンが熱い場合には、してはいけない注意点もあります。パソコンが熱い場合は、焦らずに注意点を確認しましょう。
パソコンが熱い場合は、使用を中止しましょう。パソコンが熱い状態で使い続けると、パソコンが熱暴走を起こす可能性があります。突然シャットダウンやフリーズ、ブルースクリーンが起こると、作業中のデータを失うこともあります。
また最悪のケースでは、パソコン内部のパーツが溶けるなどで故障する、発火するリスクもあります。特に焦げ臭いにおいがする場合などは、危険なため直ちに使用を中止しましょう。
パソコンが熱い場合は、すぐに冷やす必要があります。ノートパソコンの下にタオルで包んだ保冷剤や氷を置いて冷やそうと考えるかもしれません。しかし、パソコンを冷却する際に保冷剤や氷は使用しないようにしましょう。氷や保冷剤は、あっという間に溶けて水分がパソコンに入り込み、故障の原因になります。
パソコンが熱い場合、すぐに冷やそうと氷や保冷剤を使ったり、冷蔵庫に入れたりするかもしれません。パソコンを冷やすのは重要ですが、急激にパソコンを冷やさないようにしましょう。
パソコンを急激に冷やすと、パソコン内が結露する可能性があります。パソコン内で結露が起こると、内部パーツが故障するリスクもあります。
パソコンが熱い場合は急激に冷やすのではなく、電源を切って、ファンなどを使い、ゆっくりとパソコンを休ませましょう。
NECのパソコンが使うたびに熱くなる場合は、修理や買い替えも検討しましょう。
NECのパソコンを使うたびに熱くなる場合や、触れないほど熱くなる場合は、パソコンの冷却ファンなどの冷却機能が故障している可能性があります。また、NECのパソコンから異臭がする、煙が出る場合は発火の危険性もあります。
紹介した対処法を試してみても、改善しない場合は、NECに修理を依頼するのもおすすめです。パソコン修理をNECに依頼する場合は、公式サイトから申し込みできます。またチャットサポートを使用して、本当に修理が必要な状態かをセルフチェックも可能です。
パソコンを購入してから数年経過している場合で、パソコンが頻繁に熱くなる場合は、パソコンが寿命を迎えている可能性もあります。パソコンが寿命を迎えている場合は、さまざまな対策をしても、別の箇所でトラブルが発生する場合もあります。
パソコンの寿命は3~5年程度と言われており、それ以上経過している場合は、買い替えも検討しましょう。パソコンを買い替えたら、古いパソコンの処分が必要です。しかしパソコンを処分するには、手間も費用もかかります。パソコン廃棄.comなら、無料で処分できます。段ボール箱にパソコンを詰めて着払いで発送するだけで、簡単です。パソコン内のデータも無料で安全に消去してくれるため、いつでも処分できることもメリットです。
NECのパソコンが熱い場合、そのまま放置するのは危険です。パソコンは熱に弱い精密機械のため、熱暴走を起こす可能性があります。またパーツが溶けて故障する、発火するリスクもあるのです。
パソコンを守り、発火のリスクを避けるためにも、パソコンが熱い場合は使用を中止して休ませましょう。パソコン内を清掃する、置き場所を見直す、室温を下げるなど、パソコンのメンテナンスや利用環境の見直し、パソコンが熱くならないように対策することも大切です。
さまざまな対策をしてもパソコンが頻繁に熱くなる場合は、修理や買い替えも検討するのがおすすめです。
パソコンを処分するなら、事前連絡不要で、無料で処分できるパソコン廃棄.comがおすすめ。パソコンの処分に困ったら、ぜひ利用してください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
VAIOのパソコンを使用中に、キーボードが反応しなくなり困ってしまった経験がある方は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、キーボードで不具合が反応しなくなる事例と、その対処法について詳しく解説しています。
VAIOのパソコンを利用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、VAIOパソコンでキーボードが反応しないときの原因と対処法を8個紹介しています。
キーボードで不具合が起きている方は、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
参考:[VAIO_PC] キーボードの一部のキーを押しても入力できない
VAIOパソコンでキーボードがまったく反応しない場合、さまざまな原因が考えられます。
反応しないのは一部のキーだけではないのか、特定のアプリだけの現象ではないのかを確認したうえで、適切な対処を行うことが必要です。
また、キーボードに水やジュースなどの液体をこぼしてしまった場合は、VAIOの修理相談窓口に相談してください。
キーボードの隙間に異物がはさまっていると、キーが押されたままの状態になり、うまく入力できなくなることがあります。
表面に付着したゴミやホコリは乾いた布で軽く拭き取るか、汚れがひどい場合は精製水などで湿らせてしっかり絞った布で拭いたあと、乾いた布で水気を拭き取ってください。
また、キーの側面は綿棒でお手入れすると効果的です。
フィルターキー機能とは誤入力を防ぐための機能で、有効にすると同じキーを連続して入力できない・キーを長押ししないと入力できないといった状態になります。
フィルターキーが有効になっていると意図したとおりに入力しづらいため、機能を使用しない場合は以下の手順を参考に設定を変更してください。
【フィルターキー機能を無効にする手順】
または、キーボード右側にある「Shift」キーを8秒間押し続けると、フィルターキー機能のオンオフを切り替えられます。
「Num Lock」キーを押してもテンキーで数字の入力ができない場合、マウスキー機能が有効になっている可能性があります。
マウスキー機能とは、マウスの代わりにキーボードのテンキーを使用してパソコンを操作できる機能です。
以下の手順を参考に、マウスキー機能の設定を変更してください。
【マウスキー機能を無効にする手順】
固定キー機能とは、2つ以上のキーを同時に押す操作に対して、1つずつキーを押すことで入力できるようにする機能です。
「Shift」キーや「Ctrl」キーを押した状態を保つことができますが、意図した入力がしづらいといったデメリットがあります。
固定キー機能を無効にする手順は以下のとおりです。
【固定キー機能を無効にする手順】
キーボード入力で文字が上書きされる場合、「上書きモード」が有効になっていることが考えられます。
上書きモードのオン・オフは、「Insert」キーで切り替えが可能です。
「Insert」キーは知らない間に触ってしまうことがあるため、注意してください。
「@」キーを長押ししないと「@」が入力できない場合、ホットキーにアクサングラーブ(`)が割り当てられている可能性があります。
以下の手順に従って、入力言語を切り替えるホットキーの設定を変更してください。
【言語バーのホットキーの設定を変更する手順】
「スタート」から「Windowsシステムツール」を選択し、「コントロールパネル」をクリックする。
「時計、言語、および地域」から「入力方法の変更」を選択する。
「言語の設定の変更」画面左側の「詳細設定」を選択する。
「入力方式の切り替え」の「言語バーのホット キーの変更」を選択する。
「キー シーケンスの変更」ボタンを選択する。
「アクサン グラーブ(`)]以外の項目にチェックをつける。
何もしていないのにアルファベットが大文字で入力される場合、CapsLock機能が有効になっていることが考えられます。
「Shift」キーを押しながら「CapsLock」キーを押して、CapsLock機能を無効化してください。
なお、CapsLock機能のオン・オフは、キーボードのランプまたは言語バーの表示で確認することが可能です。
上記の対処法を行ってもキーボードが反応しない場合、パソコンの設定以外に問題があることが考えられます。
ここでは、具体的な対処法を3つ紹介します。
キーボードが反応しない場合、まずはパソコンの再起動を試してみるとよいでしょう。
パソコンを再起動することで使用中のメモリがリセットされるため、一時的な不具合であれば改善できることがあります。
再起動を行っても症状が改善しない場合は別の方法を実施してください。
キーボードドライバーが古くなっていると、正常に入力できなくなる可能性があります。
以下の手順に従って、キーボードドライバーの更新を行ってください。
【キーボードドライバーを更新する手順】
参考:[Windows 10] キーボードドライバーを更新する方法
パソコンを一度セーフモードで起動し、キーボード操作ができるか確認してください。
セーフモードの起動手順は以下のとおりです。
【パソコンをセーフモードで起動する手順】
参考:[Windows 10] セーフモードで起動する方法 – VAIO サポート FAQ / よくあるご質問
セーフモードでキーボード入力ができる場合、ハードウェアではなくソフトウェア上に問題が生じている可能性があります。
ここまで紹介した方法を試してもキーボードが反応しない場合、物理的に故障していることが考えられます。
VAIOサポートセンター「修理相談窓口」に相談し、必要に応じて修理を行ってください。
公式の修理窓口以外でも、民間の修理業者でもキーボード修理を受け付けていることがあります。
できるだけ修理費用を抑えたい場合は、複数の業者から相見積もりをもらうとよいでしょう。
キーボードの故障度合いによっては、修理に出すよりも新しいキーボードに買い替えたほうが費用が安く済む場合があります。
不要になったキーボードは不法投棄せず、必ず正しい方法で処分を行ってください。
近くに自治体の回収ボックスや家電量販店の不用品回収ボックスが用意されている場合は、それぞれの場所に直接持ち込むとよいでしょう。
自宅にいながらキーボードを処分したいときは、パソコン廃棄.comを利用するのがおすすめです。
パソコン廃棄.comでは段ボールに不要な機器を入れて郵送するだけで手続きが完了するため、忙しい方でも手軽に利用できます。
VAIOのパソコンでキーボードが反応しない場合、パソコン側の設定によるものや物理的な故障など、さまざまな原因が考えられます。
状況を切り分けながら、原因に合わせて適切な対処を行いましょう。
また、デスクトップパソコンの外付けキーボードであれば、新しい機器に買い替えるのもおすすめです。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
「HPのノートパソコンの電池切れが早い」「HPのノートパソコンのバッテリー寿命を迎えたかもしれない」
HPのノートパソコンを使用しているうちに、上記の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
もしもバッテリー寿命を迎えている場合、すぐに電池が切れてしまうため使用時間が短くなり不便です。
そこでこの記事では、HPのノートパソコンのバッテリー状態をチェックする方法からバッテリーを交換する方法について解説しています。
HPのノートパソコンを使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
HPのノートパソコンのバッテリー寿命は、公式サイトで300回の充電を繰り返した後、年数にするとおよそ1年間の使用で寿命になると記載されています。
具体的なバッテリー寿命としては、1年経過すると100%から80%になります。
なお、バッテリー寿命は一度低下すると回復することはありません。
バッテリー寿命が短いと、ノートパソコンの稼働時間は短くなっていき、すぐに電池が切れることになります。
そのため、ノートパソコンを1年使ってすぐに電池が切れるようならば、交換をおすすめします。
バッテリーが劣化したHPのパソコンを使い続けると、以下のデメリットが生じます。
バッテリーが劣化すると、しっかりと充電したとしても容量が100%まで溜まることはありません。
容量は70%や80%までしか溜まらないため、すぐにバッテリーが切れてしまいます。
パソコンのバッテリーがすぐに切れてしまう場合は、バッテリー交換を考えましょう。
バッテリーの劣化を放置して使い続けていると、電源ケーブルに接続なしでは使えなくなります。
これは、劣化によってバッテリーが電力を溜められないためです。
電源ケーブル接続無しで使えなくなると、ノートパソコンのメリットもなくなってしまいます。
定期的に電源ケーブル接続無しで使用してみて、バッテリーの調子を確認しましょう。
劣化したバッテリーを使い続けると、バッテリーが膨張します。
これは、バッテリーの充電と放電を繰り返したり、充電が完了した後も電源ケーブルに接続していることが原因です。
バッテリーが膨張した後も使い続けるとパソコン本体が故障したり、バッテリー以外に影響が及んだりする恐れがあることから、使用はおすすめできません。
バッテリーが膨らんでいると気づいたら、早い段階で交換するようにしましょう。
なかには、自分のパソコンのバッテリー状態がどうなっているのか知らない方もいるでしょう。
以下の方法でバッテリーの状態を確認できます。
上記でメインバッテリの状態を確認できます。
交換が必要、調整が必要などと表示されたら、速やかにバッテリー交換をしましょう。
参照:Notebook PC シリーズ – HP バッテリチェックでバッテリーの状態を詳細に確認する方法 | HP®カスタマーサポート
HPのバッテリーを交換する方法は、以下の3つがあります。
HPは、バッテリー単体で購入できます。
バッテリーを購入し、以下の方法で交換しましょう。
注意点として、ノートパソコンごとで対応しているバッテリーは異なります。
間違ったバッテリーを購入すると、交換できないため注意して下さい。
対応しているかしっかりと確認しましょう。
自分でバッテリー交換をする際、メーカー保証の対象外となる可能性があります。
もしも保証期間が残っているのならば、無料で修理できる可能性がありますので、メーカーに問い合わせてみましょう。
また、仮に自分でバッテリー交換をするのならば、純正品以外のバッテリーは使用しないようにしてください。
純正は値段が高いものの、非純正は互換性に問題が生じることがあるからです。
そのため、バッテリーは純正を購入するようにしてください。
HPでは、自身で取り外し不可のバッテリーに限り、有償で交換サービスをしています。
自身で内蔵取り外しができないバッテリーに関しては、HPで交換してもらいましょう。
法人向けWindowsノートパソコン | 28,050円(税込) |
個人向けWindowsノートパソコン | 29,700円(税込) |
法人向け/個人向けChromebook | 29,700円 |
参照:HP Notebook /Tablet PCシリーズ – 内蔵バッテリー有償交換サービスのご案内 | HP®カスタマーサポート
安く済ませたい、早く修理してほしいといった方は、業者に相談するのがおすすめです。
HPは安心して依頼できるものの、修理までに時間がかかったり、費用も高い傾向にあります。
業者であれば費用が安く、当日中に修理が可能です。
HPのバッテリー寿命を迎えたら、買い替えも検討してみましょう。
極端な話、他の部品が健在であれば、バッテリー交換をすることで使い続けられます。
しかし、基本的にノートパソコンの平均寿命は5年といわれており、求められるスペックなどを考えると新しいものに買い替えてよい時期です。
4年経ってもまだバッテリー交換をすれば使えると思う方もいるかもしれませんが、そのパソコンだと動作がカクついたり、ソフトを起動できなかったりする可能性もあります。
ぜひ、買い替えを検討してみましょう。
HPのノートパソコンのバッテリー寿命は、1年前後であることがわかりました。
1年前後を迎えると充電が切れやすくなり、さらに使っていると電源ケーブル無しでの利用が困難になります。
場合によっては、バッテリーが膨張し、他の部品に影響が及ぶことも。
もしもHPのノートパソコンがバッテリー寿命を迎えていると感じたら、自身、もしくは修理業者、メーカーに修理を依頼しましょう。
なお、買い替えをして不要になったパソコンがでたときは、「パソコン廃棄.com」への依頼がおすすめです。
パソコン廃棄.comはパソコンをダンボールにつめて送れば、利用料0円で廃棄します。
その他にもモニターやゲーム機といった処分も行っています。
パソコンを廃棄したい方は、ぜひ「パソコン廃棄.com」に依頼してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
HPのパソコンを使っているときに、動作が重く困った経験がある方も多いのではないでしょうか?
動作が重くなると故障を疑う方もいますよね。しかし、パソコンの動作が重い原因の多くは、設定と環境です。
そのため、設定を見直すことで直る可能性が多くあります。本記事では、HPのパソコンが重い原因から重い時の対処法を解説します。
HPのノートパソコンを使用している方は、その他のパソコンを使用している方もぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
パソコンの動作が重くなると、ブラウザを開いたり読み込んだりするのに時間がかかるほか、急にソフトが動かなくなります。
作業に大きな影響が及び、中断せざる負えない状況にもなり、ストレスを感じるでしょう。
HPのパソコンに限らず、動作が重くなったと感じたら、パソコン内部の不要なファイルや画像を捨てるなどの掃除をしましょう。
HPのパソコンが重い原因は、以下が挙げられます。
パソコンが重くなる場合、不要なソフトやファイルが原因となっていることがあります。
とくに容量の大きいソフト、ファイルがあるとパソコンの容量を大きく占めてしまい、パソコンの動作に大きな影響が及びます。
また、不要なソフトやファイルが少なくとも、バックグラウンドで起動しているのも重くなる原因です。
とくにパソコンを購入したにも関わらず動作が重い場合は、入っているソフトやファイルの多さを確認してみましょう。
ストレージの容量不足のほか、HDDが劣化していると、パソコンの動作が遅くなります。
HDDの寿命は内蔵型で3年〜4年、外付けであれば3年ほどです。
もしもHDDが3年から4年を迎えたときは、HDDが劣化していないか確認してみましょう。
動作の際に異音がしたり、文字化けが発生したりするのは、HDDが劣化している証拠です。
パソコンの排熱がうまくできていないと、動作不良で動作が遅くなります。
具体的には画面がフリーズして操作がきかなくなったり、勝手に電源が落ちたりします。
パソコンのファンの通気口はホコリが溜まりやすい仕様になっており、デスクトップであれば床においている方は要注意です。
また、掃除を全くしていないといった方もホコリが溜まっている可能性があります。
定期的に掃除をしましょう。
ぱ
年々、ソフトが求めるパソコンへのスペックは高くなっています。
ネットサーフィンだけであれば不便に感じることは少ないかもしれませんが、ソフトを開く場合はスペックが低く、重くなることがあります。
5年以上買い替えていない場合は、パソコンのスペックを見直してみましょう。
視覚効果やスタートアップアプリによってはパソコンに負荷がかかりやすく、動作が重くなることがあります。
「hpのパソコンが重いときの対処法」で設定項目について詳しく解説していますので、そちらを参考に最適な設定になっているか確認してみてください。
動作が重いときは、パソコンがウイルスに感染している可能性があります。
とくに信頼できないサイトからのアプリをダウンロードしたり、見覚えのないメールに添付されているファイルを開いたりするのは、ウイルスに感染する原因です。
ウイルスに感染するとパソコンが重くなる以外にも、個人情報を盗まれたり、他のユーザーにウイルスを広げてしまったりする可能性もあり、早めの対処が必要になってきます。
HPのパソコンが重いときの対処法は、以下の8つです。
ここでは、それぞれの対処法を紹介します。
パソコンをずっと起動している場合は、再起動をすることで直るケースがあります。
再起動は手軽にできるため、困ったらまずしてみましょう。
また、OSのアップデートをしていない方は、そちらも終わらせてください。
OSのアップデートによって不具合が解消され、安定化されるケースがあります。
再起動は、iOSで左上のリンゴマーク、ウィンドウズで左下のスタートボタンをクリックして表示される電源ボタンよりできます。
不要なソフトとファイルが溜まっているとストレージを圧迫し、動作が重くなる原因となります。
ストレージに対して容量の大きいソフト、ファイルが溜まっている場合は、削除しましょう。
以下の手順でストレージを確認できます。
参照:PC のストレージを確認する – Microsoft サポート
ウイルスに感染しているとパソコンの動作が遅くなります。
ウイルススキャンをして、パソコンがウイルスに感染していないか調べてみてください。
セキュリティソフトには無料のものもあり、そちらでウイルススキャンが可能です。
ウイルス感染している場合は感染が広がらないよう、インターネットから遮断し、ソフトでウイルスを駆除した後にパソコンの初期化を行ってください。
もしもウイルスに感染していない場合は、次に紹介する対処法を試しましょう。
スタートアップとは、パソコンを立ち上げたと同時に自動的にアプリが起動される設定のことです。
いくつもの設定をスタートアップアプリに設定していると、動作が重くなりますので無効化しましょう。
以下の手順でスタートアップアプリを無効化できます。
参照:Windows の起動時に自動で実行されるアプリを変更する – Microsoft サポート
視覚効果の設定をすることで改善される可能性があります。
以下の手順で視覚効果を変更してください。
参照:NEC LAVIE公式サイト > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 017855
電源オプションの設定をパフォーマンスにすれば、消費電力は増えるものの改善される可能性があります。
以下の手順で電源オプションの設定を変更してください。
参照:HP PC – 電源プランを変更する方法(Windows 11/10/7) | HP®カスタマーサポート
パソコンに内蔵されているものがHDDの場合は、SSDに変えてみましょう。
SSDはHDDよりも処理が早く、起動時間、アプリの立ち上げ時間を大幅に改善できます。
ノートパソコンの場合は外付けSSDが販売されていますので、そちらを購入しましょう。
パソコンはうまく排熱ができないと、動作が重くなります。
排熱ができないのはホコリが原因になっていることもありますので、まずは掃除をしましょう。
長期間掃除をしない人、床にデスクトップパソコンの本体を置いている方は、思ったよりもホコリが溜まっているはずです。
ホコリを排除しても排熱が改善されない場合は、日光の当たりにくい場所にパソコンを置いたり、冷却用のグッズを購入したりするのが効果的です。
これまでに紹介した方法でも改善されない場合は、パソコンの買い換えを検討しましょう。
パソコンの寿命は、デスクトップもノートパソコンも同じくらいで平均5年です。
当時のハイスペックを購入すればさらに持つ可能性もありますが、基本的には5年ほどで周辺機器の劣化が見られます。
パーツだけを買い替えれば維持できる可能性もあるものの、年々ソフトの要求スペックが高くなることを考えると、買い替えるのがおすすめです。
なお、買い替えで不要になったパソコンはパソコン廃棄.comで処分するのがおすすめです。
パソコン廃棄.comは事前予約無しで、ダンボールに詰めて送るだけで無料で廃棄してくれます。
データもしっかりと消去してくれるため、個人情報流出の心配もありません。
HPのパソコンの動作が重いと、本体の不具合を疑ってしまいがちですが、実際は設定やソフトが原因で遅くなっているケースがほとんどです。
そのため、本記事で紹介した対処法で改善されるケースが多くあります。
とはいっても、パソコンを購入してから5年以上経っている場合は、スペック不足の可能性もあります。
パソコンを購入してから5年以上経っている場合は、パーツの劣化も見られるため、買い替えを検討してみてもいいでしょう。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
VAIOのパソコンを使用している際に、異音が聞こえて不安になった経験がある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、VAIOのパソコンから異音が発生する原因と対処法について解説します。
VAIOのパソコンを使用中の方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、VAIOのパソコンで発生することがある異音の種類と、考えられる原因を5つ紹介します。
ご自分のパソコンで当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
参考:[VAIO_PC] PC本体からおかしな音が聞こえる(異音がする)
ハードディスクから「カリカリ」という音が聞こえても、動作に問題はありません。
この音はハードディスクの仕様によるもので制御はできませんが、常に発生するわけではないため安心してください。
また、パソコンを立ち上げた際、ハードディスクの電源が入るときに「カリカリ」と音がすることがありますが、これはハードディスクがデータを読み書きする際に発生するシーク音です。
ハードディスクから「カッコン」という音が聞こえても、動作に問題はありません。
これは、ハードディスクに一定時間アクセスしないときや、プログラムの処理が完了したときに、ハードディスクのヘッドが退避領域へ移動する際に鳴る音です。
ハードディスクの仕様によるもので制御はできませんが、ヘッドを守るための音ですので安心してください。
ExpressCardスロット搭載のVAIOパソコンを揺らした際に「カシャ」という音が聞こえても、パソコンの異常ではありません。
これはスロット部分が揺れる音で、ExpressCardを挿入すると部品が固定されて音がしなくなります。
ちなみにExpressCardとは、インターフェイスカードやデータ通信カードといった拡張機能カードのことです。
パソコンを使用していると「ピー」「キーン」「リーン」 などの小さな高音が聞こえることがありますが、これは電子機器が発する特有の音です。
この音は、電源を入れたときやハードディスクが動作しているときに鳴ることが多いですが、本体に問題はないため安心してください。
また、負荷がかかる作業を行うと電子音の音色が変わる場合もあります。
DVDまたはBDドライブから「ブーン」という音が聞こえる場合、セットされているメディアによってドライブが共振を起こしている可能性があります。
以下に当てはまるものがないか確認し、メディアを正しく装着し直してください。
ただし、ドライブから異音や振動が発生していても、エラーメッセージなどが表示されておらず正常に読み込まれていれば、ドライブに問題はありません。
参考:[VAIO_PC] DVD/BDドライブから「ブーン」という異音や振動が発生する – VAIO サポート FAQ / よくあるご質問
VAIOの冷却用ファンから「ブーン」という音が聞こえることがありますが、これはファンの回転音です。
冷却ファンが正常に稼働していれば、回転音が鳴っても特に問題はありません。
ただし、以前より回転音が大きくなった場合、冷却ファンの稼働力が落ちていることが考えられます。
ホコリなどが溜まっていないか確認し、必要に応じてお手入れを行いましょう。
冷却ファンから回転音がするのは問題ありませんが、「ガラガラ」「ガガガガ」という音が聞こえるようになった場合は要注意です。
そのような異音や金属がこすれるような音がするようになったときは、冷却ファンに何らかの不具合が生じているおそれがあります。
放置するとパソコンに熱がこもりやすくなるため、VAIOの修理相談窓口に相談してください。
VAIOのパソコンから上記で取り上げた音以外の異音がする場合、本体に何らかの不具合が生じているおそれがあります。
そのまま使い続けているとパソコンが起動しなくなったり、データが消えてしまったりすることがあるため注意が必要です。
データのバックアップを取ったうえで、VAIOの修理相談窓口に相談してください。
ここでは、VAIOのパソコンから異音がする際の対処法を5つ紹介します。
異音は問題ないものが多いものの、気になる場合はぜひ実践してみてください。
冷却ファンにホコリや汚れが溜まっていると、負荷が増えて回転音が大きくなる場合があります。
乾いた布でファンに付いたホコリを拭き取るか、汚れがひどい場合は掃除機やダスターなどで大きなホコリを取り除いてから、綿棒などを利用して細部まで掃除してください。
冷却ファンの稼働率が落ちるとパソコンが熱くなる原因にもつながるため、汚れが気になる前に定期的に手入れしましょう。
パソコンから異音がしても基本的には問題はないものの、あまりに頻度が高い場合はハードディスクに大きな負荷がかかっている可能性があります。
とくに、ハードディスクの空き容量がないとデータの読み書きをスムーズに行えず、処理に時間がかかってしまいます。
不要なファイルやアプリケーションは削除する・使用頻度の低いデータを別の場所に移動するといった対策を行って、ハードディスクの容量に余裕を持たせましょう。
パソコンでデータの保存を繰り返していると、ハードディスクの領域内に隙間が生まれてしまい、ファイルへアクセスするたびに負荷がかかりやすくなってしまいます。
この場合は、デフラグを実施してデータの最適化を行いましょう。
VAIOのパソコンをデフラグを実施する手順は以下のとおりです。
【VAIOのパソコンでデフラグを実行する手順】
参考:[VAIO_PC] ハードディスクを最適化(デフラグ)する方法
ハードディスクの状況によっては最適化に数時間かかる場合があるため、途中でパソコンの電源が切れないよう注意してください。
パソコンから常に異音が鳴り続けている場合や、今までしなかった異音が突然聞こえるようになった場合は、パソコンの内部パーツに不具合が生じている場合があります。
VAIOの修理相談窓口に相談するか、民間の修理専門業者に依頼して内部パーツの交換を行うとよいでしょう。
修理の過程でパソコンのデータが消えてしまう可能性もありますので、修理に出す前にデータのバックアップを取るようにしてください。
パソコンを購入してから年数が経過している場合は、修理に出すよりも買い替えたほうが安く済むケースがほとんどです。
買い替えることで異音が解消されるだけでなく、ハードディスクの容量が増える場合があります。
不要になったパソコンはVAIOで行っている無料回収を利用するか、パソコン廃棄.comを利用して適切に処分を行ってください。
パソコン廃棄.comでは、データの消去も無料で行っているため、セキュリティ面でも安心です。
VAIOのパソコンから異音がする場合でも、動作には問題がないケースがほとんどです。
ただし、異音によっては何らかの不具合が生じている可能性もあるため、異音の種類によって大切な対処を行いましょう。
また、異音が鳴り続ける場合はハードディスクに大きな負荷がかかっていることも考えられますので、上記で紹介した方法を実践することをおすすめします。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
VAIOのパソコンを使っているうちに、本体が高温になってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
パソコンが熱くなると動作に不具合が生じるだけでなく、故障につながるおそれがあるため注意が必要です。
ここでは、VAIOのパソコンが熱くなる原因と熱から守るための対策を解説しています。
VAIO製品を使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、VAIOのパソコン本体が熱くなる代表的な原因を3つ紹介します。
普段の使い方で当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。
パソコンはファンによって内部の熱を放出し、外の空気を取り込むことで本体を冷却しています。
しかし、ファンがふさがっていると空気の流れが悪くなってしまい、熱がこもって本体の温度上昇につながってしまうため注意してください。
壁とファンがくっついている場合や、物などでふさがれている場合は、パソコンの設置場所を見直しましょう。
パソコンを長期間使用し続けているうちに、ファンにホコリが溜まることがあります。
ホコリがあると内部の熱が放出できなくなるため、パソコンが高温化しやすくなってしまいます。
本体内部にホコリが侵入して故障を引き起こす危険性もありますので、ホコリが溜まらないよう定期的にお手入れを行ってください。
ノートパソコンやデスクパソコンの本体の下に、表面が柔らかいものを敷いている場合も注意が必要です。
柔らかいじゅうたんや座布団などの上に設置すると、パソコンの側面や底にあるファンをふさいでしまったり、熱を十分に放出できなくなったりするおそれがあります。
本体を熱から守るために、パソコンは机や床の上、または専用のスタンドの上に設置するようにしてください。
ノートパソコンの場合、本体だけでなくACアダプターが熱を持ってしまうことがあります。
ACアダプターが熱くなるのは、パソコンに電圧を一定供給する際に負荷がかかることが原因です。
ACアダプターが布などで覆われていたり、直射日光が当たっていたりすると熱がこもって高温化につながってしまうため、できるだけ風通しのよい場所で使用するように心がけましょう。
VAIOのパソコンが熱くなってもすぐに動作に影響を及ぼすわけではありませんが、そのまま放置しておくと非常に危険です。
ここでは、熱を持ったパソコンが引き起こすトラブルを3つ解説します。
熱暴走とは、パソコンが熱くなったことが原因で内部パーツが異常動作を引き起こす現象です。
熱暴走が発生すると、パソコンが突然再起動を繰り返す・画面がブルースクリーンになる・エラーが頻発するといったさまざまなトラブルが引き起こされます。
そのままパソコンを使用し続けると、動作に支障が出るだけでなく、物理的な故障にもつながってしまうため注意してください。
ノートパソコンを使用する際、本体を膝の上に置いたり、手首をキーボードの上に置いたりと直接体に触れる機会が多くなります。
パソコンが熱くなった状態で長時間触れていると、低温やけどを起こす可能性があるため注意が必要です。
パソコンが熱くなったら一旦操作を中止し、熱を冷ますことを優先させましょう。
パソコンの発熱を放置しつづけると、バッテリーや内部パーツなどが発火して火災・爆発が起こるおそれがあります。
実際に日本でも、突然ノートパソコンが発火して建物が火事になる事件が起きています。
パソコンが頻繁に熱くなる場合、そのままにせず対処法を検討することが必要です。
上述のとおり、パソコンが熱を持つとさまざまなトラブルの原因につながります。
ここでは、VAIOのパソコンを熱から守るための対策を4つ紹介します。
パソコンはホコリや汚れが溜まると熱を持ちやすくなるため、定期的にお手入れを行うことが大切です。
パソコン本体の汚れは乾いた布で軽く拭き取るか、汚れが取れない場合は精製水などで湿らせてよく絞った布で軽く拭いたあと、乾いた布で水気を取り除いてください。
ファンについても乾いた布でホコリを拭き取るか、専用の掃除機で大きな汚れやホコリを吸い取ってから、綿棒などで細かいホコリを取り除くとよいでしょう。
パソコンが正常に動作する動作保証温度は約50℃とされていますが、直射日光が当たるとパソコンの温度はあっという間に50℃を超えてしまいます。
パソコンの動作不良や物理的故障につながってしまいますので、できるだけ直射日光が当たらない場所で使用するようにしてください。
特に窓際は日差しが強く、冬でも温度が上がりやすいため、カーテンやブラインドなどで直射日光を遮りましょう。
パソコンでは、ファンによって外気を取り込み内部の熱を放出することで、本体の温度をコントロールしています。
しかし、風通しが悪い場所では熱がこもってしまうため、パソコンの使用環境には適していません。
換気が難しい場所で使用する場合は扇風機やサーキュレーターなどで空気を循環させるか、ノートパソコンであれば専用のスタンドを置いて底面から熱を放出できるようにするとよいでしょう。
正しい使い方をしていても、購入から年数が経っていたり、内部パーツが故障していたりすると、数時間パソコンを使用しただけで本体が熱を持ってしまうことがあります。
ファンやコネクタを修理することで改善する場合もありますが、パソコンの分解を伴うため自力での修理は容易ではなく、専門業者に依頼しなければいけません。
修理費用が高額になる場合は、新しい機器へ買い替えることをおすすめします。
不要になったパソコンは、VAIOで行っている無料回収を利用するか、パソコン廃棄.comを利用して処分するとよいでしょう。
とくにパソコン廃棄.comでは段ボールに入れて郵送するだけで簡単に手続きを行えるため、忙しい方でも手軽に利用できます。
この記事では、VAIOのパソコンパソコンが熱いときの原因や、熱から守るための対策について解説しました。
パソコン内部はファンで空気を循環させ続けているものの、直射日光が当たる場所・風通しが悪い場所・温度が高い場所で使用しているとすぐに熱がこもってしまいます。
最悪の場合は事故につながるおそれもあるため、パソコンの高温化が続くようであれば設置場所や使い方を見直すとよいでしょう。
今回の記事もぜひ参考にしてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
VAIOのパソコンを使用しているうちに、動作が重くなって困った経験がある方は少なくないのではないでしょうか。
この記事では、VAIOのパソコンが重いときによくある原因と対処法について解説しています。
VAIOのパソコンを使用している方はぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
ここでは、VAIOのパソコンが重くなる主な原因を5つ解説します。
パソコンが重くてお困りの方は、当てはまるものがないかぜひチェックしてみてください。
一度に大量のファイルやソフトウェアを開いたままパソコンを使用していると、メモリ容量を激しく消費するため注意が必要です。
パソコンでは、メモリの容量が少なくなってくるとデータの一部をハードディスクに退避させようとするため、負荷がかかって本体の動作が重くなってしまいます。
また、画面上に見えていなくても、バックグラウンドでアプリやソフトウェアが稼働している場合があります。
タスクマネージャーなどで起動中となっているものを確認し、不要であれば都度終了させるようにしてください。
特定のソフトウェアが原因でパソコンに負荷がかかり、動作が重くなってしまうことがあります。
タスクマネージャーを起動し、CPU使用率が極端に高いソフトウェアがないか確認してみましょう。
CPUを占有しているソフトウェアを終了させた結果、パソコンの動作が改善した場合、そこに原因があると考えられます。
ただし、ソフトウェアによってはパソコンの正常に影響を及ぼすことがあるため注意してください。
ウイルスチェックが実行されていると、一時的にパソコンにかかる負荷が高くなり、動作が重くなることが考えられます。
ウイルス対策ソフトによっては、特定の時間になると自動的にハードウェアのスキャンが行われる場合があるため、一度設定を見直してみるとよいでしょう。
定期的なウイルスチェックはパソコンを守るために必要ですので、パソコンを触らない時間に自動スキャンを実施するか、手動で行うようにするのがおすすめです。
VAIO解析マネージャーとは、動画・写真・音楽などの解析を自動的に行うVAIO専用ソフトです。
VAIO解析マネージャーには便利な機能が搭載されているものの、稼働中はパソコンに大きな負荷をかけてしまうことがあります。
あまり使用しない場合は、下記の手順に従って機能を無効化しておくとよいでしょう。
【VAIO解析マネージャーを無効化する手順】
設定変更後、インタゲージからVAIO解析マネージャーのアイコンが消えているか確認してください。
Windows Updateとは、パソコンのシステムやセキュリティなどを最新の状態に更新する機能です。
しかし、更新中はパソコンに大きな負荷がかかりやすく、動作が重くなってしまうことがあります。
Windowsの「設定」-「更新とセキュリティ」からWindows Updateの履歴を確認できますので、直近で実施されていないか確認してみましょう。
また、設定画面から「更新の一時停止」を行うことで、Windows Updateを最大35日間停止させることが可能です。
ここでは、VAIOのパソコンが重いときの対処法を8個紹介します。
今すぐできるものもありますので、お困りの際はぜひ実践してみてください。
特に不具合が見られないのにパソコンの動作が重い場合は、まず本体の再起動を試してみるとよいでしょう。
パソコンを再起動することで、メモリがリフレッシュされるため、動作の問題が解消することがあります。
再起動してもパソコンの重さが変わらない場合、別の原因が考えられます。
パソコンにプリンター・LANカード・USBメモリーなどを接続してから動作が重くなった場合、それらの周辺機器に原因があると考えられます。
周辺機器をすべて取り外してから、1つずつ接続し直して動作を確認し、どの機器が影響を及ぼしているか調べるとよいでしょう。
周辺機器に原因がある場合、ドライバーの更新やアップデートプログラムのインストールなどを行うことで不具合が解消されることがあります。
周辺機器の詳しい情報は、メーカーの公式サイトなどで確認してください。
ACアダプターを接続せずバッテリーの電力のみでパソコンを起動している場合、消費電力を抑えるために動作が制御されることがあります。
ACアダプターを接続したうえで、以下の手順に従って電源管理の設定変更を行ってください。
【VAIOのパソコンで電源管理の設定を変更する手順】
ウイルスに感染しているパソコンでは、バックグラウンドで不正プログラムが動作するため、パソコンが何度もフリーズする・勝手に再起動を繰り返すといった現象が起きることがあります。
ウイルス感染が疑われる場合は、被害拡大を防ぐためにすぐにインターネットからパソコンを切り離しましょう。
同時にウイルスチェックを実施し、感染源の特定やウイルスの駆除を行ってください。
パソコンでデータの保存を繰り返していると、ハードディスクの領域内に隙間が生まれてしまい、ファイルへのアクセス時間が長くなることがあります。
この場合、デフラグを行うことによってデータが最適化されるため、パソコンの動作改善が期待できます。
デフラグを実行する際は、以下の手順に従ってパソコンの操作を行ってください。
【VAIOのパソコンでデフラグを実行する手順】
参考:[VAIO_PC] ハードディスクを最適化(デフラグ)する方法
ハードディスクの状況によっては最適化に数時間かかる場合があるため、パソコンを電源に接続しておくことをおすすめします。
常駐アプリとは、Windowsを立ち上げた際に自動で起動し、常にバックグラウンドで動作しているアプリのことです。
パソコンの利便性を高めるのに役立ちますが、メモリを消費し続けるため、パソコンの動作に影響を与える場合があります。
以下の手順に従って、不要なアプリは起動しないよう設定を変更しておくとよいでしょう。
【常駐アプリを無効化する手順】
参考:[Windows 10] 常駐アプリを終了・停止する方法
電源プランが「省電力」に設定されていると、バッテリーの消費量を抑えるために処理速度が落ちる場合があります。
以下の手順に従って、電源プランの設定変更を行ってください。
【電源プランの設定を変更する手順】
ただし、電源プランを「省電力」以外に設定すると、バッテリーの駆動時間が短くなったり、パソコンが熱を持ちやすくなったりするため注意してください。
ファンの動作モードが「静かさ優先」に設定されていると、他のモードと比べてパソコンの処理速度が落ちる場合があります。
「VAIOの設定」メニューから動作モードを変更できるため、以下の手順に従って設定を変更してください。
【CPUとファンの動作モードを変更する手順】
ここまで紹介した対処法を試しても動作が改善しない場合や、パソコンを購入してから年数が経っている場合は、本体に何らかの不具合が生じている可能性があります。
この際、修理に出すよりも新しいパソコンへ買い替えたほうが安く済むケースがほとんどです。
VAIO株式会社では不要になったVAIO製パソコンの無料回収を行っているため、パソコンリサイクル受付センターに申し込みを行いましょう。
ただし、VAIO製であってもパソコン以外の機器は受け付けていないため注意してください。
不用品もまとめて処分したい場合は、パソコン廃棄.comを利用するのがおすすめです。
パソコン廃棄.comでは、パソコンだけなくプリンター・スキャナー・周辺機器などについてもメーカー問わず無料で回収を行っています。
データの消去もあわせて実施しているため、セキュリティ面でも安心です。
パソコンが重いときは本体の故障を疑ってしまいやすいですが、実際は何らかの設定や周辺機器が動作に影響を及ぼしているケースがほとんどです。
使っていないアプリやソフトウェアはすべて終了させたうえで、この記事で紹介した設定を見直してみるとよいでしょう。
万が一パソコンが故障している場合は、修理に出すよりも新しい機器へ買い替えることをおすすめします。
今回の記事もぜひ参考にしてくださいね。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
NECのパソコンを長期間使っていると、パソコンの動きが重く、作業しづらく感じることがあります。パソコンが重くなる原因は、パソコンのスペック不足やハードディスクの不調、メモリ不足などが挙げられます。
パソコンが重い場合は、簡単な対処法で改善する場合もあります。修理に出す前に、自分でできる対処法を試してみてください。
この記事では、パソコンが重くなる原因と対処法を解説しています。紹介している方法を実行すれば、重いパソコンもサクサク快適に動作するようになる可能性があります。ぜひ、参考にしてください。
【この記事でわかること】
NECのパソコンが重くなる原因は、主に以下があります。
NECのパソコンが重くなる原因には、経年劣化やメンテナンス不足から来るものもあります。それぞれの原因について、詳しく解説していきます。
パソコンが重くなると完全にフリーズして、動作しなくなる場合もあります。NECのパソコンがフリーズする場合の対処法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
NECのパソコンがフリーズした場合の対処法!強制終了する方法も解説>>
NECのパソコンが重い場合は、メモリ不足が原因になっている可能性があります。パソコンのメモリは、頻繁に使用するデータを仮置する役割があり、メモリが大きいほどパソコンの処理速度は高速になります。
メモリが不足するとメモリにデータを一時的に置けなくなるため、かわりにストレージにデータを保存します。ストレージにアクセスする回数が増えるためパソコンが重くなるのです。
パソコンのメモリ不足は、パソコンに搭載しているメモリがそもそも少ない場合と、使用しているソフトがメモリを大量に使用している場合に起こります。
パソコンが重い場合、原因はハードディスクの不調であることがほとんどです。内蔵HDDが故障したり、経年劣化している場合は、パソコンが重くなります。
ハードディスクから異音がしたり、ずっと動いている場合は、ハードディスクになんらかの不調が起こっている状態です。ハードディスクが不調の場合は、放っておくと状態が悪化して、ハードディスク内のデータも失ってしまいます。
できるだけ早くデータを取り出し、ハードディスクを交換しましょう。ハードディスクの寿命は3~5年と言われており、完全に故障するとデータの取り出しが難しくなります。
パソコンは、何もしていなくてもバックグラウンドで常駐アプリが動作しています。複数のアプリが起動しているとメモリ容量を圧迫し、パソコンが重くなります。
何もしていないのにパソコンが重い場合は、常駐プログラムを確認しましょう。起動しているアプリを確認し、必要がないものはタスクを終了しましょう。
アプリの動作状況がわからない場合は、「設定」から確認できます。プライバシーを選択すると、バックグラウンドアプリの項目から、バックグラウンドアプリの一覧を確認できます。
バックグラウンドアプリの一覧から、不要なアプリを選択しオフにしましょう。その際、すべてのバックグラウンドアプリをオフにすると、必要な機能まで停止する可能性があるため、不要なアプリだけを確認する必要があります。バックグラウンドアプリを終了すると消費電力の節約効果もあります。
ウイルス感染すると、パソコンの動きが重くなります。ウイルスの感染経路はさまざまで、怪しいサイトをクリックする、怪しいメールの添付ファイルを開く、信頼できないサイトで配布されているソフトをインストールするだけでなく、USBメモリやネットワークのファイル共有などでも感染する可能性もあります。ウイルス感染を確認するには、ウイルススキャンを実行しましょう。
パソコンは内部に熱がこもりやすく、ファンによって排熱処理をしています。しかし、内部にホコリがたまる、ファンの故障などで排熱処理ができなくなると、パソコン内部に熱が蓄積します。
パソコンは熱くなりすぎると熱暴走を起こし、正常に動作しなくなります。日頃からパソコンの通気口を清掃する、パソコンの周りに物を置かないなど排熱しやすい環境でパソコンを使いましょう。
Windowsを長期間更新していない場合は、更新プログラムがたまっている可能性があります。Windows Updateは通常自動で実行されますが、手動にしている場合は、実行されていないことがあります。
Windows Updateを実行すると、脆弱なプログラムや不具合が改善されるため、常に最新の状態にしておくことが大切です。
パソコンに不調がないにもかかわらず重い場合は、そもそも作業内容に対してパソコンのスペックが不足している可能性があります。
パソコンはスペックによって、同時に扱えるデータ量が異なります。使用するソフトによっては動作要件として最低限必要なスペックが設定されています。高いスペックが求められるソフトを起動する場合などで、パソコンのスペックが足りない場合はパソコンの動作が重くなる場合があります。
またパソコンは、使用しているうちにソフトのアップデートで機能追加されると、これまでよりも高いスペックが必要になることもあります。スペック不足により、新しいバージョンに更新できない場合は、元のバージョンのまま使用する方法もあります。
以上のようにNECのパソコンが重い原因は、さまざまです。次章からは、NECのパソコンが重い場合の対処法を紹介します。
NECのパソコンが重くて動きが悪い場合は、メモリ不足やハードディスクの不調、熱暴走など、さまざまな原因が考えられます。
ここからは、パソコンが重い、動きが悪いと感じた場合にできる対策を紹介します。パソコンが重い場合は簡単な対策で改善する場合もあるため、紹介する方法をぜひ試してください。
複数のページを開いたり、複数のアプリを起動したりすると、パソコンのメモリ容量がどんどん圧迫されます。メモリ不足になると、パソコンはすぐに重くなります。
NECのパソコンが重いと感じたら、まずは開いているページやアプリを確認して不要なものを終了しましょう。不要なページやアプリを終了するだけでメモリ容量に空きができて、動作が軽くなります。
NECのパソコンの視覚効果とは、ウィンドウの下に影をつけて立体的に見せるなどの画面表示やアニメーション表示の有無を好みの設定に変更できる機能のことです。画面がわかりやすく好みのデザインにできますが、パソコンが重くなる原因にもなります。
視覚効果を無効にすると画面表示のデザインが簡素になるため、パソコンに負荷がかからず動きが速くなります。Windows11で、視覚効果を無効にする方法を紹介します。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11で視覚効果の設定を変更する方法
以上で完了です。変更した視覚効果の設定は、いつでも元に戻せますが、一部壁紙などの設定は変更前の状態に戻らないことがあります。
まずは、本当にメモリ不足でパソコンが重いのかを、タスクマネージャーで確認します。タスクマネージャーのメモリを確認し、メモリ使用量が100%に近いほどメモリ不足の状態です。
さらに、タスクマネージャーでは、メモリ使用量が多い順にプロセスを並べ替えることも可能で、メモリ消費量の多いプロセスを終了すれば、メモリ不足を解消できます。消費量の多いプロセス名を右クリックし、タスクの終了オプションをクリックして終了させましょう。
他にもパソコンのメモリ不足を解消するには、使用していないプログラムをこまめに終了する、不要なアプリアンインストールする、仮想メモリを増やすなども有効な方法です。
あらゆる方法を試しても、メモリ不足が解消しない場合は増設も可能です。パソコンのメモリは、自分で増設する方法と修理業者に依頼する方法があります。メモリを増設すると、メモリ容量が増えるため、処理速度が高速になります。
パソコンが重い場合は、再起動すると動きが改善する可能性があります。再起動は、パソコンの動作が不安定になっている場合にパソコンの状態を保持せず起動するためです。
マウス操作ができる場合は、通常通りスタートボタンから電源を選び、再起動を選択します。キーボード操作だけができる場合は、ショートカットキーで再起動しましょう。
【ショートカットキー】で再起動する場合
次の方法でも、再起動できます。
これらの方法でも再起動できない場合は、サインアウトすることで、再起動できる場合があります。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でパソコンを再起動する方法
以上で終了です。再起動したら、パソコンの動きを確認しましょう。
パソコンを長時間使用すると、内部に帯電して動きが重くなる場合があります。放電すれば帯電による不具合が解消されます。
NECのパソコンは、機種によって放電方法が異なります。使用している機種を確認し、放電を実行しましょう。
【デスクトップパソコンまたはバッテリを取り外せるノートパソコンの場合】
【バッテリを取り外せない機種の場合】
バッテリーを取り外せない以下の機種の機種は、放電の方法が異なります。
【LAVIE Note Standard、LAVIE Note NEXT、LAVIE Hybrid Fristaの場合】
【LAVIE Hybrid ZERO、LAVIE Note Mobile(2017年2月以降発表機種)の場合】
【LAVIE Direct NS(A)[Note Standard](NEC Direct販売モデル)の場合】
参考:NEC LAVIE公式サイト パソコンで放電処置を行う方法
以上で放電は終了です。パソコンの電源を入れ、動作を確認しましょう。
Windowsのシステムに不具合が起こると、パソコンが重くなる場合があります。Windows Updateを実行することで不具合が修正できます。
Windows Updateはインストールするプログラムや環境によって時間がかかることがあるため、時間に余裕があるときに実行しましょう。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11のWindows Updateを手動で行う方法
以上でWindowsが最新の状態になります。「更新の履歴」を確認すれば、更新プログラムが正常にインストールされていることを確認できます。パソコンを再起動して、動きを確認しましょう。
スタートアップアプリは、パソコンを起動すると同時に起動するプログラムのこと。主にウイルスからパソコンを守るセキュリティソフトやパソコンの利便性を向上するユーティリティソフトなどがあります。
長期間パソコンを使用していると、知らず知らずのうちに複数のスタートアップアプリが登録されていることがあります。使用頻度が低いプログラムは、スタートアップアプリから外しましょう。スタートアップアプリを減らすほどWindowsの起動が速くなるため、不要なアプリをできるだけ外していきましょう。
Windows11でスタートアップアプリを無効にするには、タスクマネージャーを使用します。タスクマネージャーを使用すれば、パソコンが重い原因になっているアプリを特定も可能です。スタートアップアプリの中には、セキュリティソフトなど停止できない物もあるため、不要なものだけを無効にしましょう。スタートアップアプリを無効にするには、以下の手順を確認してください。
以上で、すべてのスタートアップアプリが無効になりました。次に、問題となっているアプリを特定します。
6~10を繰り返し、パソコンの状態を確認します。特定のソフトを有効にしたときにパソコンが重くなる場合は、そのソフトがパソコンが重い原因です。使用しないソフトの場合は、無効にするか、アンインストールしましょう。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11で問題のある常駐ソフトを特定する方法
WindowsOSでは、消費電力と性能のバランスをとるために「電源プラン」を選べます。
デフォルトの設定では、「バランス」に設定されており、「バランス」ではそこそこの性能を維持しつつ消費電力を少なく抑えられます。
パソコンの消費電力を抑えたい場合は、節電を優先して「バランス」を選択するのもいいのですが、パソコンが重い場合は電源プランのパフォーマンスを上げるために「高パフォーマンス」を選びましょう。Windows11での電源プランの変更手順は、以下の通りです。
NECのパソコンには、デフォルトで「ECOモード設定ツール」がプリインストールされています。通常のパソコンとは異なり、「ECOモード」「LAVIE」などの記載があり「高パフォーマンス」が表示していない場合があります。
「高パフォーマンス」が電源プランに表示されない場合は、電源プランの作成を選択すると電源プランの一覧が出てきます。「高パフォーマンス」にチェックを入れ、「カスタムプラン名」を高パフォーマンスに名前を変更します。
パソコンを長期間使用していると、ハードディスク内に一時的に作成されるファイルや不要なファイルが蓄積し、ハードディスク容量を圧迫することがあります。ハードディスクがいっぱいになると、パソコンの動作も重くなります。ディスククリーンアップやストレージセンサーを利用すると、ハードディスク内の不要なファイルを削除し、ハードディスクの空き容量を増やせます。
【ディスククリーンアップの実行方法】
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でディスククリーンアップを実行してディスクの空き領域を増やす方法
Windows11の場合は、Windows10から新しく搭載された機能「ストレージセンサー」の活用もおすすめです。
ストレージセンサーは、一時ファイルやゴミ箱にあるファイルを定期的に自動で削除しディスクの空き容量を増やす機能。設定しておけば、手間もかかりません。
【ストレージセンサーの設定方法】
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11のストレージセンサーでハードディスクの空き容量を増やす方法
初期設定ではオフになっているため、必要であれば設定しましょう。
「ストレージセンサー」を手動で実行したい場合は、「今すぐストレージ センサーを実行する」をクリックすると、すぐに不要ファイルを削除しディスクの空き容量を増やせます。
パソコンのストレージで保存されるデータは、使用していくうちに分断されてあちこちに散らばり保存されます。デフラグとは、散らばっているデータの断片化を解消しファイルを整理することです。デフラグを実行することで、ストレージ内が整理され、動きが改善される可能性があります。
Windows11のデフラグの手順は、以下のとおりです。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でハードディスクのデフラグ(最適化)を行う方法
デフラグはパソコンに負荷がかかる作業です。デフラグを実行する前には、起動しているプログラムをすべて終了し、実行中は他の作業をしないでください。
デフラグを実行しすぎると、ストレージに負荷がかかり寿命を縮めてしまう場合があります。デフラグは、2ヶ月に1回程度の実施がおすすめです。
作業中に急にパソコンが重くなった場合は、ウイルス感染の可能性もあります。Windows7以降のパソコンには、「Windows Defender」が標準搭載されているため、ウイルススキャンを実行しましょう。
以上で操作完了です。脅威が見つかった場合は、Windows Updateの「ウイルスと脅威の防止」で必要な操作を行いましょう。
すべての方法を実行してもパソコンが重い状態が解消しない場合は、初期化しましょう。ただし初期化すると、工場出荷状態にパソコンが戻ります。あらゆる方法を試しても改善しない場合の最終手段として実行しましょう。
Windows11は、ハードディスク内のデータを利用して初期化できます。パソコン内のデータは個人用ファイルを残す方法と、すべて削除する方法を選べますが、念のため事前に必要なデータのバックアップを取っておくのがおすすめです。
パソコンに後からインストールしたアプリやプログラムは、すべて削除されます。以下の手順で初期化しましょう。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でハードディスク内のデータを使用して再セットアップを行う方法
手順9でアプリを復元しないを選択した場合は、リセットの際に削除するアプリを確認できます。パソコンにプレインストールされているアプリが不要な場合は、内容を確認して「いいえ」を選択しましょう。
NECのパソコンの初期化に関しては、下記記事でも詳しく紹介しています。
NECのパソコンを初期化する方法は?できない場合の対処法も紹介>>
NECのパソコンが重い原因は、経年劣化によるものもあります。あらゆる方法を試しても、状態が改善しない場合はパソコンが寿命を迎えていることが考えられます。
例えば、パソコンのハードディスクの寿命は3~5年程度。そのため5年程度使用しているパソコンの場合は、修理するよりも買い替えた方が良い場合もあります。メーカー保証なども切れていることが多く、買い替えた方が快適になることもあります。修理と買い替えの両方を確認し、最適な方法を検討しましょう。
パソコンを買い替えた場合は、処分が必要です。古いパソコンはパソコン廃棄.comで、処分できます。段ボール箱にパソコンを詰めて着払いで発送するだけで、無料でパソコンを処分可能。パソコン内のデータも無料で安全に消去してくれるため、手間なく処分できます。
NECのパソコンが重い原因は、メモリ不足やハードディスクの不調などがあります。パソコンを長年使っていると不要なデータが蓄積し、メモリ不足やスペック不足によってパソコンが重くなることがあります。その場合はデータ整理をするなどの簡単な対策で、改善する可能性も高いでしょう。
パソコンが重い原因がハードディスクが不調の場合は、修理や交換もできますが寿命の場合はパソコンの買い替えも検討しましょう。パソコンを買い替えたら、パソコンの処分が必要です。
パソコンを処分するならパソコン廃棄.comがおすすめ。事前連絡不要で、無料で処分できます。パソコンの処分に困ったら、ぜひ利用してください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
NECのパソコンを起動しようとすると「画面が真っ暗で動かない」、「うっすら文字は出るのにそこから進まない」などで困ったことはありませんか?
NECのパソコンの画面が真っ暗になる原因は、電源やモニターの不具合、Windowsの設定の問題など、さまざまなことが挙げられます。
NECのパソコンの画面が真っ暗になると、故障だと思うかもしれませんが、実は簡単な対処法で直ることも。
この記事では、NECのパソコンの画面が真っ暗になったときの対処法を紹介します。うっすら文字が出る場合も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【この記事でわかること】
NECのパソコンの画面が真っ暗な場合、同じように感じても異なる症状が起こっていることがあります。まずは、パソコンの症状を確認してみましょう。
症状によって、考えられる原因が異なるため、症状別に考えられる原因を紹介します。ただし、パソコンの不具合は複数の原因が重なり、起こっている場合もあります。まずは、パソコンの画面が真っ暗になる原因をすべて確認してみてください。
パソコンを起動すると、NECのロゴが表示された後に真っ暗になることがあります。
ロゴ表示後に真っ暗になり起動しない場合は、ハードディスク内の起動に関するプログラムや内部パーツが不具合を起こしていることが原因として考えられます。他にも、起動する際の設定や、周辺機器による影響などが原因となっている可能性が高いでしょう。
パソコンの画面が真っ暗でNECのロゴだけでなく、何も表示されない場合は、電力不足の可能性があります。電力不足の場合は、電源をケーブルに接続すると改善します。バッテリーの不具合やACアダプターの故障が起きている場合もあるため、ケーブルなども確認しましょう。
電力不足ではない場合で、パソコンの起動時や使用中に画面が真っ暗になる場合は、Windowsの設定やケーブルの接続状況、周辺機器の影響などの原因も考えられます。
パソコンが起動しているのに画面が真っ暗な場合は、モニターの故障やケーブルの不具合、省電力機能がオンになっていることがあります。また、Windows Update実行中の場合は、アップデートに時間がかかっているだけの可能性もあるため、しばらく待ってみるのも良い方法です。
パソコンの電源を押しても、電源ランプがつかない場合やファンの音などもしない場合は、起動していない可能性があります。
画面にNECのロゴも表示されない場合は、電力不足や内蔵ハードディスクやメモリ、電源周り、マザーボードの故障、システムファイルやBIOSの破損などが考えられます。この場合は、再起動や電源の抜き差しで改善する可能性があります。
NECのパソコンの画面がうっすらと表示される場合は、ディスクやディスプレイドライバーの不具合が原因になっている可能性があります。
ディスプレイの輝度の調整やBIOSの設定の確認などで、画面が表示される可能性があります。NECのパソコンの一部には、「彩り(プラス)の設定」で画面の明るさを調整できます。画面が暗い場合やうっすらと表示される場合は、設定を初期状態に戻してみましょう。
以上のとおり、NECのパソコンが真っ暗になる原因はさまざまです。そこで、次からは簡単にできる対処法から順番に紹介していきます。
NECのパソコンが真っ暗になる原因はさまざまです。まずは、症状に合わせた対処法を実行してみましょう。それでも画面が表示されない場合は、別の方法も試してみるのがおすすめです。パソコンの強制終了や初期化は、最終手段と考え、できることから試してみましょう。
NECのロゴが表示されてそこから進まない場合は、うまく起動できていない状態です。
パソコンは、CDやDVD、USBメモリなどのメディアがドライブに挿入されたまま起動すると、エラーが起こりうまく起動しないことがあります。
パソコンにメディアが挿入されている場合は、メディアを取り出してから、パソコンを再起動しましょう。その後、正常に起動して画面が表示されることを確認してください。
画面が真っ暗で何も表示されない場合は、電力不足の可能性もあります。
デスクトップパソコンの場合は、電源コードが接続されていることを確認しましょう。電源ケーブルを一度抜き、接続部に汚れや破損があれば交換や掃除をして汚れを取るなどの対処をしましょう。
たこ足配線になっている場合は、電圧が下がりパソコンの動作が不安定になる場合があります。その場合は、パソコンの電源ケーブルを壁のコンセントに直接挿し込んでください。
ノートパソコンの場合は、バッテリーの状態を確認してください。バッテリー残量が少ない場合やバッテリーパックが正しく取り付けられていない場合、画面が真っ暗になっている可能性があります。バッテリー残量が少ない場合は、ACアダプターを接続する、またはバッテリーを充電してから起動しなおしましょう。バッテリーパックが正しく取り付けられていない場合は、正しく取り付けなおしてから起動しなおしましょう。
パソコンとモニターが別の機種の場合は、いったん電源を切り、モニターの電源を入れてからパソコン本体の電源を入れなおします。
電源の接続状態を確認して電源を入れなおしたら、電源ランプが点灯していることを確認しましょう。ランプが点灯しない場合は、起動に関するトラブルが起こっている可能性があります。別の対処法を実践しましょう。
NECのパソコンとモニターが一体型パソコンの場合、モニター画面の「画面消灯ボタン」の点滅や点灯していないかを確認してください。
青色に点滅、点灯している場合は、「画面消灯モード」が有効になっています。「画面消灯モード」とは、本体の電源が入ったまま映像や音を消せる機能のことで、パソコンの電源を入れても画面が表示されません。
もう一度、画面消灯ボタンを押すと「画面消灯モード」がオフになります。画面が表示されることを確認しましょう。
マルチモニター機能によって、パソコンが外部モニターに画面を表示する設定になっているために、パソコン本体の画面が表示されないことがあります。マルチモニター機能とは、複数のモニターに画面を表示できる機能のこと。設定によっては、パソコン本体の画面が表示されなくなります。画面の出力先を元に戻せば、モニターに表示されるようになります。
モニターの出力先を元に戻すには「Windows」キーと「P」キーを同時に押します。画面の左側に、画面の出力先の一覧が表示されるので出力先を選びます。パソコン本体の画面に表示したい場合は「PC画面のみ」を選択しましょう。
別のモニターがある場合は、パソコンを別のモニターに接続しなおしてみましょう。別のモニターで正しく画面が表示される場合は、接続しているモニターが故障している可能性が高いため、モニターの修理や買い替えを検討しましょう。
パソコンの画面が真っ暗でも、カーソルだけ表示されている場合には再起動できる場合があります。再起動できる場合は、以下の手順で再起動しましょう。ただし、アクセスランプが点滅や点灯している、Windows Update直後の場合はしばらく待ってから再起動しましょう。
以上で再起動が完了します。画面が正しく表示されることを確認しましょう。
NECのパソコンに周辺機器を接続していると、起動と同時に機器やドライバープログラムが動作し起動を妨げることがあるため、画面が表示されないことがあります。
USBメモリや外付けハードディスク、プリンターなどの周辺機器をすべて外して、再度パソコンを起動してみましょう。
セーフモードとは、Windowsを必要最低限の構成で起動し、不具合の原因を切り分けできる診断モードのことです。正常に起動しない場合でも、セーフモードでは起動できる場合もあり、緊急時にも使用できます。
セーフモードで問題なく起動できた場合は、パソコンの起動時に自動で起動されるソフトやパソコン購入後に増設した周辺機器が原因の可能性が高くなります。
画面が真っ暗の場合は、パソコンが正常に起動できない状態である可能性が高いため、起動できない状態からセーフモードで起動する方法を実行しましょう。
まずは、パソコンの電源を切り、セーフモードで起動するための画面を表示します。その後は、以下の手順を実行してください。NECのパソコンの場合、発売された時期によって最初の手順が異なります。パソコンの発売時期を確認し、実行しましょう。
【2018年7月~2020年1月発表LAVIE Note Standardの場合】
【2020年1月発表LAVIE First Mobileの場合】
【上記以外の機種の場合】
【次の手順】
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10でWindows(OS)が起動しない状態からセーフモードで起動する方法
以上で操作完了です。セーフモードを終了するには、「スタート」から「電源」マークまたは、「再起動」をクリックしてください。
パソコンを長時間使用すると、内部に帯電することがあります。帯電によって不具合が起こっている場合は、放電することで改善することがあります。NECのパソコンは、機種によって放電方法が異なります。使用している機種を確認し、放電を実行しましょう。
【デスクトップパソコンまたはバッテリを取り外せるノートパソコンの場合】
【バッテリを取り外せない機種の場合】
バッテリーを取り外せない以下の機種の機種は、放電の方法が異なります。
【LAVIE Note Standard、LAVIE Note NEXT、LAVIE Hybrid Fristaの場合】
【LAVIE Hybrid ZERO、LAVIE Note Mobile(2017年2月以降発表機種)の場合】
【LAVIE Direct NS(A)[Note Standard](NEC Direct販売モデル)の場合】
参考:NEC LAVIE公式サイト パソコンで放電処置を行う方法
以上で放電は終了です。パソコンの電源を入れた後に、画面が真っ暗にならないことを確認しましょう。
スタートアップ修復は、パソコンを起動した際に起こる問題を診断し、問題がある場合は自動で修復してくれる機能です。NECのロゴ表示後に真っ暗になる場合は、起動に問題が生じている可能性があるため、スタートアップ修復によって問題が改善するかを試しましょう。
まずは、パソコンの電源を切り、スタートアップ修復を実行するための画面を表示します。次に「セーフモードで起動する場合の手順」に従い、NECのロゴ画面まで表示します。以降は、以下の手順で進めます。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10でWindows(OS)が起動しない状態からスタートアップ修復を行う方法
以上で操作は終了です。修復に成功した場合は、正常に起動し画面が表示されます。
システムの復元を実行することで、不具合が起こる前の復元ポイントまでパソコンの状態を戻すことができます。ただし、復元ポイントが作成されていない場合や、ハードディスクの容量が128GB未満の場合は、システムの復元を実行できません。
システムの復元には時間がかかる場合もあるため、時間に余裕をもって実行しましょう。途中でバッテリー切れを防ぐためにも、ノートパソコンを使用している場合は、ACアダプターを接続して実行してください。また、BIOSの設定を変更している場合は、実行前に初期値に戻してください。
まずは、パソコンの電源を切り、システムの復元を実行するための画面を表示します。次に「セーフモードで起動する場合の手順」に従い、NECのロゴ画面まで表示します。以降は、以下の手順で進めます。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 10でWindows(OS)が起動しない状態からシステムの復元を行う方法
システムが以前の状態に戻り、画面が正常に表示されることを確認しましょう。
これまでの紹介した方法を試しても、NECのパソコン画面が真っ暗のままの場合は、初期化もおすすめです。
パソコンを初期化すると、工場出荷状態に戻るため不具合も解消する可能性が高いです。ただし、パソコン内のデータや後からインストールしたソフトやアプリ、ログインIDやパスワードなどは削除されます。初期化する前には、データのバックアップを取リ、必要な情報をメモしておきましょう。
周辺機器が接続されている場合はすべて取り外します。初期化中に電源が切れないように、ノートパソコンの場合はACアダプターを接続してから実行しましょう。
参考: NEC LAVIE公式サイト Windows 11でハードディスク内のデータを使用して再セットアップを行う方法
個人用ファイルを保持すると個人用ファイルのデータを残して初期化できます。「プレインストールされたアプリを復元しますか?」で「はい」を選択すると、NECのパソコンに最初からインストールされていたアプリを復元できます。
「すべて削除する」を選ぶと、パソコン内のデータはすべて削除されます。さらに「データのクリーニングを実行しますか?」で「はい」を選択すると、ドライブのクリーンアップも実行されます。
初期化が完了したらパソコンを起動し、画面が正しく表示されることを確認しましょう。
パソコンは画面が完全に真っ暗ではなく、うっすら文字が表示されて画面が見にくいトラブルが起こることもあります。
画面が真っ暗な場合の対処法と同様に、再起動や放電、システムの復元が有効な場合もありますが、別の対処法が必要な場合もあります。ここからは画面がうっすら表示される場合の対処法を5つ紹介します。
輝度とは、パソコンの画面の明るさのことです。明るさを低く設定すると消費電力を抑えられます。しかし輝度が低すぎると、画面がうっすら表示され、見にくい場合があります。以下の手順で、輝度を調整して真っ暗な画面が改善するかを試してみましょう。
【ディスプレイの設定から画面の明るさを変更する方法】
【 アクションセンターから画面の明るさを変更する方法】
明るさ調整のつまみは、左に動かすと画面が暗くなり、右に動かすと明るくなります。つまみを右に動かし、画面がくっきりと表示されるかを確認してください。
ノートパソコンの場合は、液晶ディスプレイの様子を見ながら開閉し、画面の表示状態が変化するかを確認します。
開閉によって表示状態が変化する場合は、マザーボードとディスプレイを接続する配線に不具合が起こっている可能性があります。表示状態が変化しない場合は、BIOS設定画面で表示状態を確認する必要があります。
BIOSとは、コンピューターの根幹となるプログラムで、ハードウェアの管理と制御を行うプログラムのことです。BIOSのユーティリティ画面が正常に表示される場合は、パソコン本体やディスプレイに不具合はないため、BIOSを初期化する必要はありません。
ユーティリティ画面でもうっすら表示される場合は、パソコン本体や周辺機器に不具合がある可能性が高く、BIOSを初期化することで改善する場合があります。
ディスプレイが故障している場合は、BIOSの初期化を実行しても改善しない可能性もあります。ディスプレイやパソコン本体が故障している場合は、修理も検討しましょう。
NECのパソコンの一部の機種には、「彩りの設定」または「彩りプラスの設定」がプリインストールされています。これらは、SmartVisionやWindows Media Playerなど特定のアプリで動画を再生する場合に、自動で明るさを調整する機能です。
画面がうっすらとしか表示されない場合は、「彩り(プラス)の設定」を初期値に戻すことで改善する可能性があります。
参考:NEC LAVIE公式サイト パソコンにプリインストールされている「彩り(プラス)の設定」を購入時の設定に戻す方法
以上の操作で、「彩り(プラス)の設定」が購入時の状態に戻ります。画面の状態が改善されているかを確認しましょう。
パソコン画面を表示するためのデバイスドライバーの破損や、使用しているWindowsのバージョンに対応していないことが原因で、画面がうっすらとしか表示されないことがあります。
使用しているデバイスドライバーをいったん削除し、最新のドライバーをインストールしなおせば、改善する可能性があります。デバイスドライバーは、デバイスマネージャーから削除できます。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でドライバーを削除する方法
パソコンを再起動すれば、パソコンに内蔵されているドライバーは自動的に再インストールされ、デバイスマネージャーに表示されます。パソコン内にドライバーがない場合は、インターネットで検索し、最新のドライバーをインストールし直しましょう。
ここまでで紹介した方法をすべて試しても直らない場合は、パソコンが故障している可能性が高いです。修理や買い替えを検討しましょう。
パソコンを修理するなら、NECまたはパソコンを購入した販売店で修理を依頼しましょう。
NECのパソコンのメーカー保証は、購入から1年。純正のディスプレイも保証の対象となっています。1年では不安な場合は、有料で保証期間を延長することも可能。オプション費用は10,450円~で、3~5年間に保証期間を延長できます。保証期間内の場合は特に、メーカーや販売店で修理するのがおすすめです。
パソコンを購入から5年以上経過すると、パソコンのメーカー保証もなくなります。パソコンの寿命は3~5年程度と言われているため、購入から3~5年程度経っている場合は買い替えも検討しましょう。パソコンが故障すると、データの取り出しも難しくなるため、完全に故障する前の買い替えがおすすめです。
パソコンを買い替えたら、古いパソコンは処分が必要。古いパソコンはパソコン廃棄.comを利用すれば、無料で処分可能です。事前連絡不要で、段ボール箱に詰めて送るだけと利用方法も簡単。専門のスタッフがデータ消去も行うため、安心です。パソコンと同じ箱に入れれば、壊れたモニターも一緒に処分できることもメリットです。
NECのパソコン画面が真っ暗で表示されない場合でも、パソコンが故障しているとは限りません。電源が切れている、ケーブルが接続できていない可能性もあるため、落ち着いて電源を確認しましょう。
その他にも、NECのパソコンの画面が表示されない原因はさまざまです。簡単な対処法で直る可能性もあるため、慌てず紹介している方法を実行してみてください。
あらゆる対処法を試しても画面が表示されない場合は、パソコンが故障している可能性もあります。その場合はパソコンの修理や買い替えを検討しましょう。
パソコン廃棄.comでは古くなったパソコンを無料で処分できます。パソコンの処分に困ったら、利用を検討してください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。
パソコンに不具合が起こった場合に、有効な手段の1つが初期化。パソコンを初期化すれば、重いパソコンやフリーズしたパソコン、ウイルス感染なども改善する可能性があります。
また、パソコンを売却したり、処分したりする場合にもパソコン内のデータを消去するために、初期化が必要な場合もあります。
この記事では、NECのパソコンを初期化する方法を紹介します。初期化する場合の注意点やできない場合の対処法も解説しますので、NECのパソコンを使っていて困った場合は参考にしてください。
【この記事でわかること】
パソコンの初期化とは、パソコンを工場出荷状態に戻すこと。リカバリーや再セットアップとも言います。初期化すると、後からインストールしたソフト、保存しているデータ、カスタマイズした設定や、ウイルス感染している場合は、ウイルスまでも消えてしまいます。
パソコンは初期化するとデータや設定がすべて失われるため、一度初期化すると後戻りできません。NECのパソコンを初期化する前に、初期化以外の方法がないか、初期化によって不具合が解消する可能性があるのかをしっかり見極めましょう。
パソコンを初期化するのは最終手段と考え、まずは他の方法を試しましょう。パソコンに不具合が起きている場合は、ハードディスク内のデータ整理やWindows Updateなど、パソコンを初期化する前にできることがあります。
ウイルス感染の可能性があるならウイルススキャンを実行するのも、方法のうちの1つ。ウイルスを駆除すれば、不具合が改善する可能性があります。
また、ハードディスクや基盤などに故障がないことも確認が必要です。ハードディスクや基盤など物理的な故障があれば、いくらパソコンを初期化しても不具合は解消しません。ハードディスクが故障している場合は、初期化の途中でフリーズする可能性もあるため、物理的な故障がある場合は、メーカーや購入した販売店で修理の相談をしましょう。
パソコンを初期化するとデータがすべて失われるため、初期化する前にはデータのバックアップを取りましょう。
パソコンがフリーズした、起動できないなど、データのバックアップが取れない場合を除いてはできる限りデータのバックアップを取ってから初期化するのがおすすめです。
ハードディスクの故障が疑われる場合は、無理にデータのバックアップを取るためにハードディスクを動かすと致命的な故障に繋がる可能性があります。無理にバックアップを取らないようにしましょう。
ドキュメントやデスクトップ、メールのデータ、お気に入りなど、必要なデータが残っていないかを確認しましょう。
NECのパソコンは基本的に取扱説明書を参考に、初期化を実行するのがおすすめです。NECでは「初期化」や「再セットアップ」として記載されており、初期化の方法や手順が記載されています。取扱説明書がない場合は、オンラインでも確認できます。
再セットアップディスクはリカバリーディスクとも言い、パソコンを初期化した後、再セットアップする際に必要です。Windowsの場合は、インターネット上でダウンロードして再インストールもできます。初期化後に、再インストールできるようにあらかじめ用意しておきましょう。
NECのパソコンを初期化する場合に「すべて削除する」を選択すると、すべての設定も初期化されます。
後からインストールしたアプリやソフトも、初期化するとすべて消去されます。アプリやソフトに保存された設定やID、パスワードなども消去されるため、必要な情報をメモしておきましょう。無線LANのネットワーク名やパスワード、メールアドレスなども同様です。
また、Windowsを再セットアップする際には、Microsoftへのログインが求められます。IDとパスワードがわからない場合は、初期化する前に確認しておきましょう。Officeがプレインストールされていた場合は、プロダクトキーも必要です。
NECのパソコンに接続している周辺機器は、あらかじめ取り外します。周辺機器を取り付けたまま初期化を実行すると、デバイスドライバーに関連する不具合が起こり、初期化が失敗する可能性があるためです。
周辺機器とは外付けハードディスクやスピーカー、プリンターなどの機器類や、増設したパーツなどのこと。また、LANケーブルも取り外してください。ただし、マウスやキーボードは初期化の操作で必要になる場合があるため、接続したままでも問題ありません。
OSのバージョンが古いまま初期化すると、エラーが起こる可能性があります。あらかじめWindows Updateを実行しておきましょう。自動でアップデートを実行している場合でも、念のためにWindowsが最新の状態であることを確認しておくとトラブルも起こりにくいでしょう。「設定」の「更新とセキュリティ」の項目から「Windows Update」のウインドウを開くと、最新のバージョンであるかを確認できます。
初期化中に充電が切れてしまうと、初期化できない可能性があります。最悪の場合は、NECのパソコンが故障する可能性も。
特にLAVIEなどのノートパソコンの場合は、途中でバッテリー切れになると初期化できなくなるため、ACアダプターや電源コードに接続したまま初期化することをおすすめします。
またパソコン内のデータによって初期化には、時間がかかることがあります。初期化は途中で中断できないため、充分な時間を確保して実行しましょう。
NECのパソコンは、Windowsの機能や、再セットアップメディアを利用して簡単に初期化できます。ここでは、Windows11のNECのパソコンを初期化する方法を紹介します。
Windowsの回復機能に、「このPCをリセット」があります。「このPCをリセット」では、ハードディスク内にある専用のデータを使用してパソコンを初期化できます。
パソコン内のデータは個人用ファイルを残す方法と、すべて削除する方法を選べますが、パソコンに後からインストールしたアプリやプログラムは削除され、初期設定に戻ります。
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11でハードディスク内のデータを使用して再セットアップを行う方法
以上でパソコンの初期化は完了です。
手順6で「すべて削除する」を選ぶと、「個人用ファイルを保持する」よりも時間がかかります。パソコンを売却する場合や処分する場合は、すべて削除するを選びましょう。
手順9でアプリを復元しないを選択した場合は、リセットの際に削除するアプリを確認できます。パソコンにプレインストールされているアプリが不要な場合は、内容を確認して「いいえ」を選択しましょう。
ハードディスクの故障や再セットアップ用のデータ破損などによって、ハードディスク内のデータから再セットアップできない場合は、再セットアップメディアから初期化できます。
再セットアップメディアから初期化した場合は、ハードディスク内のCドライブ、Dドライブなどを含めたすべてのデータが消去されます。
ただし、再セットアップ用のメディアは、あらかじめ作成しておく必要があります。Windows11では、あらかじめ用意されている「再セットアップメディア作成ツール」を利用して、再セットアップメディアを作成します。再セットアップメディアは、DVD-RやBD-R、USBメモリで作成できます。
再セットアップメディアから初期化する方法は、以下の通りです。まずは、パソコンに再セットアップメディアをセットしてパソコンの電源を切りましょう。
NECのパソコンの機種によって手順が異なるため、それぞれ紹介します。
【2021年10月~2023年1月1日発表LAVIE Direct N15(S)の場合】
【上記以外の機種の場合】
参考:NEC LAVIE公式サイト Windows 11で再セットアップメディアを使用してパソコンの再セットアップを行う方法
以上で初期化は完了です。
パソコンは、リカバリーディスクなしでも初期化できます。Windowsの機能では、ハードディスク領域にある専用のデータを使い、初期化できるため通常の場合はリカバリーディスク(回復ドライブ)は不要です。
ただし、ハードディスク内のデータが破損している場合や、ハードディスクが故障している場合はディスクなしでは初期化できません。その場合、NECではリカバリーディスクを購入できます。
まず、NECの「メディアオーダーセンター」でリカバリーディスクを購入可能かを問い合わせます。機種によっては再セットアップメディアが購入できない場合もあります。購入できない場合は、NECの電話相談窓口「121コンタクトセンター」へ問い合わせましょう。
NECのパソコンを初期化できない場合は、以下の対処法を試しましょう。
それぞれ順番に解説します。
NECのパソコンが起動しなくなった場合は、下記記事でも対処法を紹介しています。
NECのパソコンが起動しない時はどうすればいい?原因や対処法を詳細解説>>
再セットアップ画面が表示されない場合は、手順が間違っている可能性があります。再セットアップする手順をもう一度確認し、再度再セットアップをやり直しましょう。
ドライブの空き容量が不足していると、初期化できない可能性があります。パソコンを長期間使用していると、不要なファイルが蓄積し、ドライブの容量を圧迫することがあります。
初期化前には、必要なデータのバックアップを取り、不要なファイルや画像は削除して、なるべく容量を空けておきましょう。初期化する前には、空き容量が不足していないか確認してください。
再セットアップ画面が表示されるものの、途中でエラーが出る、パソコンの動きが止まるなどの場合は、周辺機器やメモリなどをすべて取り外してから再セットアップし直しましょう。
再セットアップメディアやディスクは、対応したパソコンのものでなければ利用できません。初期化しようとしているパソコンのディスクであることを、もう一度確認してみましょう。
BIOSとはパソコンを起動したときに最初に起動するプログラムのことで、マウス、キーボード、CPU、メモリなどのハードウェアの管理や制御をします。
BIOSの構成を変更している場合はパソコン本体を初期化する前に、BIOSを初期化する必要があります。BIOSを初期値に戻していなければ、NECのパソコンを初期化できない場合があるため、失敗した場合はBIOSを初期化してからもう一度本体の初期化を実行してみましょう。
参考: NEC LAVIE公式サイト Windows 11でBIOSを初期化する(パソコン購入時の状態に戻す)方法
パソコンは電子機器のため、通常の使用でもパソコン内部には電気がたまります。パソコンの電源ユニットには、パソコンに安定した電力を供給するために電力をためるパーツである、コンデンサが搭載されています。
パソコンを長時間使用していると、コンデンサ周辺に電気がたまり、帯電が起こります。パソコン内部に帯電すると、突然電源が落ちる、画面が真っ暗になる、フリーズするなどの不具合が起こり、初期化できないことがあります。
パソコン内部の電力を放出すれば、初期化できる可能性があります。以下の手順で、パソコンを放電しましょう。
以上で放電が完了します。
Windows標準の「Windows Defender」以外の セキュリティソフトをインストールしている場合は、初期化する前にアンインストールするのがおすすめです。
セキュリティソフトはパソコンを起動すると同時に動作するため、初期化に影響を与えることがあります。セキュリティソフトをインストールしたまま初期化すると、再起動を繰り返したり、Windowsが起動しなくなる場合もあります。初期化できない場合は、以下の手順でセキュリティソフトをアンインストールしましょう。
セキュリティソフトのアンインストールは、コントロールパネルからも可能。コントロールパネルにある「プログラムのアンインストール」をクリックし、不要なセキュリティーソフトをクリックするとアンインストールできます。
NECのパソコンに不具合がある場合に初期化を実行しますが、初期化しても問題が解決しないことがあります。初期化できない場合は、次の方法を試してください。
パソコンを初期化しても問題が解決しない場合は、NECやパソコンを購入した販売店で修理を依頼しましょう。
例えば、ハードディスクや基盤など物理的な故障があれば、パソコンを初期化しても不具合は解消しません。パソコンが物理的に故障している場合は、ハードディスクを交換するなどの修理が必要です。
NECのパソコンを5年以上使用している場合や、トラブルが頻発する場合は、いくら初期化をしても、パソコンの買い替えも検討しましょう。パソコンの寿命は、5年が目安と言われており、徐々に性能が低下していきます。頻繁にフリーズする、勝手に再起動する、ハードディスクから異音がするなどは寿命が近いサインです。
パソコンが寿命の場合に初期化すると、一度は直ったと思っても何度も繰り返す可能性があるため買い替えもおすすめです。
パソコンを買い替えたら古いパソコンの処分も必要ですが、パソコンは簡単に処分できません。パソコンを手軽に処分したいなら、パソコン廃棄.comのような無料のパソコン処分サービスがおすすめです。
不要になったパソコンを、着払いで送るだけで完全無料でパソコンを処分可能。平日と隔週土曜日であれば持ち込みも可能で、事前の連絡も不要です。
データ消去も、もちろん無料。有資格者が総務省のガイドラインに準拠した方法でデータ消去を行うため、安心して依頼できます。
NECのパソコンは、簡単な操作で初期化できます。パソコンを初期化すると不具合が改善する可能性がありますが、データが消えるなどの問題もあるため事前の準備が必要です。
初期化できない場合は、手順を間違えている場合もあるため、もう一度手順やディスクの確認がおすすめです。それでも初期化できない場合は、パソコンの容量を空けたり、BIOSの初期化、セキュリティソフトのアンインストールも試してみましょう。
ハードディスクの故障などがあれば、初期化では解決できず、NECや販売店での修理が必要です。ただし、パソコンを購入してから5年以上経過している場合は買い替えも検討しましょう。
パソコンを買い替えたら、古いパソコンは処分が必要です。パソコン廃棄.comなら、無料で手軽にパソコンを処分可能です。事前連絡やデータ消去の不要のため、処分したいときにいつでも処分できます。不要なパソコンの処分に困ったら、ぜひパソコン廃棄.comを利用してみてください。
監修者/前田 知伸
富士通を経て、リブート㈱代表取締役。パソコンリサイクル業15年目。国内外のIT資格を保有。NHKなど出演実績有り。